2007/01/21(日)23:59
音のみちびき
今日、友人のお誘いで雲龍さんの演奏を聴きました。
なんでしょう・・・なんだか風を聴いているようで、それも目の前で吹いてくださっていたので、雲龍さんの吹き始めの祈りこむ静かなまなざしと、吹き終わった後にまだ笛と体が音で共鳴しているかのように、最後の一音が消えてもまだなお笛に唇をあてておられる仕草とか、それをそっとひきはなす時に、はじめてこちらの世界にふっと戻って来られるかのような不思議な雰囲気をじっとみつめていました。
そして帰宅し、CD「遮那」を聴いてはじめてその凄さを実感しました。
なんだろうこれは・・・空の間の。宇の宙の。うつせみの。
我が家の守り神、風大・雷太がプレーヤーに向かってじっとその音に耳を澄ませて聴き入っており、その姿は何だか神々しいものを感じました。
こんな笛師がおられるんだ・・・と今頃じんわりとうれしくなったりして・・・
雲龍さんはその時、その場に降りてきた音をとらえて吹く。その場のその瞬間の出会いをつむぎ、音として生み出していく・・・雲龍さんは人ではないようでした。まるで木のような感じ。演奏中に鳥や蝶が肩にとまるとか・・納得です。
わたしも今まで全国の聖地巡りをしながら笛を吹かせていただいてきました。まだ音がはずれるへっぽこ笛吹きですが、ここに来てすばらしい先生に出会えました。
まさに天からのギフトです^^
お導きくださったKさん、本当にありがとうございます
今日のライブの最初に香具之笛で奏でられた曲
「音寿(おとほぎ)」
それは言葉で言祝(寿)ぐ「ことほぎ」と同じく、音で祝う気持ちを伝えるものでした
展示会にむけてのエールをいただいたようなあたたかな気持ちになりました^^
すべてに感謝
追伸)雲龍さんは次回の「地球交響曲」に出演されます。機会がありましたらぜひお聴き下さい。
「内なる聖地2007 扉~神界へのガレード~」