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カテゴリ:真田プラスチック工業所
Nゲージを意識して作られた玩具というのは意外にたくさんあるようです。
まず思いつくのは,軌間が9ミリとなっているダイキャスト製玩具(ダイカスケール,トレーン社のNゲージシリーズ等),SLブームやブルトレブームの下に生み出されたNゲージサイズのプラモデル(アオシマ,バンダイ,フジミ等),童友社の電池で自走する軌間9ミリのプラモデル(都電やC58等の蒸気機関車)といったところでしょうか。 また,20年ほど前にはセガ・ヨネザワからソニックスナインという電池で自走する9ミリゲージの玩具が発売されていました(広告等にも「9(ナイン)ゲージモデルトレイン」と明記)。 そして,Nゲージを強く意識した玩具として外せないのが,高橋商店の関西私鉄特急シリーズ(?)でありましょう。 ![]() (JTBムック「鉄道玩具大全」より) いずれも軌間9ミリ,縮尺は1/150よりやや大きめ,プラスチック製4両編成という仕様で販売されており,近鉄30000系ビスタカー,近鉄21000系アーバンライナー,阪急6300系,京阪8000系,南海50000系ラピートがあります。 近鉄30000系ビスタカーには,切符,改札鋏,笛が一緒にセットされているので,「のりものキップあそび」等の電車ごっこ用玩具に由来するのでしょうか? このあたりの歴史に詳しい方にご教示いただけると幸いです。(追記:当ブログでは「のりものキップあそび」等との比較を行っているので,そちらもご覧ください) ![]() Nゲージと一緒に走らせるにはサイズ面でやや難があるものの,意外にあなどれない出来といえるでしょう。特に,南海ラピートや京阪8000系は,マイクロエース製品が発売される以前に,このシリーズをNゲージ化された方が少なくなかったようです(RM131号には,京阪8000系をNゲージ化する記事が掲載されています。一方,近鉄や阪急については,トミックスやカトーの優秀なプラ製品が早くから存在していたため,あまりNゲージャーの関心を惹かなかったように思います)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.09.03 00:09:42
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