カテゴリ:日々の暮らし
「春休みなので、バアバのお家に泊まりたい」と5人の孫がやって来た。
高学年の女の孫が電話で連絡しあって決めたのだろう。 ママたちに連れられて嬉々とした表情で入ってきた。 「よろしくお願いしまあ~す」と私達に。 全員正座して、ご先祖様に手を合わせご挨拶。 と、そこまでは良かったが、それからが、まあ大変。 もう家中でかくれんぼが始まった。押入れ、洋服ダンス、バスルーム、ベランダのロッカー、じいじの部屋の炬燵。 家中走り廻って鬼ごっこ。 はたまた、私の洋服を引っ張り出して、ファッションショー。 次はお店屋さんごっこ。あらよる物に値札が付いてうっかり外に着て歩けない。 8人家族だったので、部屋数が多いことは確かだ どの部屋も、まるで竜巻の通った後のようだ。 わたしも子供の頃、母の実家で従姉たちと遊んだ事が、いい思い出になっているので、少々の事は大目に見て置こうと決めたが、 今の子は塾通いで春休み位しかゆっくり出来ないようだし、学校の勉強だけでも大変なのに 学習塾や習い事が多い。子供の可能性を育てるのも必要かも知れないが、幼稚園から学習塾、水泳、絵画、ピアノ、茶道、あらゆる物を習っているのを孫の口からでてくる。 まあ、生活費がよく続くものだと感心する。 上の子たちが、向かいのスーパーに夕食の材料を買いに行く。 私は見つからないように尾行。 メモとお財布を持って嬉しそうだ。 中々買い物も上手だ。イチゴの売り場で、 「小さい方が美味しいのよって、ママが言ってた」には参った。 まるでおばさんたちのようの会話を楽しみながら・・・・。 ポリ袋へ詰める時、 「潰れるものは上、重いものは下にするのよ」 「直ぐ食べるものと料理するものを分けて入れよう!」 さすが、ママを良く観察している。 「おやつはドンキホーテで買おうよ」 オイオイ ドンキには行っちゃいけないよ。 「百・均で玩具も買おうよ」 ![]() それでも黙って後をつける。 我が家は交通便もいい、街のど真ん中に住んでいるので、それも孫たちが泊まりたい理由の一つなのだ。 夕食も無事済んで、出来も良く満足したようだ。 さてお風呂。男も女も5人が一緒で屈託ない(今だけだよ) 「きゃあ~!きゃあ~!」 底が抜けそうなはしゃぎ様。 泡・泡・泡・・・・ ぐるぐるぐる、ジャグジー風呂状態。 2部屋一杯の布団で、合宿所か修学旅行のようにはしゃいで、眠りについたのは10時近くだった。 ![]() 下の娘がアシスタントに来てくれたから大助かりだった。 翌日の午後、親たちが迎えに来た。名残惜しそうにそれぞれ帰途に着いた。 ママたちはゆっくり休めたろうか? 孫たちはいい思い出になったろうか?、 もう、今年きりかものしれない・・・・・・・。 高学年になると来れなくなるし、転勤族なので次は何処かへ離れてしまうし、 今のひとときを楽しんで、大事にしたい・・・・柄にもなく弱気な私である。 孫たちの有り余る元気が玩具と共に、広い座敷に転がって静かになった。 ![]() 私も工房の案内状と新聞に受講生募集を依頼し、迎え入れる準備をしよう 藍の種蒔きも始めなくてはいけないし、今年もパワー全開で頑張らなくっちゃ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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