2006/01/12(木)03:05
ついに鉱物油のファンデーションを使い始めました。
え?って感じでしょう?
私も、自分でもびっくりなのです。
20歳頃からずっと鉱物油の悪について洗脳され、自然派無添加派で来たわけですから、このハードルを飛び越えるのは至難の決心でした。
しかし、その踏み絵を踏んでもこれを使おうと思ったのには、よくよくの理由があるのです。
ファンデーションは異物です。
どんなファンデーションも肌に悪いです。
でも現在、ファンデーションの成分があまりにもひどすぎます。
合成界面活性剤はむろんの事、最近はのりが良いという理由で合成ポリマだらけのファンデーションが多く、特に無添加ファンデの原料はポリマーだらけとなっています。
オーガニックコスメのファンデにも天然成分で作られた合成界面活性剤が入っていますし、使ってはいるものの、もっと良いものがないかずっと探していたのです。
それが、ついに見つけたんですよ。
合成界面活性剤も、ポリマーも入っていないファンデーションを。
それは日本のメーカーで、なんと創業70年。
ゼノア化粧料という所のファンデーションです。
ようするにレトロなんですよね。
流行の原料なんか一切無視、わが道をゆく老舗なわけです。
クリームのビンなんか、昭和初期か!と言いたくなるほどレトロで、臭いもなつかしい香料の匂いで、、、。
さすがに、このクリームは使う気にはなれませんが、ファンデーションはかなり気に入りました。
ここのブランドの考え方は、化粧品は肌に浸透しないし、浸透させてはいけない。そして化粧品は皮脂の代用品で、皮膚のバリアゾーンを強化させるための物だという考えなんです。
私の考えと非常に似通っていました。
だから浸透してバリアゾーンを破壊する合成界面活性剤、肌をビニールの膜で覆い弱体化させる合成ポリマーなどは、絶対使わないという姿勢なわけです。
その姿勢にぐっときました。
製作主任の人にまで電話かけて根掘り葉掘り聞きましたよ(笑)
現在クリームは石鹸で乳化させているのだけど、微量の合成界面活性剤も入れている。石鹸だけだとアルカリに傾きすぎるからいたしかたなく入れているが、それは乳化力が弱く肌に入っていかないレベルの物だとか、
でもそれがいやで、今寒天で乳化させる技術を開発中だとか(笑)
ファンデーションには水分が入っていないので界面活性剤が必要ないそうなんですが、なんとこれに鉱物油が入ってる!
なんでそこまで考えてるメーカーが鉱物油なんか入れてるの???
説明によると、鉱物油の問題点は、その中に不純物として含まれる環状化合物(多くは芳香族炭化水素~タール色素や紫外線吸収剤はこれからつくられる)なんですと。
しかし、このメーカーでは紫外線吸収スペクトル分析でも不純物が検出できないほどハイレベルに精製しているらしい。
鉱物油は不純物さえなければ優秀な高級炭化水素(高級とは分子量が大きいという意味)となり、肌に浸透せず最も酸化しずらく、無刺激なオイルになるという事を説明されました。
鉱物油の評判をおとしめたのは、昔のひどい精製方法にあったわけです。
そして精製方法が改善されたあとも、鉱物油フリーと自社を宣伝する材料に使われ続けた事による風評被害が大きいらしいです。
でも、ここは化粧品が肌に浸透しない事がなにより大事だと考えているメーカーだから、最も浸透しない安定性が高い鉱物油を使っているというわけ。
なるほど、考え抜いて鉱物油なのか、、。
うーーむ、、しかし洗脳の壁は厚く、やはり抵抗感はある、、。
とりあえず使い始めました。使い心地は別段普通です。
今後肌の状況がどうなるかは、またレポートしますね。
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