|
カテゴリ:アンチエイジングの敵
みなさん、こんにちは。
寒いですね、今日はこの冬一番の寒さだとか言われていますね。 私はやっとお正月ボケから回復し、じょじょにいつものペースを取り戻してきました。 今朝起きて、あれ?ちょっと喉痛い?って思いましたが、プロポリススプレーことあるごとにスプレーしてたら、午後には何ともなくなってきました。 ダメ押しで金時しょうが湯も飲んでいます。ああーおいしい、沁みますね。 抗糖化作用も高いと知ってからは、生姜が更においしく感じます。 ![]() さて、一昨日は六本木でやっていた田中優さんの講演会に行ってきました。 「未来レポート」ってタイトルです。 優さんの講演会は去年7月に続いて2度目だったんですが、お話がすごく分かりやすいし、内容も明るい未来を感じさせるものなので、私は1度聞いてすっかりファンになってしまいました。 田中優さんは環境活動家で未来バンク事業組合理事長、日本国際ボランティアセンター理事。 ミスチルの桜井さん、小林武史さん、坂本龍一さんが資金を出して環境保全のための非営利団体の「ap bank」の監事としても有名ですね。 ![]() ↑上記をはじめ、著書は多いですが、坂本龍一さんと「非戦」という本を共著で書かれていたこともありましたね。 実は私は中1の時から坂本龍一さんの大ファンで、坂本さんのラジオ「サウンドストリート」で投稿ハガキが読まれたことが、少女時代の私の一番のトピックスなくらいでした(笑) 今はそこまでファンと言うわけではないですが、私の中ではずっと特別な存在なので、坂本さんが、ずいぶん前から環境問題のほうに着手されていることや、「STOP六ヶ所村」などの活動には、遠巻きながら敬意を表しておりました。 そんなことから、なんとなく田中優さんにも以前からずっと親しみが勝手にあったのです。 優さんはチェルノブイリ原発事故から脱原発活動をずっとされているようですが、お話を聞いていても、こぶしを振り上げるような感じは全然なくて、いつもニコニコです。 反対運動って感じなど微塵もなくて、わがままな現代人にいきなり我慢を強いる提案も全然なくて、話は理路整然としてて、解決策がどんどんと提案され、実に明快。 それは「原発がないと、電力が足りないだろう!」という思い込みを覆すだけでなく、「代替えの自然エネルギーを今すぐ充実させないと!」とあせるわけでもないんですよね。 元々日本は先進国の中では、一番省エネが実現できている国だから、そこまで必死にならなくても、ピーク時の電力を減らす工夫をちょっとすれば、わずか20.1%の原子力電気分くらいは、なんとかなってしまうそうなんです。 消費電力の22%しか消費していない家庭の電力では、我慢を強いるわけでもない簡単な「節電方法」で解決。 例えば木製の内窓などを入れてとにかく断熱する、スイッチ式コンセントを使う、古い冷蔵庫を省エネタイプに買い替える(省エネだけでなく年間3万円近く、電気料金も安くなることが実証されています)、エアコンに30分のうち5分だけ順番に電気が電力会社のほうで切れるタイマーをしこむなどです。 78%もの電力を消費する事業者の場合は、ピーク時の電気料金を値上げするという、仕組み自体を変える提案。 今は使えば使うほど、電気料金は家庭では高くなり、法人では安くなる仕組みなんですってね。 そりゃ、今のままじゃ企業はピーク時でも使うでしょう。 もちろん、節電作戦をとった後は、ゆっくり自然エネルギーも充実させていけばいい。 日本は島国ですから波力発電、それから地熱発電、太陽光発電、風力発電、小水力発電などいろいろ有力なものがあります。 地熱発電なんて、実は日本は世界7割のシェアを持ち、最高の技術力があります。 岡山大学の池田教授が発明した、従来の100倍の電気を作れる太陽電池「グリーンフェライト」は2013年に実用化されるそうですし、「パーソナルエナジー」と言う高性能なバッテリーと6畳ほどの太陽光発電パネルがあれば、現在でも家1軒分まかなえちゃうそうです。 これらはみな、世界最高の技術力だそうです。 本日のロイター通信のニュース 原発付近に住む子ども、白血病の発病率が2倍=仏調査 世論調査では82%が原発を止めるべきだと出ました。 ところが、問題は東電の株主の89%が原発推進を要求しているということです。 これは、現在の電力会社に許されている電気料金の決め方「総括原価方式」というものに関係します。 この方式は、発電、送電、電力販売にかかわるすべての費用を「総括原価」としてコストに反映させ、その上に一定の報酬率(3%)を上乗せした金額を、すべて電気料金として利用者に請求できる仕組みです。 この方式だと、お金をいくら使っても利益が保証されるし、使えば使うほど電力会社も株主も儲かるわけです。 東電の大株主は、生保、金融、ゼネコン。 だから電力会社は一番高い金利で株主の銀行から融資を受け、その金利に3%上乗せした電気料金を徴収します。 総括原価方式では、固定資産に3%をのせて「事業報酬」として利益になります。 原子力発電所を1基つくれば何千億円という資産になるので、火力発電所より施設にかかる費用が格段に高いです。 高い施設を持てば持つほど、利益が上がるので、株主は原発賛成なんです。 いくらかかっても費用に3%上乗せして電気料金を徴収すればいいんですから。 株主のゼネコンの受注額の40%が電力会社がらみです。 電力会社は高いものを発注すればそれを電気料金に上乗せして儲かるし、ゼネコンも高いものを発注してくれるから儲かります。 ゼネコンは票をたくさん持っているから、政治家もなかなか逆らえません。 なんと広告費までもが総括原価に入っていました。3%のせて電気料金で徴収です。 電力会社の年間広告費は、1位のトヨタにせまるくらいだそうです。 ライバルいないのに、1社独占なのに、宣伝しまくりです。 すべてとは言いませんが、そうなるとマスコミもなかなか批判を報道しにくいという風潮はあったと思います。 芸能人の方の口が重いのも、こういう背景があるからでしょう。 年間50kw以上の電力を使っていれば、東電などの大手電力会社との契約をやめて、PPSと呼ばれるその他の電力事業者から電気を買うことが出来ます。 金融機関では城南信用金庫さんなどは、脱原発宣言をして、PPS利用と節電に取り組んでらっしゃいます。 城南信用金庫HP しかし現在は50kw以下の家庭の電力では、1社独占だから電力会社を選ぶことが出来ません。 自宅で太陽光発電しても、送電線を使用しないでバッテリーを使うなどしなければ、電力会社に自然エネルギーを売ってその分電気代が安くなると言うことしか出来ません。 最近、「えねぱそ」という自然エネルギーを選べるシステムが出来ましたが、これは自然エネルギーの電力を買って証書をもらうことは出来るんですが、じゃあその分が毎月の電気料金から引かれるのかと言ったら、それはそれで払わないといけないんです。 要するに、自然エネルギーへの寄付みたいな形しか出来ない。 これはこれで自然ネルギーを応援するために大変意味のあることですが、、、 私の会社も表参道の店の照明は全部LEDにしたんですけど、消費電力が小さいのでPPSは使えないので、せめてえねぱその電気を買おうと思います。 えねぱそ しかしPPSでも送電線は大手電力会社の独占なので、使うのに送電線の使用料がかかるのですが、これがめちゃ高く(PPS電気代の25%が送電費)、スウェーデンの10倍です。 新規参入を防ぐため、大手電力会社が送電線の使用料を高くしているんですよね。 日本も電力会社の1社独占をやめて、発送電分離して送電線を国有化して、他の会社に自由参入させないことには、なかなか自然エネルギーも発展出来ません。 まずはここを変えないとですよね。 今、枝野さんが発送電分離を言い出していますし、電力会社の広告費を総括原価に入れるのも問題視されてきています。 本当に、日本は変われるチャンスだと思います。 こんなに痛みを伴ったのだから、せめてよき未来の扉くらいは、未来の子供たちのために残したいと思います。 原発の是非を問う都民投票を求める署名も去年12月から始まっています。 大阪では必要数達成したそうですが、東京ではまだ3分の1しか集まっていないそうです。 2月9日までに都民の20%の、約22万署名がないと都議会に都民投票を要求できないそうです。 ネット署名などは出来ないので、新宿小田急ハルク前や渋谷のハチ公前で街頭署名出来ます。 私もお正月に行ってきました。 今週土日の「脱原発世界会議」にも行こうと思っています。 ![]() 原発都民投票の情報 都民以外の方はネット署名も出来る国民投票もあります。 田中優さんの講演のスケジュールは下記にあります。ぜひ1度直接聞いてみて下さい。 田中優さん1月の講演スケジュール 田中優さん情報による、今特に注意が必要な食べ物を書いておきます。 生体濃縮によって汚染されやすくなっているのは、肉、魚、卵、牛乳、特に魚だそうです。 それから特殊に集めてしまうものは、キノコ、たけのこ、ブルーベリー、コケ。 特にしいたけ、なめこなどは気を付けて下さい。 それから、米、小麦の胚芽部分。お米は精米してよく洗えば大丈夫だが、玄米の場合は要注意だそうです。 あとは緑茶ですね。 その他の野菜は、意外とそれほどでもないとのことでした。 未来のために、新しいエネルギーと仕組みを考えたい。 もちろん、アンチエイジングのためにも! ↓1クリック応援して下さると嬉しいです! ブログ村人気ランキングへ
Last updated
2012年01月13日 09時51分02秒
[アンチエイジングの敵] カテゴリの最新記事
|