風立ちぬ
GEOへ行ってきました。先週,子どもが楽しみにしていた「千と千尋の神隠し」のDVDを借りにいったんだけど,貸し出し中でダメでした。そんなとき,ふと目に留まったのが,これ「風立ちぬ」です。 零戦を開発した堀越二郎のお話なのですが,ストーリー自体はなかなか良かったかな。もっと良かったのは,大正・昭和の町の風景ですね。その時代に生きていなかった私ですが,なぜか懐かしくて落ち着く町並みなんですよ。お話の進行は,ジブリらしさ満載でした。どの映画を見ても,宮崎駿的雰囲気です。結核を患っている菜穂子と結婚する場面はグッときてしまいました。菜穂子さん,とっても綺麗なんですよ。 とても良い雰囲気で好きなんですが,ストーリーの裏に戦争があることは,オブラートに包んだように隠されています。だから,ご都合主義的なお話とも言えるかも知れません。もしかしたら,堀越二郎をモデルにしなくても話はできたのではないかと。カプローニとの夢の中の出会いも,ちょっと多すぎかなと思いました。菜穂子との別れをもうちょっとわかりやすく表現して欲しかったな。 でも,私としては好きな時代の映画なので☆4つかな。