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2010年02月24日
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カテゴリ:農作業ライフ
みなさま、こんにちは。
天気の良い日の陽射しには、確実に紫外線が少し強まっている気配を、鬼的な嗅覚で感じております。

昼間、自転車で外出する時には、ぼちぼちサンバリア100のサンバイザーが復活となりました。
3月に、新しいタイプの完全遮光ハットも新発売するそうですから、それも楽しみにしています。
前のハットは、ツバがすぐへろーんとなってしまい視界が狭くなり、風にも飛びやすかったので、結局このサンバイザーばかりを使うようになってしまったので、そのあたりが改善していると嬉しいんですけど。

さて、今週の休日は千葉の匝瑳市に新しい畑の開墾に行ってまいりました。
ここの畑は、こんど田植えする田んぼのすぐ近くで、近隣の農家の方に許可を得てお借りすることが出来ました。
70坪ほどの場所ですが、ここにハーブの種を蒔いて、私のプロデュースするオーガニックコスメの植物エキスに使いたいという夢の小さな第一歩です。
ここは元々、里山のメンバーの方が無農薬でいろんな野菜を育てていた場所なので、残留農薬の心配がない畑なのも嬉しいです。

さて、陽射しは全然強くないんですが、フェイスオンワンピグリーン&完全遮光サンバイザーにサングラスという、いつもの鬼のいでたちで、クワを持ちます。
開墾するぞー!!
まぁ開墾といっても、土を盛ってウネを作るだけなんですが。

harb2

しかし、これが意外と体力がいります。
半分もいかないうちにヘロヘロになってきました。

harb3

↑5歳の息子も手伝ってくれましたが、なかなか終わりません。
しかし、九十九里浜の野菜畑と土の質がずいぶん違います。
長いこと無農薬であらゆる野菜を育てていた場所だから、土がとても柔らかいんです。
ここなら、あまり苦労せずにすぐにいろんな野菜が無肥料で出来そう。
まぁ、私達はここではハーブをやるんですけどね。

harb4

時間の関係で全部は終わりませんでしたが、なんとか3分の2ほどは完成。
3月の終わりに、ここでいろんなハーブの種まきをします。
楽しみだなぁ♪

田んぼも田植えに備えて、山の湧き水をパイプでひいて、すでに水を溜めています。
水面にタピオカみたいなキラキラ光るものがあるので、何かな?と見てみると、なんとカエルの卵だぁ!

tamago

こういうの見ると冬季溜水ってやっぱりいいなーって思いました。
今、世界的にカエルが減少しています。
日本では水田が減っていることもありますけど、オゾン層の破壊による紫外線の影響などもありますし、除草剤と化学肥料の影響も大きいようです。

また「圃場整備」という水田の改変の影響も大きいそうです。
これは田んぼの生産性を上げるために、田んぼの面積を大きく整地しなおし、コンクリートの水路を作って必要な時だけ水を導入し、普段は田んぼに水を入れません。
これは水田の生物のことは、まったく考慮されていないのです。
これにより、カエルなどの両生類は産卵場所をなくしてしまいます。


カエルは生態系の中でも重要な位置を占めていますので、カエルの減少は他の生物にも大きな影響を与えてしまいます。


冬季溜水は、冬場もずっと水を田んぼに溜めておく農法なので、カエルや微生物の生息にとっても、とてもいいんですよね。
この卵を産んだカエルは、わが子をうちの田んぼに託そうと決めてくれたんだ!
この卵たちを見て、やっぱり溜水にしてよかったなぁと、嬉しくてウキウキしてしまいました♪

さて、そのあと九十九里浜の野菜畑にも行き、サニーレタスと紅芯大根とルッコラの収穫を少ししました。
サニーレタスは、もうちょっと大きくなるかと思うんですが、ちょっとお味見。
防寒シートかぶせてたせいか、冬だからなのか、まったく虫に食われていません。
大きさを除くと、このまま出荷できそうなほどきれいで感動!

sany

ルッコラの根が長ーーーーーーい。

ruco

無肥料の野菜の根は、真下に伸びます。
肥料を与えられている野菜の根は横に伸びます。
石井さんのところの小松菜の根は長いもので、真下に4mもあるそうです。
根が下にどんどん伸びれるほど、土が温かく柔らかいわけで、根がどんどん下に下に栄養を探しにいくから長くなり、野菜の栄養価も高くなります。

窒素は、地下のマグマに近い場所にあります。
そしてリン酸、カリは光合成で出来ます。
肥料など入れずとも、土はそもそも微生物の糞のかたまりみたいなもの。
これ以上、何を足す必要もありません。

虫が必要以上に出てくる時、必ず早く分解して土に還したほうがいいものが、そこにはあるそうです。
窒素過多の時、アリがアブラ虫を連れてくる。
水銀の多い土にミミズが異常に増える。
虫が異常繁殖するのは、野山にはない、運んできた肥料や農薬など、そこに何か不自然さがあるからだと石井さんは言っていました。

kousin

紅芯大根は、小さすぎてまるで小カブですね。
うーん。。。でも無肥料の1年目は、まあこんなものでしょう。
それでも、ちゃんと中は紅色でした。
石井さんのところのように、無肥料であんなに大きい小松菜を収穫出来るようになるまでには、まずは種取りして、土に合った種に自然に進化させていくことと、土の柔らかさと温かさをもっと回復させること、そしてとにかく続けることでしょうね。
道のりは長いです。

sarada

ちなみに、サニーレタスってすごくルティンというポリフェノールが多いんですよ。
鶴見先生の両目の視力があの歳で1.5なのは、毎日サニーレタスの入った手作りジュースを飲んでいるからだと言っていました。
それを聞いてから、私はだんぜんレタスならサニーレタス派に。
味もおいしいしね。
ところでサニーレタスはまだしも、レタスって、一見何の栄養もないように見えるじゃないですか。


ところが2000年にフランスで1045名を対象として行われた疫学調査で、レタスを頻繁に摂取する人は、肺がんの発症リスクが40%も低いことが分かりました。


日本で行われた564名の調査でも、レタスやキャベツを頻繁に摂取する人は肺がんの発症リスクが半減することが分かりました。
アメリカで2000年に行われた4403名を対象とした疫学調査では「ルティン」に大腸がんの予防効果があることが判明しました。
こちらはルティンなので、レタスの中ではサニーレタス、あとはほうれん草、ブロッコリー、サラダ菜などです。
ああ、サニーレタスってばすごい!

紅芯大根の紫はもちろんアントシアニン。
こちらも眼精疲労に良いし、ビタミンCより高い抗酸化作用があります。
野菜はほんとに抗酸化物質の宝庫ですよね。

そうそう、前回のブログに、書ききれなかったんですが、無肥料無農薬、在来種の野菜育てて、日々食べている工藤夕貴さんは、お会いした時ほとんどすっぴんでしたが、お肌がピカピカで20代に見えました。
工藤さんはいくつだったったっけ?と今調べてみましたが、39歳ですって!ええっ!?
少しお話出来ましたが、農作業してる時は、やっぱりかなり紫外線には気をつけて、完璧に遮断されているそうです。

そして、2日目のシードマイスター講座に、少し遊びにきてらしたのが女優の杉田かおるさんです。
杉田さんは前回のシードマイスターを受けられて合格された先輩です。
杉田さんも、多分あれはすっぴんだったと思うんですが、お肌がピッカピカなんですよ。

杉田さんとも少しお話しましたが、前は野菜嫌いで、肉ばかり食べてらしたそうです。
それが、最初は痩せるためにオーガニックに目覚めて、そのあと酵素断食に目覚めて、そして有機肥料も入れない無肥料野菜のすごさに目覚めて、そして種の問題にも目覚めて、なんと今は石井さんのところの畑を少し借りて、農作業もしているそうです。

もう、痩せたわ、体調は良くなるわ、性格まで変わりそうだと話してらっしゃいました。
杉田さんって、TVで見るだけだとあまりそういうイメージのない方でしたが、検索してみると今の杉田さんのブログは「オーガニックな気分」ってタイトルなんですね。驚きました。

シードマイスターで発表されていた13名での疫学調査も興味深かったです。
このうちアトピー性皮膚炎の方が10名、アレルギー性疾患の方が3名。
その他の生活は今までのままで、野菜だけを無肥料、無農薬、在来種の野菜に変えて1年経過して身体や皮膚がどうなったかという調査です。

アトピー性皮膚炎の方10名中8名が改善。
モニター全員の平均体温が上昇。
特に低体温だった方4名の体温は35度台から36度台へと上がっていました。
特に興味深いのが、頭の温度は下がり、足の温度が上がっている事。
精神的な安定度、満足度がアップしていること。
毛髪ミネラル検査での、有害ミネラルが下がったこと。
アレルギーの指標であるIgEは平均して20%下がり、睡眠への満足度は40%から70%に上昇。
γーGTPの値も平均して下がっていました。



数名の方の皮膚の写真も見せていただきましたが、
目に見えて肌がきれいになっていて驚きでした。


まぁ被験者が少ないので、今後の調査にも期待したいです。
それにしても、野菜を変えただけで、ここまで変わるのかと、あらためて思いましたね。


もうすぐ、春!
野菜たちのパワーをもらって、元気に花を咲かせたい!


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Last updated  2010年02月25日 00時07分46秒
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