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カテゴリ:アンチエイジングの敵
みなさん、こんにちは。
暑い毎日が続きますね。 このブログの総アクセス数が、ついに1千万アクセスを超えました! 今年の11月で丸6年になるんですね。 まさか、こんなに長く続けるとは夢にも思っていませんでしたし、この6年間、最初の頃は3日に1度、その後はだいたい週1では、この恐ろしく長く、ディープなブログを更新してきたわけなので、よくやるなーと、自分で自分に呆れながらも、ちょっと褒めてあげたいような気もします。 しかし、めでたい気分でもいられません。 実は、このたび我が6歳の息子の、尿の放射線検査の結果が出てきたのですが、、、 ↑なんとセシウム137が出たのです!0.4ベクレル/kg!! 134は不検出ですが、グラフを見ると検出限界値以下ですが、 多分0.3ベクレルくらいはあると思います。 福島の子供さんで最大1.3ベクレル、千葉の子どもさんでも微量出たと言うし、東京の子供でも出ていると聞いていたので覚悟はしていたのですが、目のあたりにすると、かなりショックでした。 137なら、半減期が30年なので、チェルノブイリ事故由来とか、核実験由来とかも考えられますが、半減期2年の134があるので、確実に福島原発由来の放射性物質だと思います。 セシウムの生物的半減期は100日。 この尿は7月31日と8月1日のものですから、3月の原発事故の時に大気中や土壌の埃から吸い込んだものが、現在もわずかながらに出ている可能性もあります。 マスクは一緒にいる時は出来る限りしていましたが、保育園で勝手にはずしてしまっていたようですし、小学校でも、学童でも結局はずしてしまっていたようです。 食事は、宅配は沖縄のむい自然農園と京都のハートさんだし、それ以外は新宿の「こだわりや」で産地を選んで買っていました。 水は昔から鹿児島のミネラルウォーターです。 水道水をそのまま料理に使うことはありません。 ただ、給食は牛乳以外は普通に食べていますし、外食も5月の半ばくらいからは時々するようになりました。 大気中に放射性物質が不検出になってきた5月半ばからは、かなり気もゆるみ、マスクも基本ナシにしていましたし、ミネラルを摂ったり、海藻食べたりということ以外は、ゼオライトのサプリもやめていました。 だいたいが、うちの畑の土が114ベクレルですからね。 そこで育った野菜は、ゼオライトのおかげか、全然吸い上げていないようですが、そこで草取りとかしていたわけだから、多少は土ぼこりを吸い込んでいるだろうし、、、 ああ、よく分かりませんが、とにかく体内被曝があるのは間違いないです。 これが、いったいどの程度なのか、放射線の専門機関にあちこち電話して聞いてみたのですが、かなり微量ということで、これを検出できたことに感心されました。 量が2Lで、結果出るのに1週間かかったというと、「それはすごい、そうじゃないと、そんな微量は普通なかなか検出できない」ということです。 尿から0.4ベクレルということは、体内には最大で100倍ある可能性もあります。 ということは40ベクレルと30ベクレル。 合計70ベクレル。 とても微量なので これではDNAの2重らせんを切ることは、ほとんど出来ないと言われました。 でもね微量って言っても、こんな原発由来の核種が 尿から検出されること自体が異常ですからね。 小出先生によると、事故前の尿は多分134は不検出で、137は0.1ベクレルくらいだっただろうということです。 息子の尿中には、その4倍あるんですからね。 しかし、確かに息子のグラフを見るとこんな感じです。 ↑この下の心電図みたいなのが、そうなんですが、ところどころピコって山みたいな、ツノみたいなのがあるでしょ? これが放射線核種のピークです。 セシウムはどれか、分からないくらいですが、上からピーって線が入っていると思うんですが この4本中真ん中の2本が指しているのがセシウム。 左が134で、右が137です。 え?ってくらい、確かに小さいピークです。 実は、これより、ずいぶんド派手にピークが出ている核種がありました。 ↑すごいでしょ?これ。だいたい30~40ベクレルだそうです。 そう、セシウムの100倍もあるのです。 これ何だと思います? 衝撃を受けたのですが、これが「カリウム40」。 自然界に太古からある、放射性物質です。 天然のカリウム中に0.0117 %の割合で普通に存在し、カリウム1グラム当りの放射能強度は30.4 ベクレルだそうです。 我が家は野菜をすごく食べるし、海藻も食べてるから、自然とカリウム40も取り込んでいるんですね。 ただ、この尿から出ている量が普通から比べてすごく多いかというと、そんなこともないようです。 普通に食事しているだけで、だいたい体内に4000ベクレルもあるんですって。 カリウム40とセシウムは体内でのふるまいがとても似ているのですが、半減期がとても長いので、エネルギーはセシウムより弱いということです。 ただ、うちの息子の場合、カリウム40がセシウムの100倍もあるわけなので、比べるとやはりカリウムの威力のほうが強いそうです。 普通に生きている中での体内被曝はカリウム40だけじゃなくて炭素14とかいうのもあるので、だいたい体内に6000ベクレルほどは、自然放射性物質が存在しているそうです。 天然でも人工でも、放射線や放射能にまったく違いはありませんから、いくらカリウム40だって、DNAを切っています。 DNAを切っているのはカリウム40だけじゃありません。 毎日の呼吸で生じる活性酸素だけでも、1日で1つの細胞ごとに100万個のDNA損傷が生まれているそうです。 ほとんどがDNAを片方切るだけみたいですが、細胞10個のうち1つでは二重らせんを切ることもあるようです。 これに比べると自然放射線で二重らせんが切れるのは、細胞1万個のうち1つの割合なので、なんと呼吸のほうがDNAを切っていることになります。 ただ、だからすぐ細胞が死ぬかというと、そういうわけではなく、前にも書いたように人間にはDNA修復酵素というもがあるので、このくらいの量のものは、すぐに修復しちゃうんですね。 1本切れたものは、99.9%以上修復し、2重らせんが切れても90%も修復します。 放射線がDNAを切る場合、直接切るのが3割、活性酸素で切るのが7割です。 活性酸素についてもSOD酵素というのが体内で作られているので、どんどんとこれをやっつけます。 でもDNAが修復されるからって喜んでばかりもいられません。 修復するとき、たまーに間違って修復するそうなんですね。 このミス細胞が、ガン化することがあるから問題なのです。 ただ、その場合でもガン細胞を検知して排除するという「アポトーシス」という自然治癒力も備わっています。 ただ、1度に大量に被曝したり、喫煙、添加物、残留農薬、電磁波、ストレス、睡眠不足、食生活の乱れなどで活性酸素が大量に発生すると、この修復機能もアポトーシスも追いつかないことがあるのです。 特に子供の場合は、細胞分裂がさかんで、丈夫な2重らせんがほどけて1本になって、更に4本に分裂中のDNAが多いんです。 その時、放射線に被曝すると、DNAがたくさん切れてしまうので、大人とはダメージが違うということです。 でも、まぁ人間の体って二重三重に守られているから、自然放射線で6000ベクレルも体内被曝してもちゃんと修復できるようになってる。 これを考えたら確かに70ベクレルくらいで、慌てることもないのかもしれません。 放射線被ばくは、量が多くなければある程度修復は出来るので、微量な放射線はむしろこうしたDNA修復能力を活性化して、健康効果があるとするのがラドン温泉などのホルミシス効果です。 代替医療のT先生は食事療法と、30マイクロシーベルトくらい出る微量放射線の出る天然鉱石の粉末をまぜたゴムのシートなどで、がん治療に目覚ましい効果を上げています。 シートは外部被曝のみですが、温泉では内部被曝もします。 ただ、私は前から、こうしたT先生が使っているような天然の放射性物質と、原発由来の人工放射性物質が本当に同じなのかな?という疑問がありました。 いろいろ調べていると、農学博士の市川定夫先生が、これについて分かりやすく解説してくれています。 自然放射性物質と人工放射性物質の違い 46億年前の地球創世時にも、すでにカリウム40は存在し、現在の約12倍もあったそうです。 自然放射線に耐えられなかった種は滅び、適応できた種が生き残って今日に至っているので、私たちはこうした自然放射性物質には強く、体の中に溜め込まず、かなり早く排出する能力を身につけているんですって。 溜め込まないから、生体濃縮もしない。それが自然放射性物質に対して私たちが獲得してきた耐性。 ところが、放射性ヨウ素やセシウムなどは新しすぎて、人間はまだ対応しきれていない。 放射線としても放射能としても同じなんだけど、内部被ばくした時に、体に溜め込みやすいというところが違うそうで。 一番溜め込むのは放射性ヨウ素。 セシウムも100日くらいで半分排出するんだけど、慣れてるカリウム40より排出が遅いそうなんですね。 ちょっと遅いために、常に微量蓄積してしまう。 そこが問題なんですよね。 長くなりすぎました、後半に続きます。 ↓応援して下さると嬉しいです! ブログ村人気ランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011年08月22日 21時21分27秒
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