その4:泥酔。最悪だ...実家に住んで一ヵ月位たった頃の事件です!6月に入り梅雨時、陽気は不安定。そんな時に子供が『突然激しく泣き出し吐く』ということがあったのです。ず~っと一日機嫌がよかったのに突然。吐いてしまえば機嫌は良くなり何ごともなかったよう。とりあえず育児日記に吐いた時間を記入してその日は終わり。次の日また同じようなことが...でも同じく吐いたあとな何でもなさそうなので、育児日記に記入して終わり。っと『ん?』。そう吐いた時刻が昨日と全く一緒。おかしいなぁと思いつつもその日もそのまま。問題は次の日。朝、元夫が仕事に出かけるときのこと。 (元夫)「今日は会社の飲み会があるからいつもより早く帰ってくるよ。多分8時半には帰れるから」 (私)「子供が調子よくないみたいだから何かあるといけないから早く帰ってきてよ」 (元夫)「わかった!」 っと元気よく出かけて行った。そう意気揚々と! その日もやはり同じ時間に吐いた子供。夜の7時過ぎ。同じく吐けば機嫌が良いので焦る必要もないとは思うけれど、三日連続はやはり受診した方が...なんて考えつつも、まぁ8時半には帰ってくるといってたし..... と、元夫の帰りを待つことに。 ところが帰って来なかったのです。いつも帰宅前にはメールや電話があったのですが電話もメールもないし.... おかしいなぁ~~~。 携帯に電話しても出ない。 そりゃ~飲み会の最中なら出ないかもなぁ~~。 メールなら何とか....送っても返事はない。 困ったなぁ...受診しようか.... でも車は運転できないし...って、でも飲んで帰ってくるから(夫は)運転できないかぁ....タクシー呼んじゃおうかなぁ.... 連絡よこせよ!! なんて思いつつ、連絡を取ろうとメールに電話、いろいろやってみたけれどなんの音沙汰もない。 結局夜中12時をまわってしまった。駄目もとで会社に電話をもう一度。すると会社の女の子がでて「じつは○○さん飲み会の途中で行方不明になっちゃって、みんなで手分けしてずっと探しているところなんです!!」。 「なんですと!!!」 なるほど。何をやっても無駄なわけね。私がどうしようかとヤキモキしていたころ、泥酔した元夫は酔っぱらって訳がわからなくなり、会社の周りを徘徊したり、倒れこんで道ばたや公園でひっくり返って寝込んだりしていたらしい... もうパニック。 泥酔して徘徊なんかして事故にでもあったら!! 子供は具合が悪い!! パニックよ。パニック。どうすればいいのぉぉぉぉぉぉ~~~ (とりあえずその頃は物凄く心配したのです。まだ離婚は考えていなかったし、それなりに愛情もあったもので...) 「見つかったら連絡ください」と会社の女の子に頼んで、「私探しに行ってくるから子供を見てて!」と出かけようとする両親が猛反対!「12時過ぎに一人で外に出て何があるかわからないでしょ!それにもう電車なんて走ってないわよ!」 確かにもう終電は無理だ。どうすればいいんだぁぁぁぁぁ~~~ 午前一時頃 「○○さん見つかりました。会社の近くで、ビルに寄り掛かって寝てました。連れて帰ってきたのでかわりますね。」と、会社から電話が... (私:あくまでもクールに)「今日は早く帰ってくるんじゃなかったの?」 (元夫:ろれつがまわっていない)「へっ。うっせ~~ば~~ろ!」 (私:あくまでもクールに)「子供具合が悪いんだけど?」 (元夫:ろれつがまわっていない)「へっ。うっせ~~ば~~ろ!」 そんな噛み合わない会話が数分続き、しばし沈黙。 (私:あくまでもクールに)「もう帰ってこなくていいです。」 (元夫:ろれつがまわっていない)「へっ。うっせ~~ば~~ろ!○☆△~●×◇▲~~~~」何か言ったけど、ろれつがまわっていないので理解不能.... (私:全く持って冷ややかに)「帰ってこなくていいですから....」 電話を切った。直ぐに隣の市に住む兄に連絡。兄が住んでいる所の近くに小児科の先生が24時間待機している病院がある。そこを受診したいから連れて行ってと頼む為に。 って、私がパニック状態になったり、元夫と電話でもめたりしているまに、子供はすっかり、ぐっすり寝てしまってるじゃん! 直ぐに受診の必要はなさそうなので次の日の朝迎えに来てもらうことにして一件落着。あ~~~参った。 今思えば笑い話かもしれないけれど当時はもうパニックでとても困ったのです。 この状況に両親はカンカン。特に仕事をしている母の怒りは相当なもの。「人に朝から晩まで世話をさせておいて、自分は子供ほったらかして酒呑んで泥酔なんて!何やってるのよ!こっちだって仕事してるのよ!」 ごもっともです。 ただでさえ寝る時間のない母はごたごたでさらに眠る事ができず、次の朝寝不足のまま仕事に出かけて行った。 8時過ぎ頃元夫は帰宅。相当に吐いて、どこに寝転んだのか....洋服や靴は泥や吐瀉物、得体の知れないもので物凄いことになっていてとても臭くなって帰ってきた。 そのすぐ後に私の兄が迎えに来た。 酒が抜けず、ぼろ雑巾のよう元夫は、病院へ行く子供と私を「いっれらっしゃ~~い」なんて酔っ払いのまま見送っていた。 その後の実家の様子は良くわからないけど、酔っ払いの元夫はそのままの格好でずっと寝ていたらしいけど。(父の話) 因に子供の方は「『腸重積』の疑いがありますが...多分違うでしょう」なんて言われて、お腹の中をいろいろ診てもらい、『腸重積』でも『幽門狭窄』(あんまり吐くので検査を勧められていた)でもないことが判明し、単なる風邪でした。でもこの受診でヘルパンギーナを貰ってしまい、後日、高熱が出てそれはそれで大変でしたが..... 今思えばなんでもないことかもしれないけれど、当時の余裕のない私には『この人と生活していけないかも...』と思うようになるのに十分な事件だったのです。 ジャンル別一覧
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