テーマ:最近観た映画。(40056)
カテゴリ:映画
『還暦ですが、なにか?』 アメリカ人女性の10人に1人が読むというVOGUE9月号。 編集長のアナ・ウィンターはインタビューに答える。 自分の長所は?「決断力」 弱点は?「子供たち」 目標は?「テニスの上達」 すべて即答するだけあって、まさに決断力がずば抜けている人。 それは言い換えれば、「その後の評価・結果のすべてを受け止める覚悟がある人」。 クリエイティブスタッフから提出される企画案に躊躇なく、瞬時にYES・NOを発する。 「自分の審美眼に世界がついてくる」という絶対的な自信がみえる。 そんな彼女と20年来仕事をともにしているのが、エディターのグレイス。 だれもが認める凄腕エディター。 2007年9月号のVOUGEを観る機会があったら、ぜひ、見てほしいわ~。 840ページの中にあっても、思わず「手がとまる」のがグレイスの担当ページだから。 そんな彼女にも締め切り2~3日前に、アナからダメ出しが グレイスはじめ、スタッフはかなりムカムカ。 「これは?」「それは一度撮影した」「これは?」「それも」「ほかに何を撮れっていうの!」みたいな。 でも今回のダメ出しって、表紙と連動したシエナ・ミラーの イタリア特集の出来がよくなかったからだろうな~と推測する。 アナは何も言わないけれど、 「メインにインパクトがなければ、もうひとつインパクト重視の特集がいる」と。 だって、あのイタリアロケでは傑作が撮れてないだろうな~ってのが、 エディターと巨匠カメラマンのチカラ関係で推測できるもの。 エディター・・・・負けてるから・・・・。 アナはあんなに当初から「カラー」「カラー」っていってたのに。 「赤・黒・白には飽きたのよ」って言ってたのに。 巨匠は「いま、いろんな白に惹かれていてね」って言ってたし。 実際、イタリア特集を見ていた私の脳裏に残っていたのは 「白い銅像の間にたたずむシエナ・ミラー」だけだったし。 ま、結局、最後の最後に撮り直したグレイスのページは傑作となり☆ 本誌全体の構成をみたグレイスがちょっぴりうれしそうに言います。 「あら、わたしの担当ページがやたら多いわね」って。 で、アナのコメント⇒「グレイスは天才よ」。 ふたりの信頼関係がわかるエピソードです。 しかし、なんですね。 私、思うに、アナはSで、グレイスはMですね。 それが、絶妙のコンビネーションを生むのですかね。 どうですか!みなさん
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