自然に産むという美容
今日は、産む美容について話したいと思います。私は去年36歳で高齢出産しました。しかも初産だったのですが、前々から陣痛促進剤や帝王切開がいやで、最初は助産院で産もうかとも思ったんですが、高齢だし何かあった時にやはり不安なので、病院でなるだけ自然に生ませてくれる所を探したのです。そして決めた病院は、手術室どころか分娩台もない病院でした。病院というより、山奥のしゃれたコテージといった雰囲気の木造の館で、3部屋しか入院部屋がないという、小さな産院でした。ここでは、とにかく安静にするな!という事を声高に指導され、妊娠当初から一日3時間のお散歩とスクワット50回を言い渡され、まわりからはずいぶんびっくりされたものでした。しかし、そのかいあってか、ごく自然に出産する事が出来ました。分娩台がないので、四つんばいで、動物らしく産む事が出来ました。陣痛の時分娩台で仰向けになるという事は天に向かって生むような物で、ものすごく不自然で、体に負担な事らしいです。また、仰向けでいきむと力がすべて会陰にかかり、切れてしまうので最初から切開する医者が多いとの事。仰向けにならないと、引力に逆らわず産めるので、切れる事は少なくもちろん切る必要もないそうです。そして、ここでは生まれた瞬間からずっと親子同布団でした。ずっとべったり一緒にいておっぱいを吸わせるので、最初出にくくても、ホルモンがどんどん働いて、とても出るようになります。最初から楽に飲める哺乳瓶をいっさい与えないので、赤ちゃんは頑張って吸います。私にとってこのお産は、本当に快楽でした。そして妊娠中10kg増えた体重は、今は13kg減りました。そう、出産前より痩せたのです。なぜなら、おいしいおっぱいを出すために甘いものや肉をあまり食べない和食中心の食生活の上、じゃんじゃん母乳で栄養が出て行くからなんですよね。友達にこの話をすると、たいてい驚かれます。私はみんなの話を聞いて逆に驚きます。なぜなら、ほとんどの人はみな安静を指導され、分娩台で産み、悪くすると陣痛も始まってないのに促進剤を点滴され、あげく会陰切開され、あげく吸引され、その上健康なのに引き離され、新生児室に入れられて離ればなれ。勝手にミルクを与えられ、やっと一緒に入れるようになっても、あまりおっぱいを吸ってくれず、やがておっぱいは出なくなる。そして育児ストレスで太るという状況が多いみたいなんです。人がどう生まれるかは、どう生きるかに繋がる大切な神聖な出来事です。出産は、人間の中の最後の自然だと思うのに、今その自然すら不当な医療介入で不自然なものになっています。自然に産み、親子は一緒にいる、、こんな当たり前の事が出来なくなってるなんておかしな話です。医者を責めるばかりではなく、私たち側もおかしな事には、もっと疑問を持ってもいいのではないかなと思います。自然に産むと、とにかく気持ちいいですよ♪この本は私の産んだ産院の女性院長が書いた名著「分娩台よさようなら」です。これから自然分娩を考えている方は、ぜひご一読下さい。blogランキングに1クリック下さいな