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2021.01.05
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カテゴリ:鉄道プラモデル
今回取り上げるのは,かつて存在したプラモデルメーカー・エルエス(LS)のプラモデルです。

<ゼンマイ・モーター蒸気機関車>
LSでは,1970年代前半,SLブームに乗って,ゼンマイやモーターで動く蒸気機関車のプラモデルを発売しました。それらの元になったと思われるのが,松尾の製品ですので,まずは松尾の製品からご紹介したいと思います。

松尾は,1969年に「豆弁慶号」(250円)を発売。これは,ゴム動力で走る機関車+客車,レールの
モデルで,かなりデフォルメが強く,実際の弁慶号とは似ても似つかないスタイルでした。
日本模型新聞691号の新製品紹介では,「まずこの豆弁慶の特色は,ゼンマイ動力で,レールの上をよくも,こんなに長く走ると驚ろくことで,スピードも急激にドロップすることなく,気持ちのよい程スムースにレールの上をガタコトと走りまわる。これだけ小さいと,とかく脱線が心配だが,まず脱線はしないので,子供にとっては,ピストンの動きのように心もハズムことであろう。」とあります。
余談ですが,弁慶号というのは,それにしても人気のある機関車で,浅草玩具の乗用弁慶号をはじめ,玩具も多岐にわたっていますね。


(日本模型新聞691号より)

同じく1969年には,トレヴィシック号(450円)を発売。こちらはOゲージ(1/45)を標榜しており,一転してスケール性の強いモデルとなっています。同じ1969年には学研からも1/38のトレヴィシック号が発売されていますので,松尾にとっては不運な競合だったかもしれません。


(日本模型新聞702号より)

翌1970年には,国鉄Bタンクロコ60型(650円)と,ちびっこ機関車ライオン号(300円)を発売。
60型はHOゲージを謳う,機関車+貨車+客車の3両編成とレールのセットで,単3乾電池2本によるモーター駆動となっていました。のちにRM MODELS1996年6月号で詳しく紹介されています。明治の古典機である60形というチョイスは,カワイモデル製品あたりを参考にしたのでしょうか?
ライオン号は,ゼンマイ駆動で,機関車+炭水車+客車の3両編成とレールのセット。おそらく,リバプール・マンチェスター鉄道のライオン号を元にしたのでしょうが,「ママとあそぼうキーポッポ」という広告の文言がなんともミスマッチな感じがします。


(日本模型新聞764号より)

さて,LSでは,まず,1972年にBタンクロコとネルソン(付随車,レール付。ゼンマイは各350円。日本プラモデル50年史のCD-ROMには,モーター付各600円と記載されているが,こちらは実際に発売されたか疑問)を発売。これらはそれぞれ松尾の60型とライオン号を引き継いだものとみられます。ネルソンの方は,箱絵からして6200形のイメージですね。


(鉄道100年記念・プラモデル各社合同ポスターより)

さらに,同じく1972年には,C62と弁慶号を発売(付随車,レールなし。各100円)。これらはいずれもゼンマイ駆動で,付随車等のない廉価版モデルとして製品化されたようです。もちろん松尾の豆弁慶号とは全く別の製品です。


(日本模型新聞863号より)

また,同じく1972年には,ゼンマイ駆動のC62とD51(付随車,レール付。各350円),モーター駆動のC62とD51(付随車,レール付。各600円)を発売。こちらは,先の廉価版(全長11cm)と同じC62でも,より大きく全長15cmとなっています(日本模型新聞867号参照)。

翌1973年には,モーター駆動のC62とD51に駅舎やホーム,給水タンク等のプラ製情景パーツを付けた豪華なセット(付随車,レール付。各1000円)が発売されました(日本模型新聞905号参照)。

なお,ゼンマイ駆動の弁慶号,C62(小),ちびっこ機関車(ネルソンを改称?),Bタンクロコの4種は,のちに付随車付,レールなしのセットとして各300円のシリーズに再編されています。


(1977年版LSカタログより)

このほか,LSからは,下記の鉄道モデルがありました。

<1/50蒸気機関車>
1/50スケールのC10,C11は,もともと東宝模型から発売されていたもので,東宝→LS→有井製作所(マイクロエース)と移っています。

<アッパレシリーズ>
アッパレシリーズは,「アッパレしんかんせん」(0系,200系)と「アッパレリニア猛ターカー」(HSST-03)があり,いずれも,チョロQのようなゼンマイ走行ユニットを取り付けるプラモデルでした。





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最終更新日  2024.06.26 22:59:39
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