「鳩」の迷宮(明九) <序幕>
前回は、「ノアの大洪水」について書きました。また、「ノアの大洪水」は、「船」という漢字に象徴として込められていて、「聖書」と「漢字」の繋がりがあることも、紹介してみました。「ノアの大洪水」のことを書いているなかで、ひょんなことから、「船」以外に、非常に気になった漢字が出てきました。理由は、このところ、はまっている、日本語に含まれている「数理」楽天HPの、けんたま様の数理解読は、本当にいつも新鮮な感動を味わっています。「日本語」「ことたま」に興味あれば、ぜひけんたま様の「ことたまワールド」を堪能してください!こちらからGO!けんたまの一言ポエム気になった、その漢字とは……。そう…… 「鳩(はと)」です!! この漢字が、気になってしまい、頭から離れなくなってしまいました。と、いうことで、「鳩」について、今回含めて、何回かに分割して、紹介してみます。★大地の渇きを知らせた「鳩」★地球上を覆った大洪水。ノアたちを載せた箱舟は、この大洪水を乗り切り、7月17日に、アララト山の上に乗り上げます。40日たって、ノアは箱舟の窓を開いて、まずは「烏」を放ちます。しかし、地上の水が乾くのを待って、出たり入ったりしました。この後の部分、「鳩」の事が出ているので、「旧約聖書」から引用してみます。(読みやすいように、改行しています。)「ノアは、鳩を彼のもとから放して、地の面(おもて)から水がひいたかどうかを確かめようとした。しかし、鳩は止まる所が見つからなかったので、箱舟のノアのもとに帰って来た。水がまだ全地の面(おもて)を覆っていたからである。ノアは手を差し伸べて鳩を捕らえ、箱舟の自分のもとに戻した。更に七日待って、彼は再び鳩を箱舟から放した。鳩は夕方になってノアのもとに帰って来た。見よ、鳩はくちばしにオリーブの葉をくわえていた。ノアは水が地上からひいたことを知った。彼は更に七日待って、鳩を放した。鳩はもはやノアの元に帰ってこなかった。」(第8章8節~第8章12説)★「鳩」=「平和の象徴」は「聖書」がルーツ★こうして、「鳩」がくちばしにオリープの葉をくわえて戻ってきたことが、「新たな世界の始まり」を象徴することとなりました。それがひいては「鳩」=「平和の象徴」とされるようになります。日本でも、同様に「鳩」=「平和の象徴」とされるのは、すなわち、「聖書」にルーツがある、と見て良いと思います。★「鳩(はと)」という漢字の奥深さ★「鳩(はと)」に興味を持ったきっかけは、先にも書いたように、「数理」「鳩」という字には、そのものずばり「九」という「数理」が含まれています。漢字破字法で分解すると「九」+「鳥」です。ここで、疑問をもちました。●なぜ「鳩」という字は「九」+「鳥」なのだろうか?●なぜ「聖書」で、新たな世界の始まりを告げるのが、「鳩」という鳥でなければいけないのだろうか?他の鳥では、いけないのだろうか?●なぜ、「九」+「鳥」を合わせた「鳩」の読みは「はと」なのだろうか?「聖書」というのは、数字にしろ、いたるところに象徴が組み込まれているようですが、この「鳩」というのも、いってみれば、「象徴」なのかもしれません。で、あれば、なおさら「鳩」である「必然性」があるはずです。その「必然性」とは何なのか?というのを見ていくと、何だかいろいろと出てきてしまい、「鳩」という字の持つ奥深さを感じるとともに、正直混乱しています。(^^;ここ1,2日、漢和辞典やインターネットでの検索、そしてけんたま様の「数理」などを見るにつけ、個人的に収拾がつかなくなってきつつあります。「鳩」の意味を探れば探るほど、「鳩」は「はたはた」と羽を広げて、一斉に、空へと飛び立ってしまうような、そんな感じも抱いています。(^^;ただ、そうも言ってられないので、次回から、なるべく、分かりやすい形で、簡潔に「鳩」について、見ていきたいと思います。人気blogランキング