こたままのシネマ日記

『Hart’s War』2002・米　★★☆☆☆

第二次大戦下ドイツの捕虜収容所で起きた、アメリカ人捕虜の殺人事件と脱走計画の真相を描いた戦争ドラマ。

戦争、捕虜収容所、人種差別、殺人事件、裁判、脱走…といろんな要素が詰まった作品でしたが、
見終わった後は感動というよりは、ちょっと後味悪かったです。
裏切り者を殺すこと。無実の罪をきせること。仲間を盾にした脱走計画。
いったい何が正義なの？と考えさせられる映画でした。

最近注目株のコリン・ファレルは相変わらず眉毛濃い！
やんちゃなイメージが強いけど、坊ちゃん育ちの中尉役もなかなか良かったです。
正義の人ブルース・ウィリス、今回は悪者なの？と思ったら…
最後には200人の部下の命を救ってました、やっぱりただの悪者では終わりませんでした。

監督：グレゴリー・ホブリット
出演：ブルース・ウィリス/コリン・ファレル/テレンス・ハワード/コール・ハウザー
内容：ベルギー、アウクスブルク郊外にあるドイツ軍捕虜収容所で白人米兵の死体が発見された。
　　　犯人として逮捕されたのは同じ米軍捕虜の黒人将校だった。
　　　この事件の裁判が行なわれることになり、ハートは上官のマクナマラ大佐から被告人の弁護を命じられる。