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アンチエイジングの鬼

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2013年03月01日
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みなさん、こんにちは。

少し春めいてきましたね。
春になると、ウキウキなことがあります。

それはもちろん、種蒔きです!!

tanemaki

この春は半分は直蒔きでなく、まずは家の中で苗を作ることにしてみました。
レタスとトマトです。
3日前に蒔きましたが、もうかなり芽が出てきています。
秋冬もそれなりにはいいですけど、やはり畑は春夏が一番楽しいんですよね。
太陽がいっぱいで、生命の喜びに満ち溢れた季節です。

しかし中国からの大気汚染問題もありますし、この春は花粉もそうとう多いと言います。
幸いにも私もうちの家族も、まだ花粉症や他のアレルギーがないのですが、年々花粉症デビューの方も増えていますので、なんとかしないといけない問題だと感じています。

子供の頃のぜんそくが再発している方、アトピー、ハウスダストアレルギーも増えています。
花粉症は1970年代から増え続け、現在、なんと日本人の5人に1人が花粉症だそうです。

もちろん戦後の大量な杉の植林、その後の林業の衰退などで爆発的にスギ花粉が増えているのは事実ですが、スギ林が多い田舎より、都会の方が花粉症の発症率が高いということを考えると、いちがいに花粉に曝露しただけが原因ではなさそうです。

都会のほうが大気汚染があり、細かいダストで花粉に傷がついて花粉のたんぱく質が出やすいためとか、排気ガスに含まれる微粒子が花粉に付着しているせいだとか、アスファルトのせいで花粉がいつまでも舞い上がるせいだとも言われています。

また、現代人は土に触れることも減り、子供の頃から清潔すぎる環境で育つため、免疫系が鍛えられていないということも要因なようです。

花粉という、昔から慣れ親しんで害のないものを、「害」だと認識して、どんどんと「IgE抗体」を作ってしまい、これが体内に大量に蓄積されて、あるレベルに達してしまうと花粉症を発症します。


菌やウイルスに反応するのではなく、本来害のない花粉に反応しているわけなので、これは免疫力が高いのではなく「免疫系の過剰反応」。免疫機能としてはバランスを欠いた状態です。


人間の免疫機能には、腸が深く関わっていることが分かっています。
体の免疫細胞の70%以上が腸に存在していることが分かってきたからです。

腸には体の外から食べ物という形でどんどん異物が入ってくるので、ここで多くの白血球たちは見張りをしているわけです。
有害物質が入ってくると、免疫細胞たちの働きで「IgA抗体」を作りだして攻撃してくれます。
この時腸内に乳酸菌などの善玉菌が多いと、IgA抗体の生産性が上がることが分かっています。
要するに、腸管免疫力がぐぐっと上がるのです。

花粉症などのアレルギーにも、実は腸内免疫が関わっています。
肉などの動物性たんぱく質を食べ過ぎると、どうしても消化の不完全なたんぱく質が出やすく、これに白血球のヘルパーT細胞の中の「Th2細胞」が反応して、強くなってしまいます。


何を隠そう、この「Th2細胞」が花粉症やアトピーなどの症状を引き起こす「IgE抗体」を作り出しているのです。


T細胞には「Th2細胞」と「Th1細胞」があるんですが、「Th2細胞」の働きが強くなりすぎると、必要以上にヒスタミンを分泌して、アレルギー反応が起きやすくなると言われています。
「Th1細胞」は「Th2細胞」の働きを抑える役割があります。
腸内微生物のバランスがよく善玉菌が多いと、「Th1細胞」が優勢になります。

腸内の悪玉菌を抑制して、善玉菌を増やすことは、花粉症やアレルギーを考える上で、こんなにも重要なことなんです。


アレルギー体質を改善、予防するために食生活で気を付けたいこと

●動物性たんぱく質、高脂肪、高タンパク、白砂糖など腸内悪玉菌の好物を出来るだけ食べ過ぎないこと

●酵素の多い生野菜などを食べ、たんぱく質の消化を助ける。

●食物繊維の多い野菜や海藻を食べて、便通をスムーズにする。

●漬物、生味噌、キムチ、納豆など植物性の乳酸菌などが多いものを食べる

●ビフィズス菌のエサであるオリゴ糖、またはオリゴ糖の多いものを食べる

●以上のことを実行して、そして便秘をしないようにする。




↑こちらは最近注目している、オリゴ糖が多いブナの木のハチミツ、ハニーデューです。

サプリメントではやっぱり瀧の酵母天然オリゴ糖がいいと思います。
腸内をすごく良くしてくれます。


その他、アレルギーを改善、予防するために良いと思うことは

●青魚に多いDHA、EPA、亜麻仁油に多いアルファリノレン酸などのオメガ3脂肪酸を食べる。
アレルギー症状を引き起こす物質に「ロイコトリエン」というものがあるのですが、これは細胞膜の脂質が変化して出来る物質です。
オメガ3脂肪酸を摂っておくと、ロイトコトリエンが発生しにくくなるんです。

●パンやお菓子に多いトランス脂肪酸、酸化した油、コーン油、紅花油、サフラワー油などのオメガ6脂肪酸を摂りすぎない。→アレルギーを悪化させる可能性がある。

●ニンジンやかぼちゃなどβカロチンの多いものを食べ、粘膜を強化する。

●豆腐、納豆などの植物由来のタンパク質、いも、穀類などは細胞膜を強くし、アレルギーを起こしにくくする。




↑こちら、最近豆乳マヨネーズを作るのに重宝しているソイマヨメーカー。
目盛通りに、お酢、油、豆乳、塩こしょう、マスタード、好みで甘酒、味噌、白ごまペースト、はちみつなんかを入れてシャカシャカやれば、あっという間においしい豆乳マヨの出来上がり。
手作りすると、マヨネーズにどれだけたくさんの油が入っているか愕然とすること請け合いなのですが、これで作ると油を三分の一をフラックスオイルにして、あとはアボカドオイルやなたね油にするとか油の種類を自分で選べるところが良いんですよね。
お酢は私は、黒酢にしちゃいます。
油の質はアレルギーにとっても、アンチエイジングにとっても超重要です!

soimayo

アレルギーというだけでなく、腸のアンチエイジングとして最近注目されているのが、短鎖脂肪酸の「酪酸」と抗炎症物質の「ポリアミン」。
大妻女子大学家政学部の青江誠一郎教授によると「酪酸」があると、腸内の細胞を修復し、再生し、炎症をおさえたりしてくれるそうです。

酪酸はレジスタントスターチと呼ばれるでんぷんを原料に腸内善玉菌が作り出します。
カボチャ、いも、大豆や枝豆などの豆類、青いバナナに多いです。
レジスタントスターチは、パスタや蕎麦などを冷やして冷製にすると更に増えるようです。

また、ポリアミンは腸内細菌によっても作られますが、腸内の細胞分裂やバリア機能を高め、腸内をかなり良くしてくれることが分かっています。
ポリアミンは大豆、納豆、しょうゆ、味噌、きのこなどに多く含まれているそうです。



あと花粉症に良いと言えば、ビデンスピローサ茶ですね↑
以下の効果が分かっています。

1、ヒスタミンの影響を抑制する
2、IgE抗体の生成を抑制する。
2、肥満細胞からのヒスタミンの遊離を抑制する。
3、受容体へのヒスタミン結合を抑制する。



善玉菌を増やして、アレルギーをノックアウト!
腸内環境を良くして、免疫アップ!




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Last updated  2013年03月01日 11時28分51秒
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