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カテゴリ:顔を鍛える!
最近、口呼吸の人が多いようです。
顎関節症で治療に来られる方を観察していると、ほとんどが口呼吸。 そういう人は、ぼーっとしてる時、たいてい口がポカンと半開きで締まりがないのがないのが特徴です。 そして、アゴが細くて、小さい頃からあまり硬いものを食べてこなかったという人が多いみたいです。 筋肉のつきも悪いので、顎関節もささいなストレスでずれやすいわけです。 若い頃は、アゴが細いのは見た目にもいいので気にもなりませんが、28を超える頃から、こういうタイプの人は、人より早く頬と口の周りの筋肉がたるみます。 あごが細い上に、筋肉もしっかりついていないので、重力に負けて顔の筋肉を支える事が出来ないのです。 きちんと鼻呼吸が出来ている人は口を閉じているので、くちびる力があり、口の周りの筋肉がしっかりしています。 口呼吸がよくないのは、それだけの理由ではありません。 実は哺乳類で口呼吸なんかしてしまうのは人間だけです。 なぜなら人間だけがしゃべる生き物だから。言葉と引き換えに、出た弊害が口呼吸です。 ところが、人間はまだ口呼吸に対応する進化をとげていません。 呼吸するために、きちんとした機能が出来ているのは実は「鼻」だけです。 鼻の穴から咽喉までの間には無数の小さな穴があいていて、冷たい乾燥した外気を吸っても、きちんと温度、湿度調節されます。 細菌やダニ、埃などの異物も、鼻毛と鼻水に捕らえられてろ過されて、鼻水で排出されます。 口には、食べ物に混じっている雑菌を浄化する事は出来ても、こういう機能はありません。 扁桃腺に、若干こういう機能がありますが、口そのものは外気に対してまるで無力。 なぜなら、口は本来呼吸する器官ではないからです。 口呼吸によって、乾燥した雑菌や化学物質の対応に追われる白血球は、体中をかけめぐり様々な臓器に活性酸素をばらまきます。 過剰な顆粒球(白血球)がばらまく活性酸素が、組織の炎症をまねき、病気と老化の原因となる事は、何度か書いているのでご存知の通りです。 口呼吸をしていると顔もたるみますし、体内の老化も促進するので本当にロクな事がありません。 私がたるみ防止にお奨めしていたパタカラは、本来この口呼吸を改善させるために口の周りの筋肉を鍛える器具です。 この器具がなくても、気がついたら常に口を閉じるようにすること、そしてするめなど硬い物をたまには噛む事。 そして食事の時、噛む事を意識して食べること。 これだけでもずいぶん違います。 言葉を話す時以外は、鼻で呼吸するのが一番です。 アナウンサーや女優さんで顔がたるんでいる人が少ないのは、口の筋肉をよく動かす職業だからだと思います。 私は、モデルをやりながら、劇団にも長くいたのですが、そこでの滑舌をよくするための訓練を、今でも思い出すとたまにやります。 これは、硬くなった口のまわりの筋肉をほぐし、顔を引き締める効果があります。 口の筋肉も鍛えられ、表情もよくなります。 あいうえお いうえおあ うえおあい えおあいう おあいうえ これは「あいうえお」の順番を一つずつずらして言う、有名な訓練です。 大きな口を開けて、一つ一つをはっきりと言う事を意識して言います。 声は大声じゃなくて大丈夫です。 おなじように かきくけこ きくけこか くけこかき けこかきく こかきくけ と、わ行まで言ったら終わりです。 さぁ言い終わったら、今すぐ口を閉じて下さい! 今日から口呼吸をやめ、たるみを撃退しましょう! アンチエイジングランキングに参加中! 応援よろしくお願いします。 blogランキングに1クリック下さいな 参考本 究極の免疫力 西原克成先生 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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