2008/11/09(日)19:51
先祖の智恵
昨晩、NHKの世界遺産の特集番組を見ました。
カナダのハイダ族の聖地の島。先祖の遺骨をその頭部に添え、一族の墓標となったトーテムポールのある、無人島が紹介されました。
ワタリガラスの神話を追っていた、星野道夫の写真集にあったような風景が続きます。
あえて修復はせず、自然に朽ち果てるままにまかせる、一族の守り手の意志が語られました。
それもふくめて先祖の意志と。
北海道のアイヌ族の姿との共通点も多く、見ていてホロホロと泣けてきてしまいました(T_T)
屋久島のような苔蒸した大木。年輪を何百年重ねた杉で作られたトーテムポール。
作られ朽ちつつある枯木に、草の種が根付き、可憐な赤い花を咲かせていました。
今まで知りませんでしたが、この島を世界遺産とした選び手の慧眼に拍手です♪(^^)ゞ