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カテゴリ:健康について
みなさん、こんにちは。
更新がすっかり遅くなってしまったのは、今週はじめ突然高熱を出し、2日間38度~39度くらいが続いてしまったからなんです。 病院には行ってないんで、はっきりしたことは分かりませんが、多分インフルエンザだったんじゃないかと。 もちろん薬なんか飲まず、水分補給しながら、ひたすら寝ていましたよ。 あ、美的水素だけは時々飲んでましたが。 3日目には熱も下がり、だいぶ楽になってきましたが、自分自身がウイルスをやっつけるために作り出したサイトカインの影響で関節が痛かったですね。 4日間、ほぼ断食でした。 お腹はすくんですけど、多くを食べられないので、いつもの10分の1くらいの量を食べていました。 いやー、去年はえらいこと風邪をひかない1年でしたし、高熱を出したこと自体が、多分あれは結婚するもっと前だから12、3年ぶりくらいかなー? 久々だったので、びっくり新鮮でした。 良くなってきても、まだウイルスはいるかもしれないので、念のため8日間は外に出ないし人にも会いません。 家族にうつさないため、家の中でも、寝るときもマスク。 まぁ断食も出来たし、よく寝たし、デトックス出来たし、たまには良しとしときましょう。 ↑気分転換。 うちの畑の奇跡のハート型虫食いキャベツです♪ さて、大阪に帰省した時にオーガニック系、農家直送系のレストランに何軒か行ったのですが、その中の1軒が禁煙じゃなくて、分煙もしてなくて、しかも地下でね。 その上まわりの3席がすべて喫煙してて、すべて女性で、というのを目の当たりにしました。 そこのランチは、有機野菜のサラダ食べ放題で、他も農家直送で、自社農園もやってて、味もめちゃめちゃおいしかったんですが、こんなヘルシーランチを好み、わざわざ食べに来ている女性達に、こんなに喫煙者が多いってどういうことだ?と、ちょっと心配になってしまいました。 そこへさして、最近ガン関係のセミナーで1度お会いしたことがある、ガンと長年共存されていた方が2人亡くなりました。 2人に共通しているのは、喫煙。 現代医療を受けないで、自らの自然治癒力を信じる生き方を選んだのに、なぜか煙草はやめなかったそうなんですね。 「煙草は肺の燻製みたいなもんだ」というわけの分からない理屈を言っていたそうです。 無農薬野菜関係のある会社でも、煙草は化学物質のない「ナチュラル葉」であれば問題ない、というような風潮があり、私も夫も10年前、ナチュラル葉の煙草を吸っていたことがあります。 これは、確かに添加物としての化学物質はないんですが、その分ニコチンがすごくて、私はやめる時大変で地獄を見ました。 お正月、義父に薬を飲ませるべきだろうと意見してきた親戚も、喫煙者です。 美容や健康を気にする女優さんの中にも、デパートの店員さんの中にも喫煙者はとても多いようです。 煙草の害なんて、当たり前すぎて、これまでこのブログにもほとんどと言っていいほど書いたことはありません。 値上げもされたし、さすがにかなりの人が、みんなやめただろうと思っていました。 だけど、なんかこの現状を見ると、ちょっと心配になってきたんですよね。 「煙草は確かに、体に悪い。でもちょっと悪いくらいなんで、吸いすぎなければたまにはいいんじゃないの?我慢してストレス溜める方が、かえって体に良くないよ、吸ってても長生きしてる人もいるしね~」みたいな理屈で、煙草をとらえている人が、まだまだいる気がするのです。 しかし、その考えは今日からは捨てて下さい。 特に、アンチエイジングを目指すなら、煙草は少量でも非常にダメージです。 なぜなら、煙草の煙は、たとえ少量でもDNAにダメージを与えるからです!! 今まで、喫煙者は発ガンのリスクが高くなるというデータはたくさんありました。 ただ、去年12月にロイター通信で報道されたこの実験結果は、結構衝撃的です。 煙草の煙、少量でも肺やDNAにダメージ 米国の公衆衛生政策を指揮する当局者は9日、直接間接を問わず吸い込むたばこの煙がたとえわずかな量でも肺やDNAにダメージを与えると警告する報告書を発表した。 ベンジャミン医務総監は、声明で「たばこの煙に含まれる化学物質は、煙を吸い込む度にすぐに肺まで到達し、即座にダメージを与える」と説明。 「ほんのわずかな量を吸い込むだけでDNAが損傷し、がんの発症につながる」と警告している。 煙草の煙には、ナチュラル葉であろうが、なかろうが有害な化学物質が多く含まれています。 ナチュラル葉でないものには、味を整えたり、ニコチンを弱めたりする添加物として更に化学物質が加えられているというだけで、害は変わりません。 また、軽い煙草に変えようとも、一酸化炭素の濃度はかえって増えることも分かっています。 煙草の煙に含まれる有害な化学物質は200種類を超えていて、発がん性がわかっているものだけでも60種類もあるそうですが、主な毒はこの3つ。 ●まずは主成分であるタール。 これ自体が、さまざまな発ガン物質のかたまりです。 1日1箱吸えば、1年でコップ1杯のタールを摂取したことになるそうです。 化粧品の合成色素は「タール色素」と呼ばれていますが、元々は石油系でなく、タールから作られていたから、こう呼ばれるようになったんです。 昭和7年にお茶の水の佐々木研究所で吉田富三先生、佐々木隆興先生が、タールから出来たタール色素をラットの飼料に入れた実験で、世界で初めて肝臓ガンを作ることに成功 タール色素は唇に塗るのは嫌だ!と言ってナチュラルコスメを選ぶ人も、タバコはやめられずにいます。 しかし、口に塗るどころか体内にガンガン入っていることには、なぜか無関心。 ●次に、ニコチン。 これは去年書いた「ネオニコチノイド農薬」のモデルともなった猛毒です。 農家がネオニコチノイド農薬を受け入れやすいのは、タバコによってニコチンになじみがあるから、毒のイメージがあまりないからだそうです。 しかし、それは大きな間違いです。 ニコチンは「毒物及び劇物取締法」に指定されている毒物です。 成人ならタバコを2本、乳幼児ならたった1本、タバコを食べたら致死量です。 しかも、ニコチンの毒は即効性があるんです。 こんな猛毒を、幼児のいるリビングに気軽に置いているパパはいませんか? 吸殻を川や海や、あちこちに捨ててませんか? もう1つ、ニコチンの一番悪魔的な欠点、それは中毒性。 みんな大麻のことは法律で禁止されているからやいのやいの言いますが(もちろん大麻も良くないですが)、大麻よりニコチンのほうが中毒性は高いのです。 ニコチンを受け取る受容体は、脳の広範囲にあるので、ニコチン中毒になると脳の広い範囲がニコチンの影響を受けるし、ニコチンを求めます。 要するにニコチン脳になるんですね。 ニコチンは脳神経に作用して神経の異常反応を起こし、自律神経も攪乱します。 特にドーパミン神経など、快感に関係する神経経路に関わるため、ニコチン脳になると、どうしても次々とニコチンを求めてしまうのです。 私は患者さんで喫煙者の方と何度か会話しているのですが、みんないろんな理由をつけてタバコをやめない方向に話をもっていこうとします。 理屈がまるで通ってなくても! それは仕方のないこと、、ニコチンに脳を支配されてしまっているから、ことタバコに関することに関しては、どうしても冷静に考えられないのです。 ニコチンは毛細血管を収縮させるので、血流が悪く冷えやすくさせます。 その結果血圧と心拍数が上昇することになり、動脈硬化、心筋症などの引き金にもなります。 ●そして一酸化炭素。 一酸化炭素が血液中に入ってくると、酸素が運ばれるのを邪魔するので、運動能力を低下させます。 酸素が運ばれないとなると、アンチエイジングを牛耳っている我らがミトコンドリア様たちも十分活動できません。 このミトコンドリア様たちを、どう効果的に目覚めさせるかというのは 実は2011年の私の重要なテーマです! このことは、またおいおい書きます。 酸素は栄養を全身に供給することや、老廃物の回収にも関わっていますし、酸欠になると心臓が頑張りますから血圧も上がります。 結果、動脈硬化が進んで老化も促進してしまうんです。 その上、今回の発表では、少量の煙ですら、DNAの損傷を起こすですと? これはもう、アンチエイジング的に大問題じゃないですか! 究極のアンチエイジングは、毎日どうしても起きる細胞のDNAのミスコピー(損傷)をいかに少なくするか、そして損傷したものをいかに修復するかです。 正確に言うと、DNAを修復する酵素は、すでに体内にありますので、この酵素の働きを高めるということと、損傷が起きやすくなる行為をいかに避けるかです。(そのために修復酵素を高めるAC-11などを美容液に入れたりしてるくらいですから。) 修復する能力は年齢と共に低下するので、喫煙などによるDNAの損傷になってくると、もうおっつかないでしょうね。 こうなると、老化するか、ガンになるしかないのです。 私は吸わないから、という方も安心は出来ません。 去年厚生労働省が発表したこういうニュースもありました。 受動喫煙で、年間6800人死亡 タバコを吸っている人が、火をつけているけど吸っていない時の煙、いわゆる副流煙にも、かなりのニコチン、タールが含まれています。 去年厚生労働省が発表した上記のニュースでは、受動喫煙が原因で肺がんや心臓病で死亡する成人は、国内で毎年約6800人に上るとの推計値を発表していました。 そのうち女性が約4600人と被害が大きいそうです。 このブログを見ている方には、タバコを吸っている方はさすがに少ないでしょうが、友人や旦那様、彼氏、身近にいる方を、なんとか説得する材料に、このブログを使って頂ければ幸いです。 最後に女性の方にはトドメの画像。 以前1度だけ喫煙のことを書いた時にも載せたと思いますが、最後に見ておきましょう。 イギリスのBBCが特殊メイクでシュミレーションした22歳の双子で、喫煙(左)と非喫煙(右)で40歳になった時を予測した有名な写真です。 そう、タバコは体の中だけでなく、外見も悪くさせます。 一酸化炭素もニコチンも血流を非常に悪くさせるので、シミやシワやたるみを増やしてしまうのです。 体内に大量の活性酸素も生じさせる上に、ビタミンCを不足させるのでコラーゲンが作りづらく、皮膚のハリを失わせます。 白髪や薄毛も促進し、歯もタールで黒くなり、活性酸素で歯茎も黒ずみます。 こういう喫煙者独特の風貌を「スモーカーズフェイス」と言うそうです。 スモーカーズフェイスよ、さようなら! そして受動喫煙にもさよならしたい!! ↓楽しく読んでいただけましたら、1クリック応援して下さると嬉しいです! 人気ブログランキングに1票投票する お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2011年01月13日 23時39分55秒
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