ことりのそら

2006/02/16(木)00:06

みちしるべに出会う

思うこと(19)

職場のお茶とお昼時のコンソメスープのもと(別名野菜ブイヨン^^;)が なくなったので、いつもの通販のお店でお買い物。 もちろん(?)、フェアトレードのチョコレートも、ちゃっかりと。 どっちが主目的かって? それは聞かぬが花☆ ん~~~、お~いし~~~♪(……^^;) ……さて、箱の中には緩衝材として古新聞が入っていた。 破かれてくしゃくしゃのそれをたたみなおして片付けようとして手が止まった、 何だか『……野菜は、耕さず、草は抜かず、無肥料が基本……』とか 書いてあるぞ? がさがさ開いてよーく見ると、自然栽培のお野菜の話だった。 耕さなくっても、雑草の根っこで土は細かくなって、 耕さないことで土壌の微生物が元気になるから土がふかふかになって、 草が生えることでクモなんかの天敵がいっぱい増えて、虫の大発生を防ぐ、云々。 貸し農園が閉鎖されて、そこはきれいに整地されて柵で囲まれたんだけれど、 その何ヶ月かあと、自然栽培でお野菜を育てていたところだけ、 こぼれ種から芽が出て、緑が茂っていたんだって。 次の年にもまだ、お野菜たちは人の力を借りないで元気に育ってたんだって。 うふふ、と、何だかにっこりしてしまった。 うんうん、そうなんだってね。私は経験したことはないけれど、 そうなんだっていうお話を、いろんな形で聞かせてもらえる。 あんまりあっちこっちでぶつかるから、それが普通だと思ってしまうくらいに。 生き物には、自ら生きる力がある。自ら育つ力がある。自ら癒える力がある。 私は基本的には、症状を抑えるお薬とかは嫌いだから、病気をしても使わない。 症状は治るための働きだったり、異常を知らせる声だったりするから。 代わりに、自ら癒える力を手助けしてくれる、ホメオパシーのレメディーを使う。 でも、どうしてもの時はお薬を使う必要もあるだろうし、病院にもいくだろう。 だけど、どんなときが『どうしても』という状態なのか、よくわからないから、 そして、レメディーの使い方にもまだ慣れていないから、そのことで、 たとえば手遅れになっちゃったらどうしようとか、そんな心配をしたりする。 特に、人様のことは、たとえ家族であったとしても、とても怖い。 症状を薬で押さえ込んだりワクチンで予防したりすることが 自ら癒える力や生きる力を損なってしまいかねないと知っていても、 じゃあそうしないでもし何かあったらどうするんだ、って考えるととても怖い。 かくて、たとえば祖母のところへインフルエンザの予防接種の案内がくると、 それはもう悶々としてしまう。もしかかったら、対応できずに重症化したら。 ……なぁんて話をホメオパスさんにして、言われたっけなぁ、 レメディーなんかなくったって、人は治れるんですよって。 ついでに言うと、病気だって、かかるだけの要素が自分の中になければ かかることはないというし、要素があるなら、病気にかかることで その要素を掃除してしまうことができる。……程度問題とか時と場合とか いろいろありはするけれど、だから、病気=害悪というのは、ちょっと違う。 ホメオパシーを知る前から、ある程度はそっち系統の考えでいたし、 自分の風邪くらいなら『体や心のお掃除』って喜んで、抵抗なかったけれど。 これもやっぱり、ホメオパシー以外のところでもそういう話によく会うので、 少しずつ、病気なんかに対するとらえかたが変わってきている気がするな。 とはいえ、たとえばガンになってしまったときにこれを貫けるかというと いささか自信がないし、しんどい症状出るとやっぱり大騒ぎするし、 やっぱり、人のことは、考えるだけでもすっごく怖いけれど。 ……でも。 自ら生きる力、自ら育つ力、自ら癒える力。 生きているならそれを持ってることを、また思い出させてもらった。 不安になるたびに、こうしてそっと肩を叩いて微笑みかけてもらえる。 いろんなかたちで、いつも。……うれしいな。 (野菜の話から、いったいどこへ飛んじゃうやら^^;) ちなみに、自然栽培のお野菜の記事の裏側は、なんと棚田保全のお話だった。 そこに書かれている棚田の価値は、私も部分的にではあるけれど 自分の体と心で知ってる。棚田の保全が自分たちのためであることも。 というわけで、これまたうんうんとうれしく読んだ。 すごいなー。通販の荷物の緩衝材として、こんなのが入ってるなんて。 そうでなければ出会えなかった、遠いところの、しかも夕刊の記事。 おまけに、破って使われてるのに、真ん中のページだったから1枚分全部あった。 日付を見ると3年前。…重ね重ね、よくもまあ、出会えたもの。なんてうれしい。 棚田の記事の中に、映画『阿弥陀堂だより』の話があったりして。 これまで映画館に行ったのは両手の指でおつりがくるほどかも、という私が 珍しく観にいったっけ。すんごくすてきな映画だったな。 3年前の記事の『去年』だから、もう4年前になるんだ。びっくり。 あのころから、いろいろ変わって、いろいろ変わってなくて、 でも、今こうしていることが、とてもうれしくて、そのこともうれしい。 いつか、今日のことを思い出して、うわー、もう○年前なんだ、なんて 目を丸くしたりするのかなぁ。そのときも、うれしく思えるといいな。 ……なぁんてことを考えてたら、電話がかかってきた。 夜の10時過ぎ。こんな時間に何の騒ぎだ?? 慌てたもんだから『はいっ、ことりハウス(仮名)…』なんて、 職場名を名乗りかけ、8割くらいのところでやっとこ気づいて、 さらに大慌てで『……じゃない、そらの宅ですぅ』。 ………電話の主が知ってる人で、よかった。 かなりびっくりさせちゃったみたいだけど。(そりゃそうだろう^^;) ちなみに職場で留守番してるときも、ぼーっと考え事していて、 かかってきた電話に『そらのです』って出ちゃったことがある。 このときは、なんと、電話の主にそれを指摘されるまで気がつかなかった。 『……ことりハウス(仮名)です、でしょ』と呆れ声で言ったのが 友人だったことに心底安心して、受話器の両側で笑い転げたっけ。 電話は、こないだちょっとしたプレゼントを送った親戚の人だった。 送ったもの、喜んで使ってくださってるようで、とってもうれしかった。 その前にお邪魔したときに、いろいろとってもうれしかったことも、思い出して。 そりゃもう、幸せ気分を思いっきり反芻しておりましたとさ。 本日の簿記:……というわけで、その………。 もうすぐ日が変わる。練習問題は制限2時間。検算してもたいてい時間余るけど。 さて、この時間から……どーしよーかなー^^;

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