東武6050系のNゲージ
2025年,「グリーンマックス50周年記念誌」が発売されました。8500円(税別)の豪華本です。内容は,グリーンマックスの前史というべきレストラン「ピノキオ」や模型店「マックス」の写真,グリーンマックス・ピットロードを作り上げた鈴木家の人びとの紹介に始まり,ストラクチャーや客車キット,初期のグリ完,カスタムキット,エコノミーキット,バリエーションキット,バスモデル,貨車,塗装済キット,完成品といった歴史を彩った製品が紹介されるとともに,小林信夫さんのイラストや構想ノートが多数掲載され,50周年にふさわしい,GMファン必見の書だと思います。なんと,コラムの参考資料として当ブログも取り上げられており(p18),汗顔の至りです。さて,今回は,エコノミーキット後期の製品となる,東武6050系を取り上げたいと思います。東武6050系は,グリーンマックスのエコノミーキットで製品化された後,同社の塗装済・一体ボディキット,完成品,トミーテックの鉄道コレクションも発売されました。また,派生製品として,東武634型スカイツリートレイン,野岩(やがん)鉄道6050系,会津鉄道6050系も発売されるなど,多岐にわたっています。そこで今回は,これらの製品たちを振り返ってみたいと思います。グリーンマックスのエコノミーキットとして東武6050系が発売されたのは1986年。エコノミーキットとしてはごく普通の4両編成板キットでした。(グリーンマックスカタログ vol.8より)1990年代以降,グリーンマックスの新製品が塗装済キット中心に移行すると,東武6050系も塗装済・一体ボディのトータルセットが発売されます。さらに,グリーンマックスが完成品を次々と発売する中,2013年には,東武6050系の完成品も製品化。旧6000系電車からの更新車と新造車(台車違い)の2種類が製品化されるなど,Nゲージの細密化・細分化がここにも及んでいます。その後もロゴマークの新旧や妻面塗装の有無といったバリエーションが展開されています。2014年には,遂に鉄道コレクションで東武6050系が製品化。グリーンマックス同様,更新車と新造車を区別して製品化しています。会津鉄道6050系も製品化されました。2017年には,グリーンマックスから,東武634型スカイツリートレインが製品化。やはりロゴマークの有無などのバリエーションが展開されています。また,同年には,グリーンマックスから,野岩鉄道6050系,会津鉄道6050系も製品化されました。2020年には,グリーンマックスから,リバイバルカラー(東武6000系と同じツートンカラー)が製品化されました。鉄道コレクションも同年,リバイバルカラーを製品化し,競作となりました。2022年には,鉄道コレクションで「さよなら3社直通列車 東武鉄道 6050系 会津田島発新栃木行 4両セット」が発売。トミックス本体に比べ,鉄道コレクションでのこうした「さよなら」製品は珍しいですね。2025年には,鉄道コレクションで「鉄道コレクション 野岩鉄道6050系 やがぴぃカー 2両セット」が発売。お座敷列車に改造された室内が再現されています。