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月山へ


出羽の旅2日目。
朝五時に宿坊を出発のため四時前には皆さん出掛けるための準備を始め、その物音で目が覚めました。
準備を整え朝のご祈祷、その後朝食。
御膳にはおかずが品数多く並び、御飯にお味噌汁とあんころもち。
私は力餅となるあんころもちをいただいたので、さすがに御飯は頂きませんでした。
でもおばあちゃん達は、やはり米の飯はどうしてもはずせないようで全部ペロリ。
御世話になった宿坊の方々にお礼を言い、口々に「ではまた来年」とバスに乗り込みました。
そして、いよいよ月山へ出発!

天気は最高、朝の空気がうまい。
途中ブルーベリー畑を見ながら、バスは山道を登って行きます。
そうこうしている内に山道はどんどん狭くなり、ヘアピンカーブが次々と…そうか!
バスをチャーターした理由が理解できました。
車2台がすれ違うのもやっとの狭い山道で、無線で上りと下りの連絡をとりながらすれ違うのです。(警備会社の方達が待機しています。)
ひとつまちがえると谷底へ!
これは慣れたプロの方にお任せした方が、旅が楽しめるという訳です。

昔の修験者達やこれまでこの道に関わってこられた方々の、幾多の苦労と犠牲を思うと、今こうして簡単に訪れる事ができるようになった事へ感謝せずにはいられない気持ちになったほど険しい山道でした。

さて、六合目まではドライブ日和の素晴らしいお天気だったのですが、そこを過ぎると怪しい雲行き。
雲?霧?ガス?
うねうねとしたカーブを何度も繰り返し、標高1984mの月山の八合目にバスは無事到着。

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ここから月山頂上を目指す登頂コースと、八合目の御田原神社(中之宮)あたりでの自由行動コースに別れます。
自由行動班は湿原散策後湯殿山側にバスで先回りし、降りてくる登頂班を待つというシステムができあがっており、なるほどぉ。

私は後者…前者は上りと下り合わせて6時間以上をかけて山道を歩くのです。
途中かなりの難所もあるとか…軟弱な根性ナシちぇるしーには無理、絶対無理。
現に八合目のトイレには数年前に行方不明になった方の、顔写真と当日の服装を説明したはり紙が貼ってあり思わず緊張。
23名中7名の登頂班は宿坊のご主人の案内で、月山頂上そして湯殿山神社を目指し登って行きました。

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父は私と主人の先に立ち、これまでの山の思い出を語りながら歩き出しました。
でも父の足取りは思ったよりおぼつかなく、途中数回転ぶことも…
それでもこの山に来たがっていたのですから、娘として初めて父の役に立てた思いがしました。

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中之宮でまたご祈祷。(ちなみに祈祷料は一人3000円でした。)
小さな小さな社殿には神主さんが一人、宝くじ売り場を連想するコンパクトで機能的な作りに妙に関心。

ガスがかかり天候がもっと良ければと思ったのですが、歩くためには暑くなくいい条件とのこと。
それでも時々青空が顔を出してくれ、それはまるで天国の覗き窓のようでした。

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