荷物・郵便電車(旧型)のNゲージ
今回は,旧型国電の荷物・郵便電車を振り返って見たいと思います。なお,クモニ13(別稿),72系改造車(別稿)は,以前に取り上げていますので,割愛させていただきます。<クモハユニ44 800>(グリーンマックスカタログ Vol.9より)1983年にグリーンマックスから国電キットシリーズNo.182として登場。1985年には,エコノミーキットNo.419(のちNo.206)として,クモハユニ44 800を含む「身延線 低屋根国電4連 パートⅡ」が発売。同時期発売のNo.420とともに,オマケとして運搬用三輪車と積荷がセットされた楽しいセットとなっていました。2018年には,ぶどう色の着色済みキットも発売されています。2014年には,鉄道コレクションからも,身延線2両セットの一員として製品化されています。<クモハユニ64(旧モハユニ61→モハユニ44 100)>両運転台が特徴のクモハユニ64は,カトーから2016年に飯田線シリーズの一環として発売。翌2017年にはぶどう色バージョンも発売されています。<クハユニ56(旧クハニ67)>(グリーンマックスカタログ Vol.9より)クハニ67改造のクハユニ56は,1983年にグリーンマックスから国電キットシリーズNo.156として登場。1985年には,エコノミーキットNo.420(のちNo.207)として,クハユニ56とクモユニ83 100を含む「飯田線 旧国・荷電併結4連セット」が発売。2024年には,ぶどう色の着色済みキットも発売されています。完成品としては,鉄道コレクション(2013年・飯田線2両セット),カトー(2016年・飯田線3両セット)で製品化されています。<クハユニ56(旧モハユニ61)>モハユニ61改造のクハユニ56は,カトー(2014年・飯田線3両セット)で製品化されています。<クハニ67 900(旧クハ55)>クハ55改造のクハニ67 900は,マイクロエース(2007年・飯田線4両セット,2011年・飯田線5両セット,2017年・信越線3両セット),カトー(2016年・飯田線2両セット)で製品化されています。<クモユニ81(クモニ83 100)>(グリーンマックスカタログ Vol.9より)80系一族のクモユニ81は,1981年,グリーンマックスから,クモユニ81(板キット)が発売。前述のとおり,エコノミーキットNo.420には,クモニ83 100が含まれました(キット自体はクモユニ81と同じ)。2011年には,マイクロエースから,スカイブルーの大糸線5両セット,スカ色の飯田線5両セット(クモハ83 100。クハニ67 900を含む)が発売。2012年には,グリーンマックスから,湘南色とスカ色(クモニ83 100),スカイブルーの完成品が発売され,のちに完成品ベースの未塗装キット「ハイクオリティエコノミーキット」も展開されています。2015年には,カトーから,飯田線シリーズの一環として,クモニ83 100とクモニ13の飯田線荷物電車セットが発売。2024年には,マイクロエースから,湘南色とスカ色(クモニ83 100に改番される前の姿)が発売。同じく2024年には,グリーンマックスから,クモユニ81と51系を組み合わせた新たなアソートのエコノミーキットが発売されています。