2014/12/10(水)01:17
パート1★テロメアを短くしない生き方
ID:ab3622
みなさん、こんにちは。
気が付くと12月ではないですか!
毎年言っていますが「はやっ」って感じです^_^;
今年はフーズの開発が大変すぎて、ブログの更新もですが書籍のほうもなかなか書けない状況で、やっとこれから執筆が始まります。
いろいろ面白い本も企画していますので、楽しみしていて下さいね!
今発売中の「ボディプラス」に、私やコスメの記事が出ています。
私自身の取材も含めて、数ページにわたってご紹介いただいています。
写真もすごくきれいで、見てるだけで癒される感じ。
昔、長期的に連載ページをやらせて頂いていたボディプラス。
あの頃はどっちかというと体を鍛える系な感じでしたが、今はこんな感じですっかりナチュラルオーガニック系な雑誌になっていて、私の友人たちにもファンが多いです。
もう1つ、最近感動したのは、あの平子理沙さんのブログに、私の作ったピンクのグロスが愛用品として紹介されていたこと!
http://ameblo.jp/risa-hirako/entry-11956905198.html
感激のあまり、雄たけびをあげてしまいました。
幻の北海道産無農薬のむらさき草の紫根でピンク色を出した、世にも珍しい幻のグロス。
がんばって作ってほんと良かった。
紫根の栽培は本当に難しいので、生産量が限られるため、今年分の紫根のグロスは、あとわずかでなくなってしまいます。
やっと来年製造分の紫根が最近採取できましたが、今からオイルで色を抽出するので、次回出来てくるのはは1月末くらいになりそうです。
もう1つのニュースとしては、今週、私のコスメのイメージモデルをやって下さっているUAさんが、うちの店に長男の虹郎くんと一緒に来て下さいました!
UAさんは、あいかわらず気さくで、でも神秘的で。
新しく展開された調味料系にも興味津々で、すごく喜んでいただけました。
今は、定期的に関東でもライブ活動をされていて、新しい音楽もいろいろクリエイティブされているようです。
虹郎君は、煮干しと刻み昆布と甘夏のクリームとかをお買いものしてくれました。
佐賀県産の脂肪が少ない小羽の美しい煮干しは、ストロンチウム90まで放射能検査されています。
買った煮干しを、おやつに豪快にパクパク食べてらっしゃる姿を見て、さすがはUAさんの息子だなと感心しました。
虹郎くんとは、数年前沖縄で一度会って以来だったのですが、去年映画デビューされて、今は東京で俳優生活を送ってらっしゃるようで、写真で分かるように、なんというか以前よりオーラがすごくて!
ピュアで、芯のあるまっすぐさ。
個性的な顔立ちなんだけど、ご覧のようにすっごい美形で!
存在感がすごくて、もうこれから絶対素敵な俳優さんになっていくんだろうと予感しました。
まだ映画は何も見れていないんですが、今度ぜひ見たいと思います。
さて、今日は久しぶりに「テロメア」について書きたいと思います。
テロメアは細胞の老化具合の指標となる部位です。
テロメアは染色体の端っこにあるDNA本体を守るキャップみたいなもの。
このテロメアが細胞分裂のたびに少しずつすり減っていくことで細胞は老化していきます。
テロメアが完全に擦り減った時が、細胞の寿命ではないかと言われています。
細胞分裂の時になんですり減るのかと言うと、細胞が生まれ変わるわけなので、DNAを複製(コピー)するじゃないですか。
この時、テロメアは端っこなので、他の部位よりうまいこと複製出来ないようなんです。
だから、コピーを繰り返すたびに、だんだん短くなります。
テロメアが短くなると、肌の弾力を維持するエラスチンというタンパク質の分泌がストップするので、たるみ、シワが気になり始めます。
健康面でも、心臓病やがん、糖尿病、骨粗鬆症などになりやすいという研究が報告されています。
ところがこのテロメア。
年齢によって一律に決まっているわけじゃないんです。
テロメアの長さは、生活習慣によって差が出るのです。
テロメアを短くすることが分かっている生活習慣
●肥満⇒肥満の人はそうでない人より約8年分テロメアが短い。
●喫煙⇒タバコを1日に1パック10年間吸っている人は、吸わない人にくらべて約2年分テロメアが短い。
●運動不足⇒運動していない人は、運動している人よりもテロメアが短い。
また、活性酸素を多く生み出すような生活習慣も、テロメアを短くすることが分かっています。
具体的に言えば、紫外線を長時間浴びる、過剰な飲酒、食品添加物の過剰摂取、野菜や果物の残留農薬、酸化した油の摂取、過剰な電磁波、薬の飲みすぎ、有害化学物質の経皮吸収、過剰な運動、食べ過ぎなどですね。
こういうことは、今までもよく書いてきていますが、これ以外にもテロメアを短くする原因がいろいろ研究されています。
●座って過ごす時間が短い人ほど、遺伝子のテロメアが長い
スウェーデン・カロリンスカ医学大学のマイ・リス・ヘレニウス教授率いる研究チームの最新の研究で「座って過ごす時間が短い人ほど、遺伝子のテロメアが長い」ことが分かったそうです。
60代後半の肥満気味で座っていることの多い49人の被験者を、6カ月間運動するグループとしないグループに分け、テロメアの長さを測定。
日記と歩数計による被験者の運動レベルと座っていた時間を記録。
この結果が面白いんですが、エクササイズ群は体脂肪とか血糖値とかは優位に改善いたものの、エクササイズレベルとテロメアの長さは全然関係なかったんです。
ところが、座っていた時間を基準に分析すると、あきらかに座っていた時間が短い人ほど、テロメアが長くなっていることが判明したそう。
運動時間を増やすことよりも、座っている時間を減らすことのほうが、テロメアの長さ的には有効なんですよ!
いやー、興味深いですよね。
デスクワークが多い現代人には、どうしろって言うの?って話ですが、デスクワークしてても、出来るだけ時々は立ち上がってみるだけでも良いようです。
電車の中では座らないとかね。
テロメアを語る上で、避けては通れないのが心の問題。
例えば、高度な社会的ストレスが多い人のテロメアが、そうでない人のテロメアより短いことが分かっていますが、心とテロメアに関連した研究結果が他にもあります。
それは孤独。
http://www.sciencenewsline.jp/articles/2014040423320007.html
ウィーン獣医科大でのヨウムという鳥での調査。
単独で飼育されているヨウムと、つがいで飼育されているヨウム(年齢は1~45歳)のテロメアの長さを比較した結果、もちろん年を取ったヨウムほどテロメアの長さが短くなっていることが判ったそうです。
ただ、同時に単独飼育されているヨウムは、同年齢のつがいで飼育されているヨウムに比べてテロメアの長さが短いことも判ったそうなんです。
社会的孤立もまた、テロメアを短くするのです。
もう1つ、心とテロメアに関する興味深い研究結果です。
米国・カリフォルニア大学サンフランシスコ校のElissa Epel博士らの2012年発表の研究。
博士らは、古来から心の平安を保つ僧侶などが長寿であることが多いことから、その逆の注意散漫で落ち着かず、不安が多い人は寿命が短いのではないかと仮定したそうです。
調査は239人の健康でストレスの程度が少なく、高学歴の中高年女性(50~65歳)を対象に実施。
女性たちの注意散漫度、集中力の度合い、心理的な苦悩程度と幸福度を調査すると同時に、細胞のテロメアの長さが測定されました。ストレスの要因を除外して分析。
その結果、「注意散漫で集中力に欠ける」と答えた女性のほうが、そうではない女性よりテロメアが短く、「心が平静で、今現在していることに集中力が高い」女性のほうが、テロメアが長いことが分かりました。
いやー!
心の平安。そして伴侶、もしくは友人、コミュニティーの大切さが分かりますね。
この「テロメア」について、他にもいろいろ新しい情報があり、あまりにも面白いので次回に続きます!