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アンチエイジングの鬼

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2012年12月29日
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みなさん、こんにちは。

気が付くとクリスマスも終わり、すっかり年の瀬です。
今年はとにかくとっても寒いですね。

案の定、原発の再稼働と新建設にまで意欲を見せている自民党。

12.28ワイドスクランブル 茂木経産大臣・美輪明宏 動画

↑積極的な原発推進の発言をしている茂木経済産業大臣に、ワイドスクランブルで、美輪明宏さんが、もう胸がすくようなことを言ってくれていたのでリンクしておきます。

「なぜ神様は自民党に政権を戻したのかというと、自民党がやった原発政策を自分で後始末しなさいと思ったからです。たった2、3年政権取った民主党のせいにしてはだめよ。再生可能エネルギーの発展を、圧力で潰させないようにしないと。再稼動云々ではなく、まずは核廃棄物をどうするかが先でしょ。安倍さんが福島に行くなら、潔くちゃんと謝りなさい!」

美輪様、本当にありがとうございます。


さて、私は先週末から今週頭にかけて、沖縄に四日間行っていました。
沖縄ですら曇りの日は結構寒くて驚きました。
今回は、マヤ歴も終わり新しい時代、心の時代の幕開けを祝うため、それから無農薬の農家さんを数件訪ねるために行きました。

今年は九州の農家さん、沖縄の農家さんをたくさん訪問することが出来た1年でした。
自分たちでも福岡で農園をやることになりましたが、もっともっと日本で無農薬で頑張っている農家さんの作物をとりいれたいと思っています。
コスメだけでなく、食も大切なので、無農薬無肥料で頑張る農家さんをもっと応援したいし増やしたいという夢もふくらんでいます。

今回訪ねたのは南部の赤嶺さんの畑。
元々観葉植物の育成と販売を長くやってこられた農家さんでしたが、愛する3人のお孫さん(小学校低学年の全員女の子)が、みんなアトピーで、それを少しでも良くしたくて、野菜を無農薬で作り始めたんだそうです。
通常、難しいとされる無農薬農業ですが、観葉植物の栽培でさまざまノウハウを持っていた赤嶺さんは、あまり苦労せず無農薬で野菜を作ることに成功します。

akami


そして去年奇跡の林檎の木村秋則さんの講演を2回聞いて、目からウロコが落ちて、すぐさま肥料までやめてしまわれました。
一番最初のみ、有用微生物を入れて発酵させたボカシを畑に蒔きますが、ほんとそれだけ。

kyabe

↑このキャベツなんか、信じられない美しさで息をのみました。
まったくの無農薬ですよ?
無肥料にしてすぐ、このクオリティーが実現出来たそうです。
もう、神の域だ~
キャベツを成功させたことが一度もない私たちに、いろいろと秘訣を教えて下さいました。

肥料を入れない野菜のほうが、お孫さんのアトピーに反応が出ないそうで、今では栽培する野菜のほとんどが無肥料無農薬。
観葉植物は従業員にまかせて、今やすっかり野菜農家になられて、周辺の農家にも指導されているそうです。

3人のかわいいお孫さんたちとうちの息子はすっかり仲良しになり、兄妹のように遊んでいましたが、お孫さん達には現在はほとんどアトピーは見当たりません。

mago

お孫さん達のアトピーに一番効いたものがあるとのことで、その畑に連れて行って頂きました。

mori

↑驚くことに、なんとそれはモリンガだったんです。
モリンガが肌にいいと噂で聞いて、すぐさま栽培を始め、モリンガ茶を飲ませ、それをお風呂にも入れ、石鹸にも入れて使わせたところ、みるみる良くなったんだそうです。
それから店で野菜と共に販売もするようになったところ、便通がよくなったとか、口内炎、高血圧、残尿感、二日酔いに効いたとか、お客さんから大評判になって、現在モリンガの栽培をかなり広げているそうです。

いやー、私もモリンガにかなり夢中で、オイル美容液やお茶まで出しているくらいなのですが、あらためて驚きと共に感動してしまいました。
話を聞いてから、うちのモリンガ茶のティーパックをそのままお風呂にも入れています。
モリンガオイルとモリンガ粉末を使用した石鹸も開発しようと思いました!

morin


さて、今回沖縄に行った目的は、農家さんめぐりだけではありません。
正木高志さんやUAさんのギャザリング(集い)に参加するという目的もありました。

昔「木を植えましょう」という正木高志さんの本を読んで感動したことがあります。
ナチュラルライフや環境問題に関心がある方の中では、伝説的な本です。



その正木さんたちが主宰して、賛同した女性たちが「ぽのぽのウォーク」と名うって、西日本を歩く祈りのウォークが、現在は沖縄で行われていて、歌手のUAさんたちもそれに合わせて、ギャザリングのイベントをするということで、私も家族で参加してきました。

正木さんは、1945年生まれ。
60年代なかばからインドを遍歴しヨガや哲学を学び、80年に九州の阿蘇山麓で農業を始め、無農薬茶などを栽培する「アンナプルナ農園」をたちあげつつ、森林ボランティアとして、ずっと木を植える活動をされている方です。
インド哲学者であり、環境学者であり、詩人、そしてなにより木を植える人です。

UAさんと正木さんは昔から親しいようで、沖縄に移住する前は正木さんのアンナプルナ農園で数か月避難されていたようです。
私も今年の夏熊本に行った時に、このアンナプルナ農園にちらっと寄らせていただき、奥様のチコさんに、裏山を案内して頂いたりして、本当にお世話になりました。

anna

↑その時の写真がこれ。
このブルーのシャツを着て、虫取り網と籠を持つ、やる気満々な夏の少年はうちの息子です(笑)
都会育ちのわりに、かなりの蝉取り名人です。
驚きは、この裏山の樹木はすべて正木さん達が植林したということ!
どひゃー!

正木さんご夫妻が木を植えるようになったのは、奥様のチコさんの乳ガン発症がきっかけだったそうです。
もともと地球や自然を大切にしようとの思いから、自給自足の生活をされてきたご夫婦でしたが、この発病はまさに青天の霹靂だったそうです。

最愛の奥様のガンの宣告を受け、深い悲しみの中で病院近くの湖のほとりを一人で歩く正木さんに、桜の木が語りかけてきたそうです。
「私も病んでいる」と。
驚いてよく見ると、桜の木は木肌が荒れ、樹の痛みがほとばしるように伝わり、まわりを見れば、他の木も、湖も魚たちも病に冒されているのに気付いたそうです。


環境が病んでいるから、人もガンにかかる。
私たちは、自然のお母さんに抱かれている子どもなのだと。


これが、正木さんたちの「森への目覚め」だったそうです。
奥様のチコさんは幸いにも術後の経過もよく、すっかりお元気になられましたが、チコさんが手術で苦しかった時、「あの桜の木も苦しかった」だろうと思い、「あの木のために何が出来るだろう?」と考えたお二人は、その時から木を植えて、森を救いたいと思うようになったのだそうです。

はじめは森を救いたいと思ってやり始めた植林活動でしたが、いつしか木を植えることの喜びに二人は気が付きつきます。
自分が助けているつもりが、森こそが人間を癒し、救ってくれる存在だったと分かったそうです。

すみません、あまりにもたくさん書くことがありすぎて、一度にアップできませんでした。
後編に続きます!


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Last updated  2013年01月10日 21時45分00秒
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