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アンチエイジングの鬼

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2014年04月14日
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みなさん、こんにちは。



福岡のコスメのほうの畑の様子です。春だー!
育てて2年になるホワイトローズマリーが、いよいよ収穫。エキスの抽出に入ります。

世界最古の香水兼美容液の主成分はローズマリーです。
14世紀のハンガリーの王妃エリザベートは老齢もあって体調不良でした。リウマチと言う説や痛風と言う説もあります。
そんなエリザベートのために、イタリアの修道院からローズマリーで作ったハンガリーウォーターが贈られました。
このウォーターにはローズマリーの他ローズウォーターも含まれていたそうです。
これを愛用するうちにすっかり病気も癒えて、更には若さまで取り戻し、70歳を越えているのに隣国の20歳のポーランドの王から求愛されたという、すごいアンチエイジングな伝説を持ちます(笑)

ローズマリーには「カルノシン酸」という成分が含まれていますが、これはかなり強力な抗酸化物質で、光老化の原因となる紫外線UV-Aから皮膚を保護する作用があります。
カルノシン酸、カルノソール、ロスマールなどのローズマリーの葉に含まれる成分は、脂質の過酸化を抑制することが分かり、酸化から生体組織を保護する働きがあることが分かりました。
論文http://ci.nii.ac.jp/naid/110007408539

このカルノシン酸には、脳の神経細胞が細胞死するのを防ぐ効果もあることを、岩手大など日米合同研究チームが突き止め、2007年10月に発表してます。


このカルノシン酸が一番多いのが、ローズマリーの中でも
白い印象的な花を咲かせるこのホワイトローズマリーだと聞いて、
2年前に福岡の農園で栽培を始めたんです。
これを使用してコスメを作るのが楽しみ♪



オーガニックコスメの開発をするようになって、今年でもう8年くらい経ちます。
私はナチュラルアンチエイジングおたくなので、肌を老化させる一重項酸素などの活性酸素や、過酸化脂質などを出来るだけ抑えたいという思いがありました。

そもそも肌老化を早める過剰な活性酸素を極力発生させないようにしようと思っていたので、化学物質やナノ粒子なんかを顔にのせるのが嫌でした。
さらに肌のバリアが薄くなると、いろいろなものが刺激となってしまい、それによってまた活性酸素が発生するし、角質層の水分も蒸発してしまうので乾燥肌を作り上げます。


肌バリアが破壊されてたり乾燥していると、紫外線に対しての防御力もかなり落ちます。
日常的な紫外線による光老化が、一番肌の老化の進めてしまうので要注意です。



だから肌バリアをこわす合成界面活性剤が入っていないものがいいなって。
そのため、皮脂に含まれるリン脂質(レシチン)で乳化したコスメを作ろうっていうのが始まりだったんです。

そしてバリアを壊す心配がないのはあたりまえで、さらに植物が持つポリフェノールなどの植物由来の有効成分で抗酸化していくことにすごく興味を持つようになったんです。

食べるものでは、元々こうした抗酸化物質が体に良いのはわかっていたんですけど、肌に付けても威力を発揮してくれるものが多いんです。
抗酸化物質は、わずか0.02mmの角質層にあるだけでも、肌を活性酸素や酸化から守ります。


21~58歳の女性66名の見た目の肌の美しさと、
角質層の中の酵素活性との関係を比較した実験データを見てみると、
美しい肌ほど活性酸素を無害化する酵素活性が高い結果になっていました。


これをいかにサポート出来るかが、化粧品の役割かなって思いますね。
だから私は無理に成分をナノ化して真皮にまで浸透させようとかいうことにはあまり興味がありません。
真皮に行くほどの微粒子ともなると、血中にまで行く可能性があります。


食べて腸から血中に行くなら、ちゃんと消化されているので問題ありませんが、腸を通らず成分が血中に行くことは本当はとても慎重に考えるべきこと。


そこに中途半端な大きさのたんぱく質があれば、茶のなんとか石鹸のように知らないうちにアレルギーとなっていることもあるわけです。
腸なら消化酵素でたんぱく質を分解してアミノ酸に出来ますが、皮膚にはそんな機能はありません。
だから経皮毒は出口のない毒とも呼ばれているのです。

ナノでなくても、しっかり「質」を吟味して、中途半端な大きさのたんぱく質が残留してないか、有害な化学物質などが含まれないか、残留農薬がないかなどは大事なことだと思っています。

こういうことをクリアしたオーガニックの成分は、もちろん口に入れてもいいし、同時に肌に付けてもいいというものが多いです。
こういうものは真皮にいってもいいし、そこまで行かずに角質層にとどまっていても十分力を発揮してくれます。
さて、抗酸化力の高い成分を肌につけることにはどんな意味があるのでしょうか?


私たちの体内では毎日酸化と言う現象が起きていますが、これは肌の上でも起きています。
お肌の上で起きる酸化で大きいもものとしてはこの2つなのかなと思います。

●皮脂や細胞間脂質の酸化
●紫外線による活性酸素による酸化



お肌の一番上には皮脂膜という天然のクリームがあります。
これは私たちが出す皮脂と汗で出来ています。
この皮脂膜こそがオーダーメイド最高のクリームです。
そしてその下の角質層にはセラミドなどの細胞間脂質があり、肌のうるおいを保ってくれています。

ただこの皮脂膜も細胞間脂質も油で出来ていますので、これが酸素と結びついて酸化してしまうと、過酸化脂質という酸化した物質に変化してしまい、過酸化脂質は黒っぽい色をしているので、くすみの原因になります。
過酸化脂質は肌に刺激を与えますので、皮膚を守ろうとしてメラニン色素を作ることもあるし、活性酸素を発生させることもあります。

もう1つは紫外線にあたることです。
これにより一重項酸素という活性酸素が皮膚で発生するのですが、これは真皮のコラーゲンやエラスチンを傷つけたり、ひどい場合は皮膚のDNAを傷つけ、シワやたるみ原因となります。


これら酸化をいかに防ぐかっていうのは、肌のアンチエイジングにとって、かなり大切だと思っています。
そのためには抗酸化物質を食べるだけでなく、肌に付けるということもすごく有効です。



人間にとって過剰な紫外線は有害ですが、それは植物にとっても同じこと。
しかし人間は室内などに移動出来ますが、植物は逃げることが出来ません。
だから体内でポリフェノールやカロテノイド、ビタミンEなどの抗酸化物質を作って防御しているわけです。

昔、玉ねぎの皮で日焼け止めを作ったことがありました。
植物の抗酸化物質を肌にまとうというのは、玉ねぎの皮を肌にまとうイメージです。
ま、イメージと言うか、実際玉ねぎの皮の成分をまとっていたわけなんですけど(^_^;)

玉ねぎって外の皮は茶色いけど、中は白いですよね。
あれはケルセチンというポリフェノールが中の白い組織を守っているからです。
ケルセチンは紫外線吸収スペクトルがUV-A、UV-Bの波長に重なるので、高い紫外線防御作用があります。

ケルセチンはビタミンCの約3倍の抗酸化力がありますので、ケルセチンの多いものを肌につけるとお肌で発生する酸化、活性酸素などを消去してくれます。

今現在は玉ねぎの皮のケルセチンはかなり色が濃いので、ビルベリーの葉で日焼け止めを作っています。
私が使用してるビルベリーの葉はケルセチンもたっぷりで、他にもカテキンなどの抗酸化物質をたくさん含みます。
抗酸化能力を示すORAC値が、なんと32000μmol/gというすごい成分です。

植物のポリフェノールなどの天然物は、これまで紫外線を防御することは分かっていましたが、その威力は短期決戦のSPF検査の数値では出にくいと言われてきました。
こういう検査は、2時間後や24時間後などの短期間での肌の見た目の赤みや黒さを分析しているだけで、これが長期的に肌にとってどうかという検査ではありません。

ポリフェノールはどちらかというと、紫外線でいったん赤みが出ても、そのことによる肌ダメージの方を緩和し、活性酸素を防いで光老化を抑制したり、シミになるのを防いだりすることに威力があるのです。
ところが、この短期の検査ですらSPF10、PA+が出たので、作った工場の方に検査結果を伝えると、本当に驚いていました。
要するに、抗酸化力があまりに高いので、即効性があったということです。

もう1つ、注目のポリフェノールはプロアントシアニジンです。
ぶどう、緑茶、松樹皮、クランベリーに多いんですが、カテキンがいくつか結合した構造をしているので、かなり強い抗酸化作用を持ってます。
全種類の活性酸素の中和だけでなく、酸化酵素阻害作用も合わせ持っています。

プロアントシアニジンは、ビタミンCの20倍、ビタミンEの40倍の抗酸化力があります。
これの多い植物のORAC値では、8974μmolTE/gというものも見られます。

プロアントシアニジンが果物の中で一番多く含まれているのがクランベリー。
クランベリーを乾燥して粉末にするとかわいいピンク色のお粉になるので、これでシミが一番出来やすい頬骨部分につける用途がある「チーク」を作ったら最高だなって思って去年作りました。
このチークも、酸化チタンや酸化亜鉛を使用していないのに、SPF7、PA+が出ました。

サンスクリーンもチークもなんですが、PA+が出ていることに注目なんですよね。
普通SPF7~10くらいのものに、検査でPAが出るってなかなか難しいとされています。
UV-Aのほうが波長が長い光なのでこれを防御するってなかなかハードルが高いんです。

UV-Aを照射して、2時間後に肌の黒さがどうかっ?ていう検査ですから、SPFより更なる短期検査です。
この検査で乱反射剤や吸収剤を使用してなくて結果を出すって言うのは、やっぱりポリフェノールの威力かなと思っています。

UV-Aは地上の紫外線の95%を占めています。
波長が長いので、真皮にまで到達してコラーゲンやエラスチンを変性させたり、皮膚細胞のDNAを傷つけることもあります。
これにより、肌のハリが弱まり、シワになりやすくなります。

UV-Aは5月、6月は真夏と同じくらいの量が降り注いでいますし、冬でも夏の半分の量が降り注いでいます。
窓ガラスも雲も通り抜けるから、長期的に見るとこれが一番の大問題。
だからといって、PA+++くらいのサンスクリーンって、100nm以下のナノ粒子を使用しないとまず出来ません。
これはこれで、ナノの危険性は100歩譲ったとしても、酸化チタンのナノ粒子自体が活性酸素を出す素材なので、炎天下のリゾート時ならいざしらず、毎日使用するのも肌にとってどうなのかと思います。

私はケルセチンやプロアントシアニジン、カロテノイドなどの植物が持つ抗酸化物質で、1年中ケアすることが、長期的な肌のアンチエイジングにとって、すごく有効なんじゃないかと思っています。

春夏になると急にUVケアを意識する方が多いですが、私は冬に比べて実はそこまでケアが変わらないんです。
毎日抗酸化ポリフェノールのコスメを肌にまとい、午前10時から午後2時の外出時には、冬でもツバが10cmくらいの帽子をかぶります。
地道なケアですが、これが長期的に肌の光老化予防としては一番じゃないかって考えています。


植物の持つ抗酸化物質は、食べても肌に付けてもOK!
紫外線の強い季節も、グリーンビューティーでいきましょう!!






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Last updated  2014年04月14日 12時24分11秒
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