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アンチエイジングの鬼

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2014年09月11日
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みなさん、こんにちは。

秋の気配ですね。
うちの自宅の畑は、今は草だらけなので、ものすごい虫パラダイスです。
畑に足を踏み入れると、もうあっちもこっちもピョンピョン!

去年は草も生えなかったので、今年の秋からの畑が楽しみ♪
地力が上がってきています。
早く草を刈らないと、草の種が落ちるのですが、なかなか刈る時間がなく、今日まできてしまいました(>_<)

今年の夏は、なぜか何度も鈴虫の子供が部屋に遊びにきました。
子供なのにあんなに大きな声で鳴けるとは、驚くほどで・・・

最初はかわいいなーと思っていましたが、エアコンの上でリンリン
冷蔵庫の裏でリンリン
PCの後ろでリンリン

夜になると、あまりに近い場所で鳴かれるので、さすがにうるさいなと思い、息子につかまえてもらって、庭に戻しました。
そういうことが3度くらい。
前に住んでいたマンションで、一度コオロギが遊びに来たことはあったんですが、今年は鈴虫の子供ばっかりでした。
何でなんだろう?面白い現象でした(^_^;)

さて、前回は「味噌」のことを書きましたが、他にも日本が誇るスーパーフードとしてもっと見直していきたいと思っているのが、「海苔」です。

アンチエイジングの鬼を9年やってくる中で、さんざんいろいろな食品の栄養素を調べてきたのですが、そのたびに海苔の栄養価の高さにいつも驚いていました。


あんなにペラペラな、身近な食材にこんなに栄養価が?って感じで。
まず、海苔は約40%がタンパク質だってご存知でしたか?



肉や魚じゃないとタンパク質じゃないと思っている方も多いですが、実は肉も魚も100g中のタンパク質は、だいたい20g前後なんです。
もちろん重量を考えると、大豆などの豆系と共に重要なタンパク源ではありますが、海苔はあんなに薄くて軽いのに、海苔1枚で、卵5分の1個分のタンパク質を含んでいるのですから、なかなか侮れません。

もう1つ意外な栄養素はビタミンCが多いことでしょう。
100g中、210mgですから・・・・・


なんとレモンの2.1倍、アセロラジュースの1.75倍、キウイとイチゴの約3倍ものビタミンCなんです。


海苔1枚食べると、みかん1個と半分の量のビタミンCが摂れる上、熱に強いタイプのビタミンCなので焼いても壊れないのがすごいところ。

もう1つ特筆すべきは、やっぱりカロテンの量ですよね。
100gで27000μgですからこれはにんじんの約3倍の量なわけです。
カロテンは体内で必要な量ビタミンAに変換されます。


ビタミンAやカロテンは、抗酸化力があることもすごいですが、皮膚や粘膜を正常にしてくれるので、乾燥肌やニキビ肌改善、ドライアイにもいいですし、免疫力もUPしてくれます。
皮膚細胞の働きを正常化し、ハリや弾力にも効果があるとされています。



一日に必要なビタミンAの量は450μgですから、海苔のカロテンのレチノール当量に換算すると、海苔3枚で必要量全部摂れちゃうことになります。
もちろん、海苔だけで必要量摂らなくていいですけど、1枚食べといたら3分の1いけちゃうわけで。


もう1つおおっ!と思うのは食物繊維です。36g。
なんとゴボウの7倍も多いんですよ?



海苔の重量の3分の1が実は食物繊維。しかもほとんどが水溶性のポルフィランです。
とても柔らかい繊維なので体に優しく便秘を改善して、毒素を排泄し、体の免疫力を高めるのをはじめ、血中コレステロール低下、血圧降下などの作用があります。

もう1つすごいのはビタミンB1が豚肉の1.5倍、卵の約14倍、いわしの約30倍ってこと。
B2は牛乳の22倍、卵の12倍、うなぎの蒲焼きの3倍。
どちらも動物性以上です。

海苔3枚で、1日に必要なB1、B2がすべて摂れてしまうそうですから、驚きです。
もちろん、海苔だけで摂る必要ないですけど、参考までに。

ビタミンB1もB2も、アンチエイジングに重要な関わりのあるミトコンドリア様を元気にするビタミンです。
B1は脳の神経伝達に深く関わるビタミンなので、心の健康にも欠かせないし、脳をすごく使うお仕事の方や受験生の脳でも安定量必要です。
疲労回復にも役立ちます。
他には、葉酸もナイアシンも、B12も含まれているのがすごいですね。
その他血液をサラサラにするEPA、カルシウム、鉄分、タウリンも多いです。

昔から「1日2枚で医者いらず」と言われるだけありますね。

そんなこんなで、海苔には以前から注目していた鬼ですが、海の農薬である「酸処理」の問題が以前から気になっていました。
酸処理していない海苔はビタミンCが3~4倍で、栄養価はもっと高いと聞きます。
そこで酸処理していないのはもちろん、栄養価にも優れ、味が絶品だと聞いて、今年の春、鹿児島県の出水市に行ってきました。



↑明治時代から続く海苔の楽園と言われる出水に、ついに来た~!!!

海苔の栽培には畑のように肥料を与えられませんから、海苔の栄養価は、海にどれだけ豊かな山の伏流水が流れているかで大きく差が出ます。
出水の名のいわれは、「いい水の湧くところ」だそうで、背後には柴尾山、矢筈岳があり、栄養たっぷりの美しい水が湧き出ています。
海苔の生産に適した遠浅のきれいな海で、湾全体が無酸処理の生産を守っているので、本当に水がきれい!

ところで、この酸処理って何でしょうか?

海苔は海の中に立てた柱の間に、海苔の胞子を植え付けた網を貼って育てます。
潮が満ちて海に海苔が浸かっている間に、海苔は成長します。
そして潮が引くと、網が水面に出て太陽の光を直接浴びるのですが、これによって海苔は太陽に殺菌されて病気にならず、質の良い海苔が出来るんです。

しかし海苔は海に浸かっている時間が長い方が早く成長します。
質ではなく生産性を考えると、網を水面に出さずに海に浸かりっぱなしにしておくほうがいいわけです。
そのため、網に浮きをつけて、引潮でも常に海に浸けておく方法が編み出されました。

でも海苔が直射日光に当たることがないので、海苔は病気にかかりやすくなります。
そこで始まったのが「酸処理」です。

太陽殺菌の代わりに、酸の入った箱舟に海苔の網を浸して、海に戻すんです。
この時の酸はクエン酸やリンゴ酸などの「有機酸」を使用するように定められてはいますが、特に罰則がないので、効き目が早い塩酸、硫酸、リン酸などの危険な「無機酸」を使用する生産者が多いそうで。
そんな劇薬に浸された海苔が口に入るってぞっとしますよね。
さらにはその酸を、そのまま海に捨てる人もいるそうです。

こうして酸が使われていると、海が汚染されますし、生態系も破壊されていきます。
海の生態系が破壊されると、有用微生物が栄養素を分解出来ないので、海苔の栄養価や味も落ちていきます。
残念ながら、現代の海苔の養殖法のほとんどが、ずっと海に浸けて酸処理するこの方法で作られています。


ところが、この出水では海苔の養殖に酸をいっさい使用せず、潮の干満によって海苔が自然に海上に出て、太陽光にさらされることや風に当たるので、海苔は健康そのものです。


海は背後の広葉樹林の山からの栄養豊かな伏流水が流れるので味わいも深くなり、浸かったり、上に上がったりを繰り返して、時間をかけてじっくり成長させているので、香り豊かで栄養価高い海苔が出来上がるのです。

この出水で、さらに最高に品質の高い海苔を作ると噂される生産者の方に会いました。
そして、なんと漁船に乗って、海苔の養殖現場へと行ってしまいました!



初めて知りましたが、海苔の採取では、1漁期で同じ種株から十数回も生育させて刈りとることで生産量を上げているところが多いそうですが、何度も摘むうちに味が落ち、硬くなり栄養価も下がっていくそうです。
ところが、この生産者さんは一株で2番摘みまでしかしないというすごいこだわりで、おいしい品質を保っているそうです。
出水の海苔の中でも、ここまでのこだわりは特有なようです。



↑行ったら、まさに海苔を摘んでいる最中でした!!



↑摘みたての生海苔もいただきましたが、めっちゃおいしかった\(~o~)/



↑さらには、焼きたて海苔も頂きましたが、磯の香りがしてサクサクと柔らかく、口の中でほどける旨味で、今まで食べたどの焼き海苔にも似ていませんでした。

ここでは、海苔の原種である、幻の浅草種の海苔も生産されていました。
伝統的な日本の在来種で、極上のうまさだと噂には聞いたことありましたが、本物を食べたのは今回が初めてでした。

栽培が難しく成長の速度が遅いことから、外来種に浸食されやすく、現代では幻の存在である浅草種ですが、純粋なままで日本の伝統種を守り継ごうと県内で保存されていた種を、20年以上かけてようやく栽培に成功したんだそうです。

浅草じゃない海苔もめちゃくちゃおいしいのですが、浅草海苔の仕上がりの風味の良さはもう別格でした\(◎o◎)/!

出水の海苔があまりにも気に入ったので、これまた秋からオリジナルラベルで商品化させて頂くことになりました。
また、出来あがってきたら報告しますね!!


タンパク質が40%、ビタミンCはレモンの2倍!カロテンはにんじんの3倍!食物繊維はゴボウの7倍!
1日2枚で医者いらずの海苔は、無酸処理栽培のものが最高!!





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Last updated  2014年09月12日 17時30分38秒
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