2012/08/16(木)13:48
パート2☆本物に出会う旅 九州へ
みなさん、こんにちは。
オリンピックも終わり、終戦記念日もすぎ、このあたりまで来ると夏の終わりが少し見えてきます。
まだお盆休みの最中と言う方もいらっしゃるかもしれませんね。
私は7月に早い夏休みをとってしまいましたので、お盆休みはなく通常通りの日々です。
神奈川の畑の土留め工事も終了間近で、畑は大豆が元気に育って花が咲いています↓
植える時期が遅かったので、枝豆はまだまだですね。
お知らせが少し。
「東京メトロ」が発行している情報誌「ボンジュールメトロ」で私の連載が始まりました。
東京の地下鉄の駅の構内に無料で置いてありますので、見かけたら読んでみて下さい。
カラー2ページ。春までやる予定です。
さて7月に行った九州の旅行記の続きです。
浮羽から、今度は熊本に行きました。
ここには、私のブランドでプロデュースしている「グレインプラス」というスイーツに使わせて頂いている小麦粉の生産者の方がいるのです。
↑見て下さい。田んぼに流れる水の美しさ。
ここは飲料用も農業用も、すべて同じ湧水が使用されていて、ほんとにうっとりするほど水がきれい。
↑湧いてくる水を、こうして直接飲めてしまうことに驚き!
↑今の時期は田んぼですが、稲刈りが終わったら同じ場所が小麦畑になります。
↑貴重な熊本産の無農薬の小麦です。
無農薬の質の良い国産小麦は探すのが本当に大変で、やっとの思いで出会えた生産者のため、すみませんがお名前は内緒にさせて下さい。
この小麦畑は28年間一度も農薬も除草剤も使われていません。
この生産者の方の初めてのお子様が28年前に生まれたそうなんですが、その時にこれから生まれる未来の多くの子供たちのために、農薬をやめようと決意したそうです。
小麦栽培の時だけ米ぬかを少し使うそうですが、田んぼは無肥料です。
肥料をやめると稲の緑が少し薄くなるので、虫が寄ってこないんだそうです。
濃い緑は窒素過剰の証し。虫は過剰な窒素に群がると話しておられました。
やはり自然農の農家の方は、みなさんそうおっしゃいますね。
次に訪ねたのが、ゴボウ茶でおなじみの菊地市の渡辺商店さん。
今、空前のゴボウ茶ブームですが、なにを隠そう、ここの社長の渡辺さんが菊地水田ゴボウを使って、何か特産品が出来ないか考えて作ったのが一番最初なんです。
↑会う前はもっと年配の方かと思っていたら、私より若い41歳!
渡辺商店は元はごく普通の酒屋さんだったのですが、渡辺社長の代になってから、無農薬、無肥料の自然農に目覚め、地域に根差した体に良い加工品をいろいろと発明して、通販で全国販売もされています。
サイトを見ると、ゴボウ茶だけでなく、鬼的に心惹かれるものがたーくさんあるため、前から一度お店にお邪魔したかったんですよね。
ありましたありました、菊地水田ゴボウの元祖ゴボウ茶↓
今私の店でも扱ってるんですが、入ってきても入ってきても、速攻で売れちゃうんですよね。
私は他のゴボウ茶を知らないんですが、他のを飲んだ方がこれを飲むと、おいしさが違うと聞きます。
こちらのゴボウの生産者の方の畑に連れて行って頂きました。
渡辺商店さんから車ですぐでした。
↑生産者の村上さんです。
同じ場所でお米とゴボウを交互に作るそうです。
↑田んぼの方は合鴨無農薬農法でした。
ごぼうも、もちろん無農薬ですが、油粕を少しだけ肥料に使うそうです。
有機JASを取得している畑です。
↑さて、渡辺商店さんの店内で発見したのが、見た目がすごい、この玄黒茶(左)
黒米?と思ったら玄米の黒煎り。もう真っ黒!
しかも無農薬無肥料の自然栽培のお米です。
それを粉にしたのが右の玄米コーヒー。
渡辺社長はお酒を自分で原料から作って販売しているほどお酒が好きで、それで賞までもらってらっしゃるのですが、酒好きが高じて飲みすぎて、ひどい痛風になってしまったことがあるそうです。
風が吹いても痛いという、恐ろしい痛みでしたが、この玄黒茶を飲んだら一晩で、すぐにケロッと痛みがなくなったそうです。
渡辺社長 「極陽のお茶ですから、陰性に傾いて冷えている時すごくいいです。真っ黒ですが、アルカリ性の食べられる炭ですから安心です。」
飲むと香ばしくてかなりおいしいお茶です。
隣の玄米コーヒーは、味はブラックジンガーに似ています。
この2つだと、私は玄黒茶のほうが好きですね。
前回、母の指の炎症の時は、特製の焼き塩を水に少し入れて飲んだこともかなり良かったのですが、焼き塩もかなり極陽の存在です。
市販品で言えば、キパワーソルトとかイヤシロソルトですが、すごいのはなごみソルトかな。
海の塩を竹筒に入れて30時間熱した、灰色の塩です。
ごく少量のなごみソルトを+300mvの水道水に入れただけで、このとおり↓
もっと入れたら、もっとマイナスになるんだと思います。
ほんのちょっとだけ料理に入れると、味がまろやかにおいしくなるのがすごいのです。
天然の焼き塩とも言えるのが、マグマの熱に熱せられて自然に出来たヒマラヤ岩塩で、これもすさまじい還元力を持っています。
還元力、還元力とうるさい鬼ですが(笑)DNAを切る活性酸素を取る力が還元力。
それがDNA損傷を少なくすること、すなわちアンチエイジングにも影響すると思うのです。
自然栽培の玄米の黒煎りは、塩分のない極陽性。
+130の水を+66にするくらいの還元力もありました。
これも、冷えたり炎症が起きている時にはすごくいいのではないかと思います。
↑こちらも珍しい自然栽培の雑穀ブレンド。
雑穀って無農薬のものがすごく少ないって知ってましたか?
その上、肥料も使っていないというのはなかなかありませんから希少です。
渡辺社長に、この雑穀の生産者の方の畑に連れて行ってもらいました。
だいぶ山の上のほうに来ました、七城町というところです。
↑行ったら、ちょうど娘さんと黒豆を蒔いてらっしゃいました。
↑生産者の富田さんです。
なんと無農薬栽培歴35年ですって!
雑穀だけでなく、豆やお米や野菜などいろいろ作ってらっしゃいます。
1991年から肥料はレンゲの花のみで、2006年にそれもやめて完全に無肥料に切り替わったそうです。
肥料がレンゲってうのも素敵だけど(ハート)
すごいのは、苗や種も自家採種っていうところ。
ここですよ、ここ。すごい農家は、必ず種にもこだわっている。
伝説になっているのが、2005年のウンカ(稲につく害虫)の大被害というやつ。
ウンカが大発生して、近隣の水田は枯れて全滅したのに、富田さんの田んぼだけ被害がまったくなかったそうで、大学教授が調査に来たくらいの出来事だったそうです。
↑その時の写真がこれですって。
手前の田んぼはウンカの被害を受けて枯れてしまっていますが、奥の緑色の田んぼが富田さんの田んぼ。
隣同士なのに、まるで境界線でもあるようにパッキリ!
これは自然農法のお米の生命力のすごさと、虫や病気への抵抗力の強さなんじゃないかということです。
ここも水がきれいでね。
聞けば八方ヶ岳を水源とする湧水なんですよ。
またまた飲める農業用水で作ってるわけです。
富田さんのお米は今は品切れですが、秋になったら出てくると思いますのでチェックしてみて下さい。
雑穀はあります。
↑富田さんの雑穀ブレンドを、分付き米に混ぜて炊くとこんな感じ。
黒豆も入って、ほんのりピンクですごくおいしいですよ。
しかし菊地市の自然農って盛り上がってるな~!
いつまでも、ここにいたいと思っちゃいましたよ。
パート1で書いた福岡県浮羽町にも、なんと上水道はなく、日本名水百選のひとつである「清水湧水」という湧水がこんこんと湧き出ていて、家庭用の水としても農業用としてもこの水が使われています。
水がきれいなところって、ほんといい。
「ふるさと」って歌があるじゃないですか。
あれを歌いたくなるような場所です。
さて、このあと私達鬼一族は、更なる体にうるわしいものを求めて、阿蘇そして鹿児島にまいります。
ここに、めちゃめちゃ肌に浸透の良い、すごい植物オイルがあるのです。
長くなりましたので、次回に続きます!
志を果たして いつの日にか 帰らん
山はあおき ふるさと 水は清き ふるさと
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