2005/12/16(金)14:18
カイロプラクティックとの出会い2
カイロプラクティックについて、続きです。
私のパニック障害の症状は、突然の理由なき不安、動機、吐き気というものでした。理由がないので、本当に恐ろしかったのです。
普通パニック障害の方は、電車や広場という特定の場所で発作が起きますが、私の場合は場所はあまり関係なくて、電車は別に平気でした。
そのかわり、家で普通にすごしていても、急にパニックになったりするので私は自分のアイデンティティを失ったように感じました。
病院は先述のように風変わりな病院だったので、薬はほんの少量お守り代わりにもらいましたが、初めてその白い錠剤を飲んだ時、15分でぴったりと症状が治まった事が逆に私にはショックでした。
こんな白い薬1個で、私の心が変わる?としたら、心も物質なの?
あまりのくやしさに、もう二度と飲まないと誓いました。
そして病院の待合室にカイロプラクティックについての本が置いてあり、ひどい自律神経失調症の著者がこれによって治ったという文を目にして、治療院を訪れました。
診断によると私は首の上の方の骨がかなりずれていて、これによって副交感神経が阻害されていて、交感神経がいつも緊張状態だという事でした。
それまでカイロといえば、O脚矯正とか腰痛というイメージしかなかったのですが、背骨の中に神経が入っていて、背骨は神経の入れ物でもある事を知り、その骨が歪む事によって神経の働きが阻害される事を知りました。
そうです、心は神経伝達物質という天然の物質に影響を受けているんです。
心だけじゃなくて、身体のすべては神経によって牛耳られています。
あの白い薬は、いわば合成の神経伝達物質指令剤です。
カイロの矯正は、天然の神経伝達物質を的確に出させるという効果があったんです。
それからは、びっくりするほど展開が早く、5回目の矯正の時には世界が変わったように見えました。
10回目の頃には、もうパニック発作はなくなっていました。
もう、、、、感動!
それだけじゃなくひどい肩こりや、背中痛もなくなり、嬉しいおまけはカクカクしていた顎が鳴らなくなり、なんだか顔が一回り小さくなったようでした。
土色で白っぽい顔色は良くなり、肌のキメもよくなりました。
そう、神経が正常に働きだすと、身体のすべてがイキイキしだすのです。
地獄から天国に行った私は、芸能事務所をやめ、次の年の4月からカイロプラクティックの学校に入学しました。
この恩義を返すために、一生をこれにささげようと。
それから7年、、、神経は身体の神なんだなーーと実感する日々を送っています。
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