前編☆精米する?しない?
みなさん、こんにちは。じめじめ梅雨空、めぐみの空ですね。元気におすごしでしょうか?私はあいかわらず治療院とコスメの会社を行ったり来たり。おうちでは原稿を書く毎日です。先週は、雑誌「美ST」の撮影でした。首こりからくるうつやパニック障害について特集されるそうで、かつて頸椎の歪みからパニック障害となった経験と自分でも出来る解消&予防法をお伝えしました。7月15日発売です、よかったら読んでみて下さい。そうそう、私の「やってはいけない老ける習慣」が、このたび4度目の重版になりました!じわじわと売れ続けているそうです。本が売れない時代に4刷りとは!読んで頂けてうれしい限りです\(^o^)/さて、話は変わりますが、みなさま毎日の炭水化物はどうされていますか?私は蕎麦やパスタなどを食べる時もありますが、基本的にパンがあまり好きじゃなくて、それ以外はほとんどご飯です。お米は九州産の無肥料、無農薬、無除草剤の自然栽培のお米を玄米で宅配しています。前回のブログでお伝えした、ここ数年ミツバチの大量死が問題になり、養蜂家からの要望で農林水産省が10か月調査した件ですが、稲に使われる農薬が原因である可能性が非常に高いことが判明し、再来年まで更に調査して、どの農薬が影響が大きいのか特定すると発表されたわけです。グリーンピースによるとやっぱりネオニコチノイド系農薬である「クロチアニジン」が検出されているそうですね。クロチアニジンは、お米栽培におけるカメムシの除去や猫や犬のノミ取り、シロアリ駆除剤として一般家庭でも広く使われています。ネオニコは今や、世界の市場シェアの約40%を占めるまで広がっていますが、使われ始めた頃からミツバチの大量死が世界中で見られるようになりました。昆虫は、植物の受粉の80%に関わっています。ミツバチはその80%に関わりますので、ミツバチが死んでいくということは、私たちの食べるものも、やがてなくなるということです。ネオニコチノイドは神経毒で、嗅覚や記憶の障害、産卵力低下、採餌能力低下、摂食量の低下、飛行困難および病気の罹患率の上昇などの害をもたらします。ミツバチなどの昆虫だけでなく、鳥類、爬虫類、魚類、両生類、微生物にも影響を与えていることが判明していて、脊椎動物は比較的影響を受けにくいですが、昆虫と人間の脳では神経細胞や神経伝達物質などは基本的には同じなので、ミツバチほどではないにせよ、人間の脳にも影響があるという説もあります。ネオニコチノイド系農薬は残留性があり、土壌や地下水などにも大規模な汚染を引き起こします。カメムシの除去のために、お米の栽培でも田んぼで使われています。でも、カメムシが発生してもお米は出来るんですよ。カメムシが稲穂の汁をちょっと頂いちゃうと、その米が茶褐色になるんです。ちょっと黒いお米がたまーに混じりますが、味的にもなんら問題ありません。通常、そこまで大量に発生する虫でもありません。仲よく共存して行けばいいんです。ただ、これをJAにまわすと、お米の等級が落ちて買取価格が下がるのです。黒いお米が0.1%までなら一等米なのですが、0.2%になるだけで2等米に下がり0.3%以上になったら三等米にされてしまいます。お米の評価が一級下がると60kgで約千円も価格が下がります。これは農家さんにとって、ものすごい経済的損失なので、カメムシを除去するのに農薬を使うのです。でも等級なんかお米に書いてないでしょ?買い取り価格は下がりますが、私たちが安く買えるわけではありません。おかしな話なのです。まず、こんな無意味な基準をやめるべきだと思いますが、私は無農薬で頑張っている農家さんのお米を買うことで、応援したいなーと思っています。ちなみに、自然栽培米は窒素が過剰でないので、虫の過剰発生の被害は逆に少ないようです。更に色選機にきちんとかけられているお米の場合、黒くなっているお米が混じることもあまりありません。なにより自然栽培米はおいしいです!でも自然栽培米を、玄米で食べているかと言うと、そういうわけではありません。家庭用のコンパクトな精米機で、ご飯を炊くたびごとに2合とか3合とか少量ずつを7分付きに精米しています。しかしいろんな方とお話していると、精米機を使っている方がまだ少ないんだなーと実感します。白米や分付き米を買っているという方が結構いらっしゃるんです。少量ずつ精米したてを買われるならいいんですけど、たいていはすぐに食べ切れず1か月以上経っていることも少なくないのではないでしょうか?精米したお米は白米でも分付きでも、夏場は2週間もしたら酸化が進み、冬場でも1か月くらいで酸化が進んでしまいます。酸化したお米はおいしくないですし、なにより酸化したものを体に入れるのは、アンチエイジング的に良くないです。最近の家庭用精米器は炊飯器よりも小さく、音もそこまでうるさくなく、熱もあまり発生せず、お米が欠けたりもせず、すごく優秀です。3分付き、5分付き、7分付き、無洗米仕様、白米磨き仕様などいろいろなモードがあります。なおかつ値段も、旧機種なら1万円を切りますし、新機種でも探せば1万円台であります。炊飯器が各家庭に1台あるように、ぜひ精米機も1台、ペアで使ってほしいなーと願っています。そこで今日は、私の精米生活を、写真で少し実況します。↑自然栽培米の玄米を2合測って、精米機にささっと入れます。↑ふたを閉めて、量を2合とボタンを押し、7分付きにメモリを合わせスタート。↑ほんの3分ほどで精米完了。↑お米部分のカゴをさっと外すと、下には新鮮なヌカが出来てます!↑このヌカで、おいしいぬか漬けが出来るのも、精米機がある大きな利点。新鮮な無農薬のヌカがいつも手に入るので、ぬか漬けのヌカもいつも新鮮な循環があります。↑7分付きのお米に雑穀を混ぜて洗い・・・・↑タイムレスビューティー(還元水素液)を垂らして、更にアンチエイジング米にします。玄米で保存しておくとかなり酸化しにくいので、元々おいしい自然栽培米ですが、毎回精米しているため、いつでも新米みたいな極上の味です!!私が使っているタイガーの精米機の1つ新しいバージョン↓↓うちのスタッフ2名が使っている精米御膳。安い割に結構優秀だそうです。音もミキサーくらい。↓精米御膳の最新バージョン。更に音が小さくなり、精米の速度も上がりました。玄米で食べないんですか?という質問もたまに頂きます。健康食やアンチエイジング食をやってらっしゃる方には、玄米食ファンの方が多いですし、私もたまに外食で食べることもありますし、玄米を否定するつもりは全然ありません。ただ、ご存知の方も多いと思いますが、玄米は炊飯の仕方と食べ方を気を付けないと、体にとって非常に負担にもなりえます。まず、玄米は非常に消化が悪いです。硬い外皮が付いていますから、本当によく噛まないと胃にかなり負担をかけます。ところが施術していても思いますが、現代人はアゴがすごく弱っています。顎関節症、プチ顎関節症気味の方も大変多いです。卑弥呼の時代とは骨格が違いすぎて、あれではたいていの方は玄米をちゃんと噛めているとは思えません。なおかつ現代人は忙しい方が多いです。1口50回とか噛める余裕のある方が、そうそういるとは思えません。せいぜい20回ですが、それだけでは胃腸が丈夫でない方の場合は、胃もたれや便秘になる方も出て来るようです。よく噛んでない状態で玄米が胃に行くと、消化酵素を無駄に使ってしまいますし、いくら玄米が白米より栄養があるといっても、外皮から中の栄養を取りだせないでいたら、白米よりも栄養が吸収できないことになってしまいます。もう1つが、「アブシジン酸」の問題です。すみません、たくさん書きすぎたため、後編に続きます!!