宿坊にて出羽の旅の初日の夜、宿坊のご神前で夕食をいただきました。隣に座ったおばあちゃまから「お若くてうらやましいです。」と声を掛けられました。 私は50歳を越えたおばちゃんなのですが、とりあえずこの一行の中では最年少。 白髪ながらショートカットのよく似合うシャレた方だと印象を受けましたが、それよりなにより背中がシャンとしていて、これはだたもんじゃあないなと思わせる雰囲気の方なのでいろいろお話を伺いました。 65歳の時初めて月山の頂上を目指し途中で投げ出しそうになったこと。 それから意を決し訓練し、今では息子さんと山友会という山歩きのサークルに所属し毎週全国の山を歩いていると… しかも渓流を越えたりかなりハードな内容の山歩きのようです。 八戸の言葉でいうなら「はちゃがり、ばあさん」(跳ねっ返りばあさん)と、子供にも孫たちにも呆れられておりますと話していましたが、ふくらはぎの筋肉のつき様はアスリートそのもの。 私のたるんだポヨポヨのふくらはぎとは大違い。 そして現在、御歳77歳! このおばあちゃまは翌日、月山頂上を目指すとのことで「自分をいじめずにゆーっくり登れば大丈夫ですよ、一緒に登りましょう。」と誘ってくれたのですが… 実は私も主人も父さえも、はじめから八合目でのご祈祷で終わらせるつもりでした。 なので今年は下見に来ました…なんてごまかしてしまいました。 そして、父もおりますからって父のせいに…神様の前で… ![]() ![]() 月山八合目 湿原にて 次へ ジャンル別一覧
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