前にも見ていただいたこのテント,実は平成一桁の頃に買ったものです。
「エスパースマキシム2~3人用」。
当時は,超軽量で小さくたため,ザックに入れてもそれほど気にならないくらい良いものでした。
今年,久しぶりに2回の山行で使いました。
しかし,さすがに古くて色々不都合が出てきていることに気付きました。
1つは出入口のゴムです。
このエスパースは,オールシーズン用なので冬山でも使えます。
事実,内張をつけて何度か使ったことがあります。
出入口がファスナーだと凍ってしまうので,吹き流しという特殊な物になっています。
この吹き流しので出入口を開けておくのには,フックをゴムにかけるのですが,
そのゴムが劣化してのびっきっているのです。
これでは,しっかりフックがかからなくて,吹き流しが留まらず出入りがわずらわしくなります。
できれば,付け替えたいのですが,しっかり縫い込まれているので,素人がほどくのは無理です。
2つめはフライシートです。
こちらも劣化が進み,裏の縫い目から水が入らないように留めているテープがはがれてきています。
前回ニペソツの雨のときは,幸い雨漏りはしなかったのですが,時間の問題のようです。
さらに,今回の芽室岳では,フライとテント本体を結んでおくひもがはがれてしまいました。
このひもがなくてもテントは張れそうなのですが,
1人で張る際にはフライをペグで固定するときに均一に張れなくなりそうです。
新しいフライを買えば良いのですが,今販売しているエスパーステントのフライが合うかどうかが問題です。
そんなわけで,今日「秀岳荘」へ行って相談してきました。
1つめの問題は,テントを預けて修理可能のようです。
新しいものばかりを売るのではなくて,こういった昔のものを修理してくれる店って
良いですよね。
2つめの問題は,何と同じフライが売られていたんです!
もう,てっきりないと思っていて,現行のものが合うのかどうかを相談しようと思っていたのに,当時と同じ袋で売られていたのにはびっくりしました。
しかも,現行のものより少し安いのです。
ただし,今回はテント修理の方はお願いしてきたのですが,フライの方は保留としておきました。
安いとはいえ,1万5000円もするものです。
そんなに気軽に買えるものではありません。
今年の夏山もあと1ヶ月ほどですので,来年のシーズンになってから購入しても良いですよね。
今年は,テントを車に入れて山に行ったのですが,このことで行動範囲が広がって,今まで登ったことのない山にも行けそうだということがわかりました。
来年はいろいろ計画を練って,このテントで全道いろんな山に行ってみたいと思っています。