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2010年02月17日
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みなさま、こんにちは。
毎日寒いですね~

先週「シードマイスター」の講座を3日間受けてきました。
シードマイスターとは、「種」の真実を知り、「種」という視点から本物の野菜のことを理解し、語れる人を育成するために行われてる講座で、今回が第4期目。

現在、オーガニックという言葉が独り歩きし、自然農法、有機農法など「農法」のことばかり語られますが、「種」について語られることは、ほとんどないのではないでしょうか。

このブログでも時々、種についてテーマにしてきましたし、宅配の野菜も、在来種の野菜を多く扱っている「ナチュラルハーモニー」さんや「ナチュラルシード」さん「むい自然農園」さんを利用するようにしてきました。
私自身畑をやりはじめる時に、自分で種取りが出来る「固定種」の種を買い、その種で去年秋蒔きして野菜を育てています。
そのため、種の真実について、もっともっと知りたいという思いからこの講座を受けることにしました。
まず、講座が始まる前に特別ゲストとしてやってきた日本初の「ブックドクター」の「しんちゃん」こと三浦伸也さんが、絵本を2冊読んでくれました。

shin

ブックドクターとは絵本を使って、人の心に灯りをともす人のことを言います。
お医者さんが、患者さんの症状に合わせて薬を処方するように、その場その場の雰囲気に合わせて絵本を読んでくれるのです。
しんちゃんが読ん下さった絵本は「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」と、「ぼくだけのこと」という絵本です。


この絵本2冊があまりにもすごくて!!


特に「ぼくだけのこと」という絵本の後半から、私は感動して涙が止まらなくなり、「こんなしょっぱなから泣いててどうする」と必死で我慢しようとしたんですが、だめでした。
でも、後ろでも泣いてる人の気配がしたので見ると、あの「瀧の酵母」の社長の滝野さんでした(笑)
仲間がいたので、ちょっとほっとしました。

「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」は、おじいちゃんのおじいちゃんはどんな人?と孫がどんどん聞いていく絵本で、私達の命は、これまでこの世に生まれて生きてきたご先祖様の一人でも欠けていたら、この世になかったこと、生命の連続性と命のつながりを感じさせてくれる絵本です。

「ぼくだけのこと」は、それとはまた違った視点の本で、家族の中で、クラスの中で、町の中で「ぼく」だけが他の人とちょっとだけ違う部分を探していく物語。
この2つとも、人間と種、両方に当てはまる壮大なテーマを含んでいます。
さっそく両方とも購入し、息子に読み聞かせました。
おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」は読むのに気合が必要な絵本ですが、息子は大受けしてました。

ぼくだけのこと」は楽天ブックスで取り寄せ中で、まだ届いていませんが、息子はどんな反応示すか楽しみだなぁ。
この2つは、大人の方にもオススメの2冊です。

さて、ある程度知っていたことでしたが、この講座を受けてさらに理解が深まったことがいくつかあります。


現在私達が普通に手に入れることが出来る野菜は、
90%以上F1種か、一代交配種であるということです。


それは有機JAS認定の野菜であろうが、こだわりの有機農法の野菜であろうが、特別栽培の野菜であろうが、エコファームの野菜であろうが、農薬がんがん使う大規模農園の野菜であろうが、いっさい関係なく同じです。
どんなこだわりの無農薬農法であろうが、種は種屋から買ってくる農家がほどんど。
そして、種屋に売っている種の99%がF1種か、一代交配種なんですから、これは当たり前っちゃー当たり前の話。

ナチュラルシードの石井さんは15年前、種に着目して、種について詳しく知りたいがために、種メーカーに勤めていたことがあったそうです。
そこでは消費者の野菜への要望を満たすための種の作成が行われていました。


消費者の野菜への要望とは、「柔らかくて」「甘くて」「腐らない」という
この3つの要望がほとんどだったそうです。



そのために、種はどんどん操作されました。
糖度を何度にするか?、柔らかさはどのくらいにするか?、大きさは丸にするか長くするか?、ビタミンはどれを増やすか?日持ちはどのくらいにするか?育ちのスピードは?
これ、全部種の段階で決められるそうです。
F1種というのは、それでもまだ同じ品種の遠い親同士を掛け合わせて、都合の良い性質を作り上げていくので、手間も暇もかかります。
ただ、F1種で種取りすると、2代目以降は優秀な性質は遺伝しないので、形もバラバラなひどい野菜になることが多いため、誰も種取りしません。次の年も新しい種を買います。

問題は一代交配種です。
これは遺伝子組み換え技術も含みます。
いわゆる遺伝子組み合え技術は、植物以外の動物や虫や人間の遺伝子と掛け合わせてまで、農薬や虫や病気に強い品種を作り出すものですが、そこまでいかないまでも、放射線を照射して人為的に突然変異を起こさせて、都合のいい性質を生み出して作るやり方です。

こちらは、基本的に一代限り。この種からは子孫は作れません。
だから同じく、農家は毎年種屋から種を買うはめになります。
この技術の方が簡単で、時間もかからないため、この一代交配種も今すごく多いようですね。

昔は種は自分の作物から種取りして取る物でした。
これを自家採種(じかさいしゅ)と言います。
自家採種を10年続けると、その種は在来種と呼ばれます。
種はその畑で繰り返し生まれ変わる事で、その環境になじんで、その環境に最適な種に育ち、野菜にもその土地や作る人の個性が出てくるのです。
ところが今は、野菜が工場製品のように同じ形、同じ味となっていきました。

種取りをするには、野菜に種が出来るまでしばらく畑に置いておかなければならないので場所を取ることや、選別したり、交雑しないように袋掛けしたり、種を水洗いしたり、乾燥させたり、カビないように保管したりと、少々面倒です。
面倒なわりに、そのことで評価されることも少ない現代では、どんどん自家採種する人はいなくなってしまいました。

ここ数年のオーガニックブームで、まだまだ2%ほどですが有機野菜にチャレンジする農家が増えています。
これは安全な野菜が欲しい人にとっては、大変嬉しく、感謝したいことなのですが、残念なことにほとんどの方が種には着目しないんですよね。
種は相変わらずF1、一代交配種で、「農法」だけにみんな着目。
肥料を何にするか、どう土を作るか、病気にならないためどうするかは考えますが、なぜか種は種屋から買ってくる。
ところが、実は作物は種の段階で、その50%が決まってしまいます。
種は命の源です。命の情報がすべて詰まっています。


土は母で、種は父、出来た野菜が子供です。


いくら無農薬農法で頑張っても、種に仕掛けがあります。
農薬と化学肥料を使うという想定の元、種は作成されてます。
これまで使われてきた農薬の害も、その種の中に蓄積されています。
それなのに農薬を使わないから、作物は虫にやられ、病気になりやすくなります。
だから無農薬農法は大変で、手間がかかって苦労します。

講師の一人に、女優の工藤夕貴さんがいました。
工藤さんは8年前に静岡でたった一人で有機農業を始めるのですが、やっとの思いで耕して、肥料を入れて、種を蒔いて、芽が出て、喜んで、、、、
ところがドンドン、作物は虫にやられて見るも無残なありさまになったそうです。
その苦労を繰り返すうちに、工藤さんはある日不思議に思いました。


なぜ私の野菜ばかり虫に食べられ、病気になり、野山の木々や、自然に生えてくる草ばかりがこんなに元気なのか?


私は、工藤さんはてっきり誰かに元々教わって今のスタイルになったと思っていたんですが、話を聞いていると、まるで奇跡のリンゴの木村さんのようでした。
工藤さんは、作物とひたすら向き合って、自分で気づいたんです。
無農薬でやるなら、肥料も無肥料で、種も自分で取るべきだと。
工藤さんも、石井さんも言っていました。
無肥料で、自家採種で野菜を育てれば、無農薬で野菜を作ることに、たいした苦労はいらないと。

まずは、どこの種屋にも「固定種」という分類の種が、わずかながらもあるので、それを買うことからはじめます。
固定種は、作物の中から良い形、色合い、病気にならなかったものをただ単純に選んだだけのものです。
掛け合わせたり、遺伝子操作されたりしてませんので、固定種の種からは次世代の種取りが出来ます。
気をつけなきゃならないのは、種の名前に「~の伝統野菜」とか、「在来種」とか「伝統品種」とか書いてあっても、単にそういう名前の一代交配種やF1種だったりすることがほとんどだということです。
必ず「固定種」と書いてあるものを選んで下さい。

tane

固定種であろうと、以前の農法で農薬が使われている場合はあります。
その場合は3世代くらい経たないと、農薬や肥料の害は完全には抜けないそうです。
本当は、固定種でしかも無農薬農法で種取りされた、近い地域のものを選ぶのがベスト。
ただ、そんなこと言い出すと、ほとんど手には入りませんので、まずは最低限固定種ですね。
または、田舎の方であれば、近所で昔ながらの農家で、ずっと種取りしているおばあちゃんがよーく探せばいるそうですから、そのおばあちゃんと仲良くなって種をいただくかです。

まぁ、でもこれは農業をやる人の話。
自分で作らない方は、ぜひ自家採種、在来種の野菜を積極的に選んだり、種の種類の表示を自然食品店に提案したりするのもいいと思います。
消費者の望むように、世の中は変わります。

ああ、まだまだ書きたいことや、すごい事実がいろいろあるのですが楽天ブログは1万文字を超えると無理なので、もうこれが限界です。
また、折を見て書きますね。

ところで一応これ資格講座なんで、テストがありました。
最終日に、戻ってきたらなんと100点で合格!!わーい!!

100

シードマイスター
http://seedmeister.com/index.htm


あなたのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん。
誰一人欠けてもあなたはいない。
私達もみんな、在来種なんですね!



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Last updated  2010年02月18日 01時17分47秒
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