|
カテゴリ:カイロプラクティック
先日、不眠症で軽いパニック障害の方が初診で来られました。
まだ30代なのにシワが多くて、それも悩みの種だとか。 実はこの3つの症状には、ある一つの共通点があるのです。 守秘義務があるので細かい事は言えませんが、検査すると首の骨の一番上と、二番目がそれぞれ逆方向に歪んでいるのを発見。 さらに、仙骨(腰)が左側に傾いて、動きがロックされていました。 カイロプラクティックは、骨の歪みからくる筋緊張による肩こり、腰痛治療だけでなく「神経の治療」という重要な側面があるんです。 この写真は背骨の模型ですが、この骨から出てる黄色い線みたいな物、これが脊髄神経です。 背骨は神経の大切な入れ物で、背骨に歪みが生じると神経の働きが100%に働かなくなります。 さらに脊髄神経は交感神経に通じていますし、首の上の骨と腰の仙骨は、副交感神経の働きにも影響を与えます。 この患者さんの場合は、症状から見ても、骨の状態から見ても副交感神経系の働きが阻害されている事による「交感神経系緊張」だと容易に判断出来ます。 首と仙骨の矯正を続けた所、徐々に症状が改善し睡眠薬なしで眠れるようになりました。 こないだ来られた時は、表情も柔らかくなり、やっと年相応くらいの雰囲気に見えました。 交感神経が緊張するとアドレナリンの作用で興奮し、不眠を招きます。 すぐに動悸がし、ささいな事でも緊張するので、パニック障害の原因にもなるのです。 さて、ではなぜ交感神経が緊張するとシワ、シミが増えるのかです。 血液中の白血球は人間の重要な免疫を司っていますが、白血球の中でも、顆粒球は細菌処理、リンパ球はウイルス処理と役割分担しています。 正常なバランスを保ってくれていれば頼もしい味方達です。 しかし交感神経の緊張が続くと、白血球の中の顆粒球が過剰に増えます。 増えすぎると外からきた菌だけでなく、体内にいる常在菌まで攻撃して炎症が起こりやすくなります。 寿命を終えた顆粒球は組織を攻撃しながら、大量の活性酸素を出して死んでいきます。 これが体では胃、十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、ガンなどの原因となります。 血管の過度な収縮から血流も阻害されて、低体温になりますし、肩こり、腰痛、高血圧、歯周病、心筋梗塞などの原因ともなるのです。 美容面で言えば、コラーゲン繊維は顆粒球の攻撃を受けて痛み、老化が進みますし、その危険を察知したメラノサイトが、活性酸素から細胞を守ろうと、メラニン色素を大量に生産させますのでシミまで出来やすくなるのです。 これだけ聞くとまるで顆粒球が悪者みたいですが、正常なバランスならば何の問題もなく頼もしい体の警備員さんです(笑) 彼らがいなければ、私達は死んでしまいます。 交感神経の過度の緊張をまねく三大要素は 働きすぎ、悩みすぎ、薬の飲みすぎ(特に痛み止め系)だと言われています。 骨の歪みなどは体のストレスですが、ひどい心のストレスでも交感神経は緊張します。 緊張をまねかないコツは、、 ★適度な有酸素運動 ★体を温め血行をよくする ★ゆっくり食事をとる ★深呼吸(とくに深く吐く) ★ストレスを自覚し生活を見直す 肌組織が、無用に破壊されないために、今日もリラックス!! アンチエイジングランキングに参加中! 応援よろしくお願いします。 blogランキングに1クリック下さいな 参考本 未来免疫学 安保徹 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[カイロプラクティック] カテゴリの最新記事
|