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水を電気分解して、水素と酸素とを得ることが出来るのは
理科の実験で経験さらたことでしょう。 その反対に、水素と酸素を結合させて水にすることによって 余分なエネルギーを電気エネルギーとして取り出すのが 燃料電池の原理です。 燃料電池は、その作動する温度によっていろんなタイプがありますが 一般家庭向けに普及させようとしている電量電池は常温で動作し 天然ガスを改質して水素ガスを取り出し、空気中の酸素と反応させています。 この反応は単純ですが、そのままでは反応しないために触媒を用います。 触媒としては一般的に白金が使われています。 私が前に勤めていた会社でも、燃料電池の開発をしていました。 ガスの流路および集電体として、マグネシウム合金を使用しましたが 燃料電池は固体高分子膜という部品から硫酸が生じるため腐食してしまいます。 そこで特殊な加工を施し、世界で初めてマグネシウム合金をセパレータとする 燃料電池が完成しました。動作試験では連続3000時間の運転を行い、展示会では 3日間、発電して模型の電車を走らせ続けました。 私が退職した後、研究を引き継ぐ者はいません。 研究を指導する者、そして継続させる者がいなくなると、どんなに進んだ技術も 消えてしまうことを思い知らされています。 にほんブログ村に参加しています。ポチっとクリックよろしくお願いいたします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.12.07 06:49:20
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