後編★デトックスの神髄を考える
みなさん、こんにちは。いやー忘年会シーズンですねぇ。白状します!ついついごきげんに飲みすぎて、家に帰ってクッションに吸い込まれてしまい、気が付くと化粧落とさずに寝てた!という失策を数回しでかしてしまいました!しかしながら、私が使っているのはホホバオイルやココナッツオイル、アロエバターにミネラルを入れてオーガニックミツロウでクリーム化した軟膏みたいなファンデなんで全然大丈夫のようです。翌朝、念のためローズのクリームパックすれば、ツヤツヤに。いや、でもそんなことばっかり言ってないで、次回からちゃんとしよう。。。。うちのリビングに今年登場した「ヨギボー」っていう巨大クッションがいけないんですよね。あれはダメ人間製造クッションだと思います!断固抗議します!(→嘘です、気に入っています(;´∀`))さて、最近のうちの庭の畑の様子です。ブロッコリーが順調に成長中です。キャベツも、また結球しそうな雰囲気!二十日大根は、おいしく頂きました!レタスはもうちょっと見守ってみます。こういう畑の写真を見た患者さんに、「あれってこのマンションにある畑なんですよね?」と超不思議そうにされることがあります。そうなんです、世田谷なのですが非常に古いマンションのため、1階に40平米の庭が付いているのです。これ狙いで、このマンションに引っ越してきました。庭付きの家とか、都内だとかなり高額で難しいですが、庭付きの古いマンションを自然施工にリフォームというのは、意外と安くすみます。庭付き物件というのが少ないは少ないですが、もし見つけたらおススメですよ♪息子もよく畑で土いじりをして遊んでいます。土や緑にふれながら、自然栽培の野菜やお米を食べ、昔ながらの圧搾の油と熟成された発酵調味料や発酵食品を食べ、市販のお菓子は食べず(主に干しいもとみかんがおやつです)という生活のおかげなのか分かりませんが、今のところ全然アレルギーもなく、風邪もひかずに元気です。もちろん、抗菌ソープなんか使っていません。アメリカで抗菌石鹸や抗菌歯磨き、マウスウォッシュなんかに使われている「トリクロサン」系列の19成分が使用禁止なったことを受けて、日本でも同成分を使っている商品が800品目もあったので、使用自粛が通達され、日米で事実上ケミカルな抗菌系の商品は消えると目されてきました。「手洗いは石鹸で十分、殺菌石鹸と石鹸で効果は大差ない。それどころか強い殺菌剤で菌を叩きすぎると、逆に耐性菌が出て危険ですよ」ということが分かったから禁止になったわけなので、アメリカではむろんそういう流れです。どんな殺菌剤でも効かないスーパーバクテリアを生み出したり、抗生物質が効かない体質になる危険があるそうです。肌の常在菌をも殺してしまうため、逆に感染症にかかりやすくなることもあるんだそうです。実は、トリクロサンなどの抗菌成分の弊害はそれだけじゃありません。トリクロサンが内分泌系に影響を与えることが分かり、環境ホルモンの疑いが強いです。しかもトリクロサン等は浄水プラントで完全に除去するのは無理だそうで、川や海に流れ込み、植物や飲み水を汚染しそれがまた人間の口に入るという循環が形成されているそうです。体内にトリクロサンを多く持つ子供ほど花粉症になる確率も高いそうです。しかし日本のいくつかの大手メーカーは、今回問題になった19成分以外の化学物質で代替えして、まだ抗菌石鹸を続けるつもりらしいです。生殖異常や精子減少のリスクがあると言われている「塩化ベンザルコニウム」なんかを代替えにするようです。(布にシュシュッと~とかいうやつにも使われていますね)どうして禁止になった経緯の本質を考えて商品開発しないんだろう。。。さて、前回の続きです。どんなに気をつけていても、水、大気、食べ物から有害ミネラルや化学物質がどうしても体の中に入り込む現代。自分が使っているわけでもないのに、トリクロサンやパラベンなんかが体内に入るというのは、ほんとまいります。前述した環境省の調査でも新生児のへその緒を調査分析したところ、調査対象となった赤ちゃんのほぼ100%からダイオキシン、PCB、DDEなどの有害物質が検出されたとのことです。 これはお母さんの体内に蓄積されていた有害物質が胎児に移行したと考えられています。本来、母親の胎盤には胎盤関門という、病原菌や自然界の毒が胎児に影響しないように防御する仕組みが備わっていますが、ダイオキシンやPCB、農薬類、カドニウム、水銀などの化学物質・有害重金属はこの胎盤関門を通過してしまう可能性が高いようです。出来るかぎり不自然なものを口に入れないことは健康美容法の大前提としてありますが、努力していても環境中にあるものはどうしようもなく体内に入ってきます。こういうものを出来るだけ体内に吸収されないようにするため、また蓄積物が代謝されるのをスムーズにするために、デトックスのサプリメントを作れないかとずっと思ってきました。まず考えたのが炭です。水道水の塩素やトリハロメタンを吸着するのに「活性炭」が使われているのはみなさんよくご存じだと思います。自然の草木類から作られる炭には、かつて栄養や水分の通り道として使われていた植物の血管とも言えるミクロの孔(多孔質)が無数に空いており、例えば水を通すと、不純物が炭の小さな穴に入って出られなくなるために、水がろ過されてきれいになるのです。炭が室内の空気や水を浄化することはよく知られています。お米に入れたり、お水に入れたりお風呂に入れたり、部屋の空気を浄化するために飾る方もいますよね。造り酒屋の寺田本家さんでも麹室を浄化するために、壁に炭をびっしり入れてらっしゃいました。食用炭としてパンやクッキーにも使われますし、還元作用もあり、下痢止めなどで医薬品にも使用され、腸内の毒素、悪玉菌、活性酸素などを除去してくれます。問題はどの炭がいいかということでした。これを選定するのに1年以上を費やしました。炭は2つ入れることにしたのですが、1つめがココナッツの外殻の「ヤシ殻」特殊製法で焼いた炭です。ヤシ殻炭は、あらゆる炭素材の中でも幅広い吸着特性をもつとされ、食用炭の中における万能選手のような存在とされています。ヤシ殻活性炭が特に得意としているのは、食品添加物と有害ミネラルとAGEです。炭の穴を分子量100以上の物が収まりやすいサイズに特定しているので、100以下のものは、いったん吸い込まれても、大半は抜けてしまうことが確認されています。例えば有害ミネラルの分子量は100以上のものばかりです。カドミウム112セシウム132水銀201鉛207でも体に有益なミネラルの分子量はだいたい100以下なのです。マグネシウム24カルシウム40亜鉛65あと、食品添加物に対する吸着力が特に優れています。例えばアレルギー症状を起こしやすくし、諸外国では発がん性があるとされて禁止されているけど日本では食用でも化粧品用でも許可されている赤色2号や102号は100%近く吸収できます。↑デトックスサプリ粉末5gを、合成着色料それぞれのコップの中に入れてよく混ぜたあと、余分な粉末をペーパーフィルターで濾過したところ、いずれの着色料も粉末に吸着され、完全に脱色しました!人間に有益な抗酸化物質はマイナスの電子を持っていて、有害なものはたいていプラスの電子を持ちます。同じ赤い色素でもカロテノイドなどの色素はマイナスの電子を持っていて同じくマイナスの電子を持つ炭はプラスの電子を持つ有害物質を引き寄せるため、まず吸着されません。もう1つ面白いのは「胆汁酸」を97%吸着できること。食生活が欧米化している現代では脂肪の摂取量が増え、脂肪分解の役割を持つ「胆汁酸」が腸内で増えすぎています。この胆汁酸は95%は腸から再吸収されますが、残り5%が大腸で「2次胆汁酸」というものに変化するんですが、これが大腸がんの原因となる強力な発がん物質だと言われているんです。今日本女性に一番多いがんは大腸がんであることを考えると、これはすごくいいと思いました。もう1つがAGEの吸着能です。体のたんぱく質と過剰な糖質が結びつくとAGEという物質が出来ます。終末糖化産物です。これが皮膚ではコラーゲンをごわつかせ、肌老化を招き、骨粗鬆症や白内障、心筋梗塞、脳梗塞、認知症の原因になるとも言われています。このAGEを吸着する力がヤシ殻炭はあらゆる炭の中で最強なんですよ。実験では100%吸着することが分かっています。もう1つの炭が「赤松炭」です。全国有数の長寿エリアで有名な長野県伊那地方の赤松(松茸の生える松)を独自技法で炭にした微粉末の食用炭です。有害ミネラルを吸着する力に加え、過酸化脂質の抑制能力があります。油ものを食べる前などに摂取するといいと思います。↑170℃に油を加熱して、揚げ物を調理。左は油そのまま、右は赤松炭を入れた油。赤松炭を入れた理由はほかにも2つ。水の浄化作用と遠赤外線効果です。赤松炭を浸漬した水はクラスターを細分化することで表面張力が下がり、浸透性のよい水になり、また還元力のある水にすることも分かっています。人間の体は70%は水ですから、こういう作用のある炭を摂ることで、体液をよりよくすることが出来ます。また赤松炭を飲むと遠赤外線により優れた温熱効果があることが分かっています。体温が平均0.7℃上昇するのです。体温が上がると免疫力が上がりますし、内臓脂肪も燃焼しやすくなり、体内酵素も活性化します。これは社内でやった実験。純水に次亜塩素酸ナトリウムを入れて、塩素濃度をチェック。試験紙を水に入れると、試験紙の先が比較的高い塩素濃度であるエンジ色を指しています。この塩素水に、デトックスサプリ粉末を2.5g入れて混ぜ、余分な粉末をペーパーフィルターで濾過。そのあと試験紙を入れると、試験紙の先がほとんど無色になり塩素が粉末に吸着されたのが分かります。もう1つ入れたものが、食べられる土である「リモナイト」です。熊本県の阿蘇山は、およそ30万年前、15万年前、11万年前、9万年前の4回にわたって大噴火を起こしたとされていますが、それによってできたカルデラ湖が干上がり、そこに多くの「リモナイト」という黄土が堆積しました。「リモナイト」は鉄分を多く含んでいて、古くは邪馬台国の時代から利用されていたことが分かっています。リモナイトの最大の特徴は、腸内で腐敗臭を放つ硫化水素や塩素などの有毒ガスを吸着する性質にあります。インドール、スカトール、アンモニア等腸内の悪玉ガスはいろいろあり、ガンや肌荒れの原因にもなります。腸内でも発生する悪臭メチルメルカプタンは口臭の原因にもなります。リモナイト中の水酸化鉄は不安定な物質なので、こうした臭いガスをを吸着して安定し、悪臭も消してしまいます。リモナイトのガスを吸着する性質は秀逸で、ガス会社などで古くから利用されてきました。土壌のアンモニアやガスを吸着することで、植物の根の栄養吸収を良くする農業用の土壌活性剤としても使用されています。汚れた河川にリモナイトを投入すると、ミネラルの補給で水中のバクテリアが活性化し、有機物の分解が促進されて汚泥の減少や水質の向上が図れます。リモナイトは、炭と同じ多孔質構造をもち、基本的には体内を通り抜けて有害物質を吸着したあと、便に出てきます。ヤシ殻活性炭と赤松炭、リモナイトで十分かと思いましたが、ここにダメ押しで、アパタイトを入れることにしました。ハイドロキシアパタイト(アパタイト)は歯のエナメル質の約97%を占める成分であるリン酸カルシウムのこと。青森県産のホタテ貝殻を焼成してつくれられています。一般に出回っているアパタイトは、鉱物由来のカルシウムから合成されたものがほとんどですが、ホタテ貝殻を由来としたものは、生体への親和性の高さに優れるとされます。炭やリモナイトは、多孔質による表面吸着力が特徴ですが、アパタイトは表面吸着に加えこのイオン交換性により吸着します。アパタイトの吸着物質で代表的なものに、カドミウムや細菌、ウイルス類、タール色素、アルデヒド類の揮発性物質、過酸化脂質などがあげられています。出来るかぎり体にとって不自然なものを食べない。そして、それでも入ってくるものは食べられる炭と土で吸着!!1日ワンクリック応援お願いします!にほんブログ村私のプロデュースするオーガニックブランドでは、スタッフを募集しています。表参道の直営店のスタッフと、販促兼ライターさんの募集です。ぜひご応募ください!!http://www.amritara.com/company/recruit.html