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テーマ:骨髄バンク(10)
カテゴリ:ドナーの側で&UD
先日、最終同意に出かけてきました。 関東にある某大学付属病院。。。 二度目の骨髄提供。前回、骨髄提供で入院した病院の近くの大学病院なのだが 前回、入院した昼・・・その大学病院の地下食堂で昼ごはんを食べたな~~ なんて思いながら、大学病院へ足を踏み入れた。 ガンダムオタク(夫。以下ガンオタ)も私も昼ごはんを食べてなかったのだが あまり、時間もなかったので売店でパンを買いほおばった。
最終同意には、医師(血液課の先生でしたw)、骨髄バンクのコーディネーター、 ドナーになる人(ガンオタ)、ドナーになる人の家族(私)、 そして・・・弁護士が立会いの元に行われる。 今回の医師の話しはとっても面白かった。 人間の体ってどうしてこんなに不思議でいっぱいなんだろうか?と思うほどに 面白かった。「 人間の体の事をもっと知りたい 」と思ってしまうほど。
それにしてもやっぱりなぁぁぁ。 一回目をやっているから、この後の行程がある程度わかっているから・・・ カウントダウンされているようで・・・ものすごくイヤだなぁ。 最終同意をした後は・・・今の段階では「 撤回はできない 」のだ。 (骨髄バンクの方でこの言い方に関しては、一応話し合いされているようですよw) 「撤回ができない」・・・。撤回したら即相手の患者さんの命にかかわるわけなのだから それぐらいの拘束力でもいい気がするけどねぇ。
最終同意には術中、術後に起こりえる事態というものの説明をする。 ようは、「100%心配なしではありませんよ」と言う事。 骨髄バンクがない時には日本でも死亡事故が起きている。 世界でも4例なのだそうだが・・・。 それ以外にも、術中腰にさした針が腰骨を貫通し、腹膜を傷つけてしまった と言う事があったり、神経を傷つけてしまったということがあったり。。
「まったく、健康な体を・・・」「どうして、わざわざ・・・」という人が結構いる。 実際、一回目骨髄提供をすると知った私の親戚たちは大半の人たちが 「健康なのにそんなことしなくても・・・」と言ってきた。 「反対しなさいよ」とも言われた。 ガンオタが「そう言う人に限って身内の人間が骨髄移植で治る可能性が あります。って言われたら目の色変えて「検査受けてくれ」って言って回るんだよ。 ・・・・他人の時には「わざわざしなくとも」といいながらな。。。」 義両親も例外に漏れず・・・こちらは・・・ 「 親子の縁を切る 」だの「 家の敷居はまたがせない 」だの・・・ なんだか、的外れな事を言ってきておかしかったんですけどね。 私としては「敷居はまたがせない」って言ったんだから同居もとめてくるなよとw
骨髄バンクに登録する際に家族に確認が必要だし、移植のドナーになるためには 最終同意で家族の承諾を得なくてはいけない。 やはり、「健康なのにどうして」とか「親子の縁を切る」だなんていう人がいる以上 ・・・・白血病で亡くなる人たちは減らないんだろうなぁ。
ガンオタは『 え?・・別に、俺が興味あったから・・・やりたいだけ 』なんて言ってたけど ・・・本心じゃないんだろうなぁ~これ。 興味があったからで・・・二度もやらないよ(・m・ )クスッ ひねくれていると言うのかなんと言うのかw 興味を満たすだけなら、一回でいいわけだしさ。 誰かのために・・・という善意でやっていないというのも確か。 何かしなくてはいけないというのでもないのも確か・・・
今、自分に出来る事を・・・・しているだけなのかもしれない。 今、自分で出来る事の最大限をしているだけなのかもしれない。 ガンオタの財布の中には・・・・脳死の際の生体肝移植のカードも入っている。 私はそれに関してはまだ・・・自分の気持ちの整理はついていない。 脳死して移植してくださいと言われて、私が「Yes」と言える自身はどこにもない。 ただ・・・・ガンオタの意思を思えば・・・「Yes」と言うべきなのかもしれない。 今、自分が出来る最大限の事を・・・・という意思を尊重するなら「Yes」というべき なのかもしれないが、まだそれに関しては私の中で整理がついていない。 カードを持っているという事から考えたら、そういう気持ちの整理というのは つけておかないといけないのかもしれない。 でも・・・私は「yes」と言える自身はどこにもない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年09月26日 09時51分00秒
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