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カテゴリ:アンチエイジングの敵
みなさん、こんにちは。
さっそくですがお知らせから。 今発売している雑誌「美的」3月号に登場させて頂きました。 「美容のプロ26人発 いつも飲んでるビューティドリンク大集合」という特集です。 私以外には嶋田真理子さんや中嶋マコトさん、美香さん、浅田好未さんなどの愛飲ドリンクが出ています。 よかったら読んでみて下さい。206ページです。 さて、今日は電磁波について書こうと思います。 なので、ここから先はオール電化の方は読まない方がいいと思います。 このブログを始めた時からいつか書こう書こうと思っていたのですが、多くの疫学調査では危険性がはっきりしているものの、動物実験ではそうでもないものもあったり、メーカーの調査では問題なかったりすることもあり、生活への影響も大きいので書くことを躊躇していました。 でも、一昨年WHO(世界保健機構)が断定はしないものの、ついに電磁波に発がん性がある可能性があると評価し、予防的考え方に基づいて磁界の強さについての安全指針作り、予防のための磁界測定などの対策をとるよう勧告したというニュースを見てから、これはいよいよやばいなと思っています。 国際基準値(強制力なし)の数値は、かなり強い数値となっていますので、この数値を見れば、日常生活で浴びるくらいでは影響ないことになってしまいますが、これは短期的な影響を表す数値にすぎず、長期的な影響については考慮されていません。 今問題になっているのは、浴びていると気づかないほどの弱い電磁波を慢性的に浴び続けた場合の影響です。 ただ、日本と他の先進国ではかなり温度差があります。 日本は電磁波問題にかなり消極的ですし、全世界に報道されているようなことでも、日本のマスコミはスポンサーの顔色を見ているのか、ほとんど報道しません。 でもこれは、今までのいろいろな問題から考えても、はっきり断定されてからでは遅い類の話ですから、やはり気をつけておくに越したことはないと思います。 活性酸素を発生させる事も、アンチエイジング的に気になりますし。 ただ、現代人は電化製品に囲まれているので、あまり神経質になりすぎると暮らしていけないし、ストレスが溜まりかえって悪影響もあるので、ほどほどでいいと思うのですが、ほんの少し気をつけておくだけでも、ずいぶん影響を減らせるのではないかと思います。 この電磁波についての疫学調査の中で、特に気になるものを書いていきたいと思います。 (参考文献 危ない電磁波から身を守る本) 有名なものですが、送電線の近くで小児白血病が増えるという調査。 1992年から1999年まで、アメリカの連邦議会の指示でアメリカ環境健康科学研究所が超低周波電磁波の疫学調査をしたところ、小児白血病と、大人の慢性リンパ性白血病には関連性が認められると結論づけています。 送電線の近くで3ミリ~4ミリガウス以上の電磁波を浴びている子供は、そうでない子供より小児白血病の発症率が1.7倍~2倍となったのです。 日本でも国立環境研究所の疫学調査で、1999年~2001年に行われた大規模調査で、4ミリガウス以上の電磁波を浴びている子供は、1ミリガウス未満の子供に比べて、2.63倍も小児白血病に発症する率が高く、急性リンパ性白血病に限ると4.73倍だということが分かりました。 国際基準値の1000ミリガウスという数値が、いかにあてにならないか、この結果を見ると分かってしまいます。 2002年のカリフォルニア州の疫学調査では、子供だけでなく大人の白血病や、脳腫瘍、ALSなどにも関連があるとの結果も出ています。 もうひとつ気になるのは流産への影響。 アメリカで行われた調査では、最大で16ミリガウスの電磁波を日常的に浴びていた妊娠10週目未満の妊婦さんは、流産のリスクが5.7倍になるという結果が出ました。 鶏の卵へ電磁波を浴びせる動物実験では、奇形が通常の3倍になったといデータもあります。 似たような実験結果はカナダ、スウェーデン、スペインでも確認されているようです。 特別電磁波を受けやすい環境というのはひとまず置いておいても、4ミリガウスや16ミリガウスくらいなら、電化製品からも十分受ける電磁波です。 だって電子レンジで300ミリガウス、冷蔵庫で40ミリガウス、洗濯機で100ミリガウスなんですから! ただ、電子レンジ、冷蔵庫、洗濯機だと1m以上離れれば1ミリガウス以下になるようです。 2m以上離れれば、大半の製品でリスクが避けられるのです。 パソコンは今は電磁波対策基準が厳しく、液晶画面ではぴったりくっつかない限りは、ほとんど気にしなくて大丈夫みたいです。 ただし、デスクトップの本体やルーターからは発生していますので、出来るだけ体から離したほうがいいでしょう。 テレビも液晶画面のほうが電磁波発生は少ないので出来るだけ液晶にし、1m以上離れればいいようです。 ただ、1個、悩ましい物があるんです。 それはヘアドライヤー。 なんと500ミリガウス以上あるみたいなんですよね。電子レンジ以上なんですよ。 しかも頭に近づけて使うものなので、10cm離しても50ミリガウス!! このくらい強いと、たとえ時間が短くても影響がある可能性があります。 出来るだけ離して、しかも短時間ですませようと思ってるんですが髪が長いからなかなかね、、、 それからIHクッキングヒーター。 これは家電の中では非常に強い電磁波を出し、しかも離れる事が難しいという困った調理器です。 正面に立った時、最も高いもので、約150ミリガウス。低くても約70ミリガウス。 1ミリガウス以下にするには、1メートル以上離れないといけませんが、それじゃ調理しづらくて仕方ありません。 うちはガスなのですが、IHは今増えているから、解決策を必死で考えてみましたが難しいですね、、、。 電磁波エプロンも、ほとんど意味がないそうですし、電磁波防止グッズで本当に効果があるものもないようです。 気になる方は、なるべく離れて調理するしかないですよね。 あと、私が昔から最も気にしているのは携帯電話。 私は極力携帯電話では電話しないようにしています。 家にいる時にかかってきたら、たいてい家電からかけなおしますし、外出先では極力早めに切ります。 あと、持ち歩く時に服のポケットなどに出来るだけ入れず、カバンに入れるようにしています。 携帯電話は、先ほどから書いている超低周波電磁波ではないのですが、機器自体が電波を発信し、直接耳に当てて通話すると、アンテナから発生する電磁波50%以上は頭部に吸収されてしまうのです。 このため、体への影響はかなり大きいと考えられています。 WHOのプロジェクトの一環で行われた携帯電話と脳腫瘍との関連を調べる大規模調査が、デンマーク、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、イギリスの5カ国で行われ、結果が一昨年公表されましたが、10年以上携帯電話を使用した人では、脳腫瘍になるリスクが上がることが判明したそうです。 動物実験では、マウスに携帯電話と同じ電磁波を浴びせた実験で、リンパ腫の発生が2.4倍になることが判明。 一番怖いと思ったのは、フランスのモンペリエ大学で行われた鶏の卵60個を孵化機に入れて、携帯電話を通話状態にして中央部分から1cm上のところに置いた実験。 携帯電話を置いていないグループの死亡率が11.9%なのに対して、置いていたほうは、72.6%の比率で、卵が孵化せず死んでしまったのです。 その差なんと6倍!! 直接通話しなくても、腰のポケットに入れているだけでも、精子の数が減ったり、不妊への影響があることが指摘さています。 胸のポケットに入れていると、心臓への影響が懸念されるということです。 通話する時はイヤホンマイクを使うといいですし、ポケットには入れないこと。 特に男性は入れている人が多いから、注意してあげるといいと思います。 特に今、世界規模で精子の質が低下しているようですから気になります。 携帯電話も実は機種によって電磁波への影響に違いがあります。 日本でもやっと携帯電話会社がSAR値という頭部への電磁波の吸収率を数値化したものを、各機種によって測って情報公開するようになってきました。 ただ、ヨーロッパに比べてかーなーり消極的です。各会社とも見にくい! 各機種のSAR値をまとめてくれている便利なサイトがあったので、見てみて下さい。 特に子供の頭蓋骨は未成熟で頭部への電磁波吸収率が高いため、イギリスやドイツでは子供が使用することへの警告を出しています。 私も、これを期に今までは短めに切る程度でしたが、イヤホンマイクに変えようと思います。 電磁波から身を守り、電化製品はなるべく遠ざける。 気にしているときりがないけれど、適度な対策を! 人気ブログランキングに参加中! ↓1日1クリック、応援よろしくお願いします。 これを励みに頑張れます! blogランキングに1票投票する いつも応援クリック本当にありがとうございます!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年01月24日 00時09分44秒
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