ことりのそら

やっぱり職場にて。

だいぶ前から調子悪かった隣の人の電話が、いよいよご機嫌斜めで、
通話中に沈黙するという事態に発展した。

どうも電話線の接触がよくないらしく、新しい線を繋いだら「あ、繋がる」。

おおめでたい、とニコニコ聞いていたんだけれど、手違いで私の電話に繋がる線が
引っこ抜かれていたこと判明。

他の人に指摘されて気付いたその人、頭かきつつ、「ま、いいか」。

もちろん私は即刻「よくなーい！」と叫び、聞いていた人は吹き出し、
繋ぎ間違いに最初に気付いた人は床を剥がして正しい線を探し始めて
くださいましたとさ。

無事に正しい線を見つけられて、ひと安心。
でも、もしかすると、線がなければ電話に出なくていいから、ある意味いいかも、なんて
向かいの席の人と笑いましたとさ。