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カテゴリ:TA-N88 パワーアンプ レストア
ずいぶん更新が滞っていました。その間にもローパスフィルター後の500KHZクロックが残ってしまう件など色々と調べたり実験していました。その件は追って後ほど・・・
半固定抵抗は元付いていた物を取り外し、抵抗値を測定、新しくつける抵抗もほぼ同じ値を示すように調整した後、はんだ付けします。これは、後に調整を行うのですが、このときとんでもない電流が流れて回路が異常をきたすことが無いようにするためです。結構手間ですが厄介なことになって時間をとられるのはいやですから・・・・(きちんと設計された回路ならば抵抗をどこまで廻してもデバイスが壊れてしまうことは無いはずなんですが、それは補償されたことではありませんので安心を買うわけですね。) 半固定は多回転型の抵抗を使っています。最近は、多くの場合多回転型を使うようにしています。これは調整がやりやすくバックラッシュも少ないことからです。とくにバックラッシュが起きるとぎりぎり追い込んだと思って手を離すと設定値がずれてしまうなんて事を多くの方が経験していると思います。 今回はコパル社CT9Wの18回転型を使いました。半固定はコパルのλ-13のような巻き線型がいいとか、サーメットで十分とかいろいろ言われていますが、いずれにしても使いやすさは多回転型に軍配が上がります。最初のころはコパルのTM-7Pの3回転型も使っていましたが、調整のしやすさは15回転以上のものに分があります。多回転型=サーメットタイプと思いがちですが、κ-9のように巻き線型のものも出ています。入手性に難がありますが・・・
今回は例によってパイロットランプをLEDにしています。もともと麦球がフロントパネルにゴムアダプターでマウントされています。このゴムの先端を少し切ってやると直径3mmのLED(白色LED 白色 SY308SWC 3φ)が、うまくホールドされるようになります。今までラッピングと半田でとまっていたものも新たにコネクターを調達し取り付けましたので、メンテが楽になります。パイロットランプに直列に入っていたR418は取り外し、この基盤穴に定電流ダイオード(石塚電子 E-153)を挿入します。 右側がラッピング端子 ラッピング端子をコネクターに変更 抵抗を定電流ダイオードに変更。このあたり結構すっきりと処理できました。 電源コネクターは2Pタイプのインレットコネクターです。これは3Pインレットへ変更も可能ですが、今回は行いません。個人的には3Pインレットは好きではありません。というか2P・3Pコネクター全般に接触抵抗などの信頼性に疑問があるからです。 コネクターにするのでしたらパワコンと呼ばれる(20Aの大容量の電源コネクター ワンタッチロック機構を装備)コネクターが信頼性を考慮すると良いと思っております。
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Last updated
July 27, 2006 06:34:34 PM
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