2014/08/17(日)17:53
原因追及
昨日,何気なく太平洋戦争時の「インパール作戦」について,ネットで調べていました。
すると,
司令長官の牟田口中将が作戦を命令し実行したものの,部下の師団長が前線で食料や弾薬の補給がままならないので,命令に背いて勝手に撤退した…。
という記述がありました。さらに 本来なら,師団長は軍法会議にかけるべきであり,本人もその会議で作戦の無謀さを明らかにしようと思っていたのに,結局心神耗弱ということで終わってしまったのだそうです。 何しろ,中将は,
「弾薬がなければ,石を投げよ。手足がなくなればかじりついてでも敵をやっつけよ云々」
だとか,
「食料がなくて,貴様それでも日本軍人か!」
などと,部下を叱咤していたらしいですから,お話になりません。
結局,ほとんどの日本兵が敵にやられるより飢餓や病気で死んでいったそうです。
その道は「白骨街道」と呼ばれたようです。 中将の言動はともかくとして,作戦の失敗を明らかにせずごまかしてしまうのは,今も同じですよね。
原発事故の原因を突き止めようとはせず,東電職員は起訴されず,うやむやのうちに再開を狙っている政府。
日本の原発は世界一安全だと豪語する首相。
しかし,地元の避難計画は地元に任せっきりにする無責任さ。
賠償なんかする気は全くありません。 先日,お墓参りのために買った桃は山梨産でした。
何と,福島産の桃の3倍もするそうです。
安いのはなぜ?
安全については,自己責任です。
いくら首相が,福島産の野菜を食べたって,誰も納得はしません。
子ども達の命は,もっと長いはずなんです。
怪しい物は食べさせられません。 利害関係をもとに原発を考えていたら,いつか世界は滅んでしまうでしょう。
何しろ,本気で「神風が吹く」と考えていた国なのですから。