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私のNゲージ考古学

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2018.02.25
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カテゴリ:TMS
以前,TMSで取り上げられた,Nゲージの自作・改造車輌に関する記事についてご紹介しました。
今回は,昭和40年代前半までのTMSにおける,市販のNゲージ車輌製品や,レイアウトに関する記事をご紹介したいと思います。

<車輌製品>
市販のNゲージ製品が少しずつ充実する中で,TMSでは,それらの製品を比較,紹介する記事も掲載していました。
例えば,250号(昭和44年4月号)ミキスト欄では,9mmゲージ大型蒸機の紹介として,ATLASの4-6-2,関水の4-6-4,MRCの2-8-4,MINITRIXの4-6-2が取り上げられています。

(TMS250号より)

また,269号(昭和45年11月号)では,海外の9mmテンダー機特集として,ATLAS(製造はRIVAROSSI)のDB10形,FLEISCHMANNのDB50形,PECOのジュビリーが取り上げられています。

(TMS269号より)

さらに,275号(昭和46年5月号)では,9mmの輸入小型蒸機特集。ARNOLDのT3,MINITRIXのT3,ATLASのCタンク,ARNOLDのドイツ国鉄80形,ATLASのB&Oテンダー機,BACHMANNのBテンダー,BACHMANNのドックサイダーが取り上げられています。
また,318号(昭和49年12月号)では,Nゲージのドイツ型機関車特集。ARNOLD,MINITRIX,FLEISCHMANN,ATLAS,LIMA,PIKOの製品が紹介されています。

そして,やや時代が下って356号(昭和53年2月号)では「9mm電車誌上展」,358号(同4月号)では「9ミリゲージ貨車カタログ」としてそれぞれ国内各社の車輌製品が紹介されています。また,352号(昭和52年10月号)では,国内各社(トミックス,GM,学研)のホームの比較が行われました。
(TMS356号より)


(TMS358号より)

<レイアウト>
日本における元祖Nゲージレイアウトというべき,TMSのレイアウトについては211号(昭和41年1月号)のグラビア頁に登場していましたが,238号(昭和43年4月号)のミキスト欄であらためて紹介されましたので,若干引用しておきます。
「TMSのスタッフが約1帖の9mmゲージのレイアウトを製作してから2年半すぎた。日本で9mmゲージの線路が発売されるのとほとんど同時に製作を始め,ポイントなどは特にメーカーから取りよせたマシンなしの試作品を用いて特急工事をおこない,65年秋の交通博物館での運転会にまにあわせた。当時はまだアメリカでは9mmゲージは認識されておらず,またヨーロッパの9mmも多分に玩具的であり,スケールのレイアウトはほとんど発表されていなかった。…このレイアウトは日本はもとより世界でも恐らく最初のスケール的なレイアウトではなかろうかと思う。…16番のプラ枕木のアメリカ的な色になれている人は関水の枕木の色にかえって奇異の念を持つかもしれない。しかし,バラストをまいてレイアウトに落ちつかせてみると,始めてその真価がわかるはずである。」(TMS238号263頁)
さらに,このレイアウトについては,261号(昭和45年3月号)から263号(5月号)にかけて,「9mmゲージレイアウトの製作例 ループのあるレイアウト」として連載されています。

また,Nゲージの充実に伴い,それまで16番をメインにされていたモデラーの方も,Nゲージレイアウトの製作に取り組まれています。いくつかご紹介します。

243号(昭和43年9月号)で発表されたのは,柴田市蔵氏の「第2次銀河鉄道」です。
2100mm×900mmで,複線8の字エンドレスを中心とした線路配置となっています。「第2次」とあるのは,185号(昭和38年11月号)で発表された16番のレイアウト「銀河鉄道」の名を受け継いだもの。


(TMS243号より)

車輌関係については,「さて第2次銀河鉄道は,国産9mmゲージ売出しの初期に作ったため,製品には気に入らぬ点もたくさんあります。レタリングや,一部ディテールの粗末さも気になりましたが,一方性能・外形ともすばらしい製品も出はじめたことでもあり,今後はやはり国産品に期待したいと思っています。…今のところ車輌は外国製をふくめて客車類が19輌,貨車群が9輌,機関車関係が3輌です。」とあります。
なお,「第2次銀河鉄道」は270号(昭和45年12月号)の表紙を飾っています。
さらに,346号(昭和52年4月号)では,「第3次銀河鉄道」が発表されました。これは何と「第2次銀河鉄道」の裏につくられたものです(写真参照)。
(TMS346号より)

246号(昭和43年12月号)で発表されたのは,加藤一夫氏の「新八里九里観光鉄道」です。
1650mm×910mmで,3列車の同時運転を可能とした線路配置となっています。「新」とあるのは,147号(昭和35年9月号)で発表された16番のレイアウト「八里九里観光鉄道」の名を受け継いだもの。

(TMS246号より)

車輌関係については,「車輌は日・独・伊3ヵ国の製品を使用しており,カプラーが完全に統一されていないため,すべてのメーカーの車輌をたがいに連結することはできません。現在活躍している車輌は,次の41両です。
・機関車 ドイツ66形タンク機1,イタリアE424形電機2,日本EF70形電機2,アメリカPA1クラス流線型ディーゼル2,以上7両。
・客車 ナハネ20形4,ナハネフ20形1,アメリカ・サンタフェ流線型客車3,イタリア国鉄客車5,以上13輌。
・貨車 アメリカ型ボギー貨車13,コキ・コキフ・トキ等8,以上21輌。」とあります。
なお,「新八里九里観光鉄道」は,250号(昭和44年4月号),269号(昭和45年11月号)の表紙を飾っています。

さらに,249号(昭和44年3月号)では,北市正弘氏の「第2次新諸国鉄道」が発表されました。柴田氏や加藤氏と同様,「新諸国鉄道」(234号(昭和42年12月号))の名を受け継いだものとなっています。
新諸国鉄道はその後もTMSで紹介されたほか,最近ではRMM260号(平成29年4月号)で大きく取り上げられています。 





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最終更新日  2018.02.25 19:01:02
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