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テーマ:つぶやき(12125)
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なぜかぽんぽんといっしょにはまってしまったポケモン。
何の罪もない小動物をバトル&ゲットするというわけのわからない世界観だが、そういうのを全部棚に上げても、ピカチュウはかわいい(*^^*) ま、それはいいのだが… ポケモンに毎回出てくる、これまたわけのわからないロケット団という悪役がいて、これがまた毎回わけのわからない「名乗り」をする。 「なんだかんだと聞かれたら、答えてあげるが世の情け(中略)われら無敵のロケット団」 というのだが、横で聞いていたダンナが「これってどっかで聞いたことがあるなあ」といった。 それではじめて気がついたのだが、これって弁天小僧菊之助の、 「しらざあ言って聞かせやしょう」 のパクリだったようだ。 なるほど…こんなところにも脈々と… そして先日のこと、相変わらずあっちが痛い、こっちが痛いと苦情たらたらの父に、整体を薦めていた。 「それ、体全体の血流の問題だから、病院行っても無理だよ(実際、検査の結果まったく異常なし)整体行ってみたら?東洋医学もばかにしたもんじゃないよ。ほら、中国三千年だし」 競馬の新聞を眺めながら右から左に聞き流していた父が、ちらりと鼻眼鏡越しに私をすくい上げるように見ていわく、 「けっ、白髪三千丈だ、当てになるか」 「…」 白髪三千丈 (はくはつさんぜんじょう) 縁愁似箇長 (うれいによりてかくのごとくながし) 解説:詩仙・李白の五言絶句。あまりに悲しくて頭が白髪になり、それも長くなって三千丈(なんと9キロ!)になっちゃったよーん、と言う意味だが、日本では最初の一行を取り出して、ものすごく大げさなことのたとえとすることがある。 高校時代の漢文の先生がめっぽう厳しくて、ものすごい量の漢詩を暗記させれられた。その中にこの李白の詩が入っていた。脳内OSのファイル検索がフルスピードで作動して、ようやくこれを引っ張り出してきて、 「…おとうさん、うまいこというね」 となんとか相槌を打つことができた。 「なにそれ」 って聞かなくてよかった… 古典って、やっぱり日本人としての素養なんだよな、と改めて思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年10月31日 23時16分01秒
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