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カテゴリ:アンチエイジングの敵
みなさん、こんにちは。
選挙が終わり、三日くらい激しく落ち込んでいましたが、だいぶ立ち直りました。 民主党に絶望した方の多くが自民党に入れるんだろうなとは予測していましたが、ここまで議席を取るとは、正直ぞっとしてしまって。 しかし、選挙の分析がいろいろ出てくるに従い、理由が分かってきました。 小選挙区で自民党候補の名を書いたのは全有権者数で見れば、有権者のたった25%。 比例代表に至っては15・99%なんです。 実は投票率が戦後最低だったために、小選挙区制の悪い面が出てしまい、議席に反映されない票が40・4%も生じてしまった。 小選挙区は比例復活を除けば1人しか当選しないため、その他の候補に投じられた票の多くが民意を議席に反映しない「死票」になるのです。 今回の自民の比例得票数は1662万票で、実は民主に負けた09年の1881万票よりも219万票も少ないのです。 小選挙区でも自民の得票数は2564万票で、同じく負けた09年よりも165万票減っています。 要するに、別に自民党の支持は増えてなんかいないのです。 みんな選挙に行かなかっただけ。 そして反自民の票が割れてしまっただけ。 そのことには少しほっとしましたが、でもそれでも選挙の結果は絶対です。 もはやこれで、自公で320議席獲得しているので、法案が出された時、参議院が抑止力になりません。 どんな法案もその気になれば可決されてしまいます。 このリンク記事に、当選者のアンケート結果があったのでまとめてみました。 ●消費増税法については「法律通り引き上げるべきだ」が当選者の60% ●TPP、反対が過半数 賛成は24%止まり ●「新安全基準を満たした原発は再稼働すべきだ」と答えた当選者が77%。「再稼働は認めず廃炉とすべきだ」が11%。政党別で容認派が多かったのは、公明党94%、自民党84%、日本維新の会78%、民主党73%の順。みんなの党は67%が反対し、日本未来の党も反対が89%に達した。共産、社民両党は全当選者が反対と答えた。 ●日本の核武装に関しては、当選者の61%が「将来にわたって検討すべきでない」と答える。しかし、「国際情勢によっては検討すべきだ」が29%。「検討を始めるべきだ」も5%。当選者の3分の1が将来の核武装に前向きだった。 自民は農家の支持を受けて当選しているから、TPPに関しては民主よりかは消極的です。 ただすごいですよね、この原発再稼働に関しては。なんと当選者の77%が再稼働賛成! 石原さんとくっつくまでは再稼働反対って言ってたはずの維新の会も78%も賛成。 原発ゼロ政策を打ち出してた民主党も73%、自民84%、公明94%。公明が自民より賛成者多いって、どうなってんのや? 賛成している議員と、彼らに票を入れた人がまず原発の近くに住みなよって言いたくなる。 全然報道されていませんが、福島県の県民健康管理調査の検討委員会が県内の子どもの甲状腺検査の3回目の結果を9月に発表しています。 その結果検査した4万2千人の子供のうち、6~10歳の女子のなんと54.1%、 11~15歳の女子の55.3%に「のう胞」または「結節」が見つかり、 男女合わせた全体でも43%に「のう胞」または「結節」が見つかったのです。 詳しい検査結果はこちら↓ http://www.pref.fukushima.jp/imu/kenkoukanri/240911siryou2.pdf 被曝問題に詳しいオーストラリアのヘレン・カルディコット博士はこの結果を見て驚き、「この子ども達は追跡調査をしてる場合じゃありません。のう胞や結節などの全ての異常は直ちに生体組織検査をして悪性であるかを調べるべきです。 こういった甲状腺異常が現れるというのは早過ぎます。普通は5~10年かかるものです。これは、子供達が大変高線量の被ばくをしたことを意味します。子供達に甲状腺結節やのう胞があるのは、まるで普通ではありません!」と語っています。 こんなひどい事態を招いているのですから、まずは子供たちの救済が先です。 地震はすごい活動期だし、原発を再稼働している場合じゃないでしょう。 なんでみんな、もう無関係みたいな、終わったみたいな顔して「景気対策」とか言っているのか。 自民に入れた方も、入れなかった方も、今後も政治をしっかりと見張っていてほしいと思います。 マスコミの報道には惑わされず、彼らが何をしようとしているのか、政策と行動で見定めてほしいです。 私も、あきらめずに声をあげていきます。 さて私が原発の問題をことさら言うのは、去年事故が起こっていまだ収束しておらず、4号機は、今後の地震次第で倒壊の危険があること。 そして子供たちに実際のう胞などの被害が出ているし、自分の畑すら土が250ベクレルも汚染されたという身につまされる出来事が大きいと言えば大きいです。 ただ、それだけではなく、原発というものが代表する、この現代社会のこれまでの利権やエゴや環境汚染というものに対して、いよいよ私たちは真剣にシフト転換しないといけない時代に入ったと感じているからです。 放射性物質ももちろん大問題です。 でも、鬼的には現代にあふれているたくさんある環境汚染物質の中の 大きな1つという位置づけです。 例えば、先日フランス人男性の精子の数が1989年から2005年の間に3分の1減ったとするショッキングな研究結果が5日、欧州の学会誌「ヒューマン・リプロダクション」に発表されました。 環境汚染物質や生活様式の変化によって生殖能力が阻害されているのではないかということです。 1992年9月にもデンマーク人男性の精子の濃度が1938年~91年に半減したという調査結果がありました。 日本でも98年に帝京大医学部の押尾茂講師らによる調査で、日本人の20代男性の精子の数が40代前後の男性に比べ半数ほどしかないということが発表されていました。 そして精子数が激減しているといわれる日本の1970年代生まれの若者の食生活を調査し、食器、スチール缶、インスタントラーメンのカップ容器、水道水などからも環境ホルモンのビスフェノールAやフタル酸エステルが検出されたということで、このような物質が影響を与えている疑いを持たれています。 もう1つは農薬の脳への影響です。 このブログでも何度か書いている、ネオニコチノイド系農薬。 水溶性で、非常に拡散性の高い神経毒です。 世界中のミツバチを死に追いやっている疑いが濃厚ですが、人体にも影響が出てきています。 ●東京女子医科大学東医療センターの平久美子医師の談です。 「人体に取り込まれたネオニコチノイド農薬は自律神経を司る脳の扁桃体にある神経伝達物質に作用するため、動悸、手の震え、物忘れ、不眠、うつ、自傷や攻撃などの症状となって現れます。 また、人の記憶を司る脳の海馬や、免疫を司るリンパ球に存在する神経伝達物質の一部に作用し、記憶障害や、免疫機能の障害などの誘因となります。 (「ダイオキシン国際会議ニュースレターVol.58」) ネオニコチノイドより以前から使用されてきた有機リン系農薬も、はっきりとした神経毒です。 2010年、米ハーバード大などの研究チームが、有機リン系の農薬を低濃度でも摂取した子どもは注意欠陥・多動性障害になりやすいとの研究結果を米小児学会誌発表しています。 8~15歳の子ども1139人の尿の成分から分析し、農薬成分の代謝物が尿から見つかった子は、検出されなかった子よりもADHDと診断される可能性が1.93倍になったとのこと。 日本でも12月5日に文部科学省が、春に実施した調査で、発達障害の可能性のある公立の小中学校生が、全国で推定61万3千人、全体で15人に1人いるということを発表しました。 ただ、発達障害は個性の1つであるという考え方もありますし、安易に精神薬を処方されて、副作用で状況が複雑化することもあるようです。 以下は東京都神経科学総合研究所 脳神経科学者の黒田洋一郎さんの談。 ●「まず農薬の使用量を減らし、空中散布をやめること。家庭用殺虫剤の使用も極力避けるべきです。特に妊娠が予想される女性や子供は、できるかぎり無農薬の野菜や果物を食べてください」とのことです。 もう1つ、脳に悪影響があると問題になっている人工甘味料があります。 アスパルテームです。日本でもノンシュガーの製品によく使われています。 商品名はアメリカではニュートラスイート、日本ではパルスイート。 ダイエットコーラやガムなどの加工品にはアスパルテームという名で使われています。 1965年にアメリカで、アスパラギン酸とフェニルアラニンをメタノールで結合させて作られた、人類が経験したことがない新化合物です。 メタノールの代謝物が、あのシックハウス症候群で有名な「ホルムアルデヒド」だっていうんですから、そりゃ体に悪いでしょうに。 甘さは砂糖の約200倍で、カロリーは砂糖の20分の1です。 1974年に販売の認可がおりたのですが、アメリカ国内の研究者や市民団体からの安全性への数々の疑問が出て、販売許可を停止したりまた許可されたり、常に安全論争が起きています。 複数の研究者が、アスパルテームと人間の脳腫瘍との間に関係があると言っています。 不安、ふるえなどの脳神経異常、頭痛、発ガン性、白血病のリスク増加、目の奇形、骨格、内臓異常などを引き起こすと言う論文も多くあります。 ただ、有害性はないと言う論文もあり、論争はつきません。 アスパルテームの危険性(動画) 日本でも京都府立大の北条康司助教授(食環境安全性学)が2003年に長崎市で開かれた日本薬学会でアスパルテームの精子への影響を発表しています。 「アスパルテームを毎日1回投与したマウスと水だけを与えたマウスを比較したところ、形が正常で直進する元気な精子の率は、水だけの群が平均25%だったのに対し、投与した群は16%前後しかなかった。しかも動物に影響がないとされるレベルの1000分の1の量で精子に障害が起きている。同じ哺乳類の人間の精子にもごく微量で影響が出そうです。早急に使用基準を設けるべき」とのことです。 ちなみに北条助教授は、かんきつ類に使用される防かび剤「OPP」も動物に影響がないとされる量より3ケタ低い0.2mgでも正常な精子の割合が約12%に低下し、精子に障害を起こしたと発表しています。 北条助教授は「これらはヒトの精子にごく微量で影響が出るのではないか。しかも、食品添加物は多くの種類を同時に摂取するので、全体としての使用基準の設定が必要だ」と語っているそうです。 残留農薬、アスパルテーム、防かび剤、環境ホルモン、そして放射性物質 私たちの身近にある、脳と体を蝕むもの。 買わないこと、使用しないことでも世界は少しずつ変わると思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年12月20日 23時34分38秒
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