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アンチエイジングの鬼

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2017年06月21日
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みなさま、こんにちは。
THE梅雨ですね~

今日は出かけようと思いましたが、あまりの風に歩行困難で、途中で断念し家でローズティーを飲んでほっこりしております。

今日はゆっくりしていますが、先週は島根、そして帰ってきたらすぐ北海道という出張続きな週でした。
どちらも日本のオーガニックローズを巡る旅です。

島根のほうの薔薇は、実は口紅とアイシャドーの色素に使うのですが、このお話はまた今度ゆっくりします。
北海道のほうの薔薇は、日本の薔薇の原種「ハマナス」。

これはすでに、美容液やクリームの原料に使用しているんですが、札幌の畑にお邪魔させていただきました。
まだ時期が1週間早く、蕾はついていますがお花はポツリポツリでしたね。
なにせ、2000本もあるんですが!

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↑白いハマナスもすごくきれいでした!

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このハマナスの花弁を、1滴の水も使わずに蒸留器の気圧を下げて真空蒸留して取り出したのが、この細胞水(生体水)。
これを、美容液とクリームのベースに使用しています。

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研究所にもお邪魔して、このハマナスの細胞水とポリフェノールを合わせたものを飲ませていただきました。
ポリフェノールも、ハマナスのエキスとして美容液とクリームに使用しています。

香り高くて、飲んでもすごく美味しい!
こんな贅沢、ちょっとないですよね。

こちらの研究所に来るのは久しぶりだったんですが、大学の研究室にもなかなかないような、すごい機器がまたまた増えていて、ワクワクしてしまいました。

いつのまにか、植物の抗酸化力の指標となる「ORAC値」を測る機械まであって。
この機械でハマナスの花のポリフェノールのORAC値を測ったら、なんと41000μmolTE/100gもあったそうです。
こんな数字は、今まで見たことないです。

間違いかと思って、外部機関にも出したそうですが、同じような数値だったそうです。
そもそも、ポリフェノール量が10%もあったそうで。
ポリフェノールが多い黒豆とかでも3%だそうですから、すごいのが分かってもらえるでしょうか?

今回メインの目的は、北海道医療大学で薬用植物のセミナーがあって、さまざまな薬用植物、天然色素についてのお勉強に来たのですが、中津江村でもおなじみの、このキハダという木の皮はぎ実演されていました。
大学にある薬用植物園の中の木です。

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↑もう、嘘みたいにすごい黄色でしょ?
キハダの樹皮は、生薬の黄檗(黄柏)として知られ、染料の材料としても使われます。

この木片を中津江村でよくもらって、ペットボトルに入れとくと黄色い水が出来てね。
飲み過ぎ食べすぎの翌朝の、胃腸を改善してくれました。
ベルベリンを始めとするアルカロイドが含まれており、強い抗菌作用を持ち、病原菌に対しても効果があります。

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日本むらさき草の2年めのものを、抜くところも見せてもらいました。
この根っこが、「紫根」として薬用、染料に使われています。

今回のセミナーでも、紫根など紫の根を持つ薬用植物の研究について話を聞くことが出来ました。
有効成分は色素で、シコニン、アセチルシコニンなど。

抗菌作用、効炎症作用、皮膚活性化作用、肉芽増殖作用があり、古くから咽頭炎、火傷、切傷、麻疹、皮膚の化膿性疾患などの治療に用いられてきました。
漢方としても水痘、麻疹、紫斑、黄疸、吐血、鼻血、血尿、腫れ物、膀胱炎や尿道炎などにも用いられています。

もう、今手に入るのは中国産ばかりで、日本のむらさき草は絶滅危惧種なので、大変貴重なものです。
私は数年前から、北海道の農家さんが育てる紫根を、コスメに使わせてもらっています。

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↑これは油に漬け込んだ紫根で作ったグロス。
こんなきれいな色が出るんですよね~。
他にも紫根でクリームを作ったり、クリームパックを作ったりしています。

今回の旅で、あらたに出会ったすごい植物もいろいろあるので、またコスメに使えたらなーと思っています。

さて、わたしのコスメの原料としては、もうおなじみのアロエベラ。
好きすぎて実はファンデーションにまで使っていますが、アロエベラもまた、肌につけても口に入れてもすごい植物です。

実は10年近く前に、アロエベラには1度助けられていて。
朝起きると、2時間くらい鼻水が止まらないという、謎の鼻炎になったことがあって。
それが2か月くらい続いたと思います。

花粉症ではないので、ハウスダストかなーとも思うのですが、電車でうたた寝したあとも、マッサージ屋さんでうたた寝したあとも、とにかく寝て起きた反射で鼻水が出たので、自律神経や副腎疲労で粘膜が弱くなっていたのかと思います。
代替医療の先生からは、酵素生活を始めたばかりだったので、デトックスの一環だろうと言われたのですが、これがアロエベラジュースを飲み始めたとたん、すっかり治ったんです。
それだけじゃなく、肌の乾燥がその頃まだ気になっていたんですが、すごく潤って調子が良くなって。

そこから数年続けていたのですが、愛用していたジュースが製造されなくなってから、なかなか気に入るものがなく、遠ざかっていました。
しかし、昨年、キラジェンヌが出したこの本をたまたま読んでしまって。



アロエベラジュースを飲んで、真の健康を取り戻した作者が、アロベラジュースを飲んでいたお母さんから生まれた赤ちゃん(通称アロエベビー)や子供のころからアロエベラジュースを飲んできた子供たち(通称アロエキッズ)、そしてそのお母さんたちを調査して、アロエベビーやキッズが脳の発達にすごく優れ、運動能力も高いというさまざまな実例を書いた本でした。


コスメにはアロエベラを使っていましたが、ジュースのことをしばらく忘れていたので、「うわーこりゃいかん!」と思いました。


肌に塗った場合の働きは分かっていましたが、口に入れることでなぜそこまですごいのか。
もう一度勉強しなおしました。

アロエベラにはビタミンA・C・E・B群(B1、B2、B3、B6、B12、葉酸、ビオチン)など18種類ほどのビタミンと、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、鉄、有機ゲルマニウムなどの20種類ものミネラルと、リジン、ロイシン、メチオニン、フェニルアラニンなどの8種類の各種アミノ酸が含まれていています。

そこに、有機酸類、植物ステロール類、アロエシン、アロエチン、アロミチン、ムチン、ウロン酸、アロエマンナン、アルボランA、アルボランB、サポニン、ベレクチンといった特有成分などを合わせると、なんと有用成分が約200種類も確認されているんです。

これだけでも、スーパーフード中のスーパーフードなんですが、アロエがすごいのはここからです。
これらすべてを、あのヌルヌルの「多糖類」が包み込んでいるのです。

このアロエベラが持つ多糖類には下記のような働きがあります。

1、免疫力を調整する
2、血糖値を調整する
3、新陳代謝を正常にする
4、DNAに働きかけ、新しい細胞を作る
5、炎症を起こした部分の熱を下げ、雑菌の侵入を防ぐ
6、腸の善玉菌のエサになり、善玉菌を応援する


この優れた多糖類に包まれた200種類以上の有効成分が、オーケストラのシンフォニーのように、バランスよくチームワークで働くから、すごさを発揮できるようです。

肌に対する、嬉しい3つの働きも見逃せません。

1つが、お肌の保水力を高めること。
水分が少なって硬くなっている細胞の結束力を、アロエベラが持つリンゴ酸、クエン酸、ビタミンC、ビタミンAがゆるめ、多糖類が水分をよく引きつけて潤わせるそうです。

2つめが、コラーゲンを作る働きを高めること。
加齢と共に、作られるコラーゲンの量が減り、硬くて古いコラーゲンが増えていきます。
アロエベラには、コラーゲンを作る働き自体を高める作用があるそうです。

3つめが、メラニン色素を作る酵素「チロシナーゼ」の働きを抑えること。
シミの部分はチロシナーゼが異常に活性してる状態なので、アロエベラを飲むことで、美白効果が期待出来ます。


さらには、アロエベラには活性酸素を処理する「SOD様物質」、そして抗酸化酵素「カタラーゼ」も含まれているんです。



いやー、すごいのは分かっていたつもりですが、ほんとすごいなんだなーと思い、、、、
ただ、前から気になっていたのが、おいしいものがないことと、酸化防止として、どうしても入るビタミンCとクエン酸。

天然由来のものであれば、いいっちゃいいんですが、せっかくのすごい食材なので出来ればそういうものは加えずに出来ないものかと。。。


そこで思いついたのが、もともとビタミンCとクエン酸を多く含む、沖縄産のオーガニックのシークワーサー果汁を加えること!


そして、甘みはすっきりとしたオーガニックのブルーアガベを加えることに。
もちろん、アガベの欠点である果糖が多すぎるものではなく、ブドウ糖と果糖のバランスが良く、イヌリンも多めの選び抜いたRAWのアガベシロップです。

主原料のアロエベラは、沖縄の自然豊かなやんばる地域で、有機栽培されているものを選びました。

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そしてアロエベラの葉肉の粒感を残してジュースを搾ることで、ゴロゴロつぶつぶの、ゼリーみたいな食感も楽しめるようにしました。

わたしだけじゃなく、ちょっと遅いかもしれませんが、12歳の息子にも飲ませています(*‘∀‘)


ハマナス、キハダ、紫根、アロエベラ、、、
植物のすごさに感動しながら、老けないアンチエイジング道、精進しますっ!!



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Last updated  2017年06月21日 23時44分13秒
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