第4-508話 クラウスの記憶 -04 (便利ね~)
.青マント男 ( 最善を尽くすのみ・・・。 )クラウス総帥 ( ・・・・分かった。 )~ ~ ~和恵姉さん 「見えない連中の[気]が盛り返している・・・。」峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「見てくるアル。」 V ズバっ☆ Vゾルダ 「ってこたぁよ、息を吹き返してきたってことだな。 またとっちめてやるか。」和恵姉さん 「Spec-03よ、あの数、あなたでも簡単にはいかないでしょ。」ゾルダ 「なぁに、数字も上だしおまけの能力もある。 時間がありゃどってこたぁねぇ。」 V ズバっ☆ V峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「水分が飛んで見づらくなってる。 それより姿が変わってるアル。」ゾルダ 「はぁ~?」峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「恐竜に近いよ なんか翼みたいのも生えてた・・・。」ゾルダ 「ちっ、いってくっか。」 V ズバっ☆ V和恵姉さん 「翼かぁ・・・、空で移動されたら始末悪いわ。 行きましょう。」 サッ☆峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「はぃアル~」 V ズバっ☆ V そのころ、水分がかなり乾燥したと見え、体温も皆も閉鎖された空間で戻りつつあるようで、 スローな動きからは解放され始めていた。その場で翼を大きく開いて羽ばたくしぐさもみられ る。 V ズバっ☆ Vゾルダ 「なんだこいつら・・・」 V ズバっ☆ V峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「ね、変わってるアルよ・・・」 サッ彡和恵姉さん 「あらあら、変身? 覚醒? しちゃったみたいね。 これ壊さなきゃ入れないけど、解放 もしたくないか・・・。」 ( バリアに片手を添えて上方に目を向けた )峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「我らなら♪」 V ズバっ☆ Vゾルダ 「ってことだ。」 V ズバっ☆ V和恵姉さん 「便利ね~」 V ズバっ☆ V V ズバっ☆ Vゾルダ 「くつろぎ中に悪いな、邪魔するぜっ! そりゃっ! 」峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「覚悟するアル~ はぃっ! 」 ズゴっ バシっ だが、峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「えっ !? 」ゾルダ 「なにっ !? 」 二人が驚いた! 先程では倒せたパンチ、蹴りを見舞ったが体がやや飛ぶか、顔が飛ばされる程度で、またこち らを睨み返して来るではないか !?峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「一発で倒れない・・・。」ゾルダ 「なんか硬ってぇぞ・・・。 ふざけやがってぇ・・・」 姿勢をただし、顔つきが変わる 陽江(ようこう)、峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「もうチョイと本気出すでいいアルね。」 こちらも真剣な目付きで、ゾルダ 「いいねぇ、数も えれぇいやがる、楽しめそうだ。」峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「姿はほとんど見えない、けど[気]で十分アル。 いっくアルよぉぉぉ! 」ゾルダ 「ナメて掛かって、、、、 悪かったなぁぁぁっ! 」 『 はぁぁぁぁいっ! 』 『 うりゃぁぁぁ! 』 ドスドス ズゴっ ボコっ ガスっ ゴスっ 二人は、一撃一撃が重い蹴り、拳、手套を繰り出し始めたっ! Spec-05 の本領発揮というべく、先ほどとは比べ物にならない力のこもり方だ! 打ち込まれた薄らと姿の見える生物の目の瞳孔が開いたまま体を[く]の字に、そしてゾルダ の両手を握ってのまき割りのような一撃に、地面に叩きつけられて動けなくなった。 時折しっぽと思われるやや離れた場所からの打撃を食らう! バシっ が、立ち位置をズラされる程度に食い止め、われ関せずと手短な見ずらい進化型生物を確実に 仕留めていく。和恵姉さん 「母体が強靭になり、彼らでも3発は入れないと倒せないか・・・。 それにスピードより一発 が重い打撃力で・・・。 この数では一日あっても足りなそうね。」 そこへ、 V ズバっ☆ Vザウバー 「おらおらぁテメーら、こんなザコに何手間取ってやがる、日が暮れんぞっ。 笑われて明 日から表歩けねぇからもっと気合いれろや! うぅりゃゃっ! とぉりゃゃっ! 」 凄い、後から来たザウバーは、重い一撃で倒していくっ!ゾルダ 「兄貴は慣れてんなぁ、負けてられっかよっ! うりゃゃっ! おぉりゃゃっ! 」和恵姉さん 「でもあのペースでは長続きしそうにないわ・・・。」 \ /ずぼっ つぶやいた和恵の横の地面から顔を出した杜 土俊(と どしゅん)、[土軍長]杜 土俊(と どしゅん) 「和恵殿、俺が中までの通路、作ります。」和恵姉さん 「あら、気が利くわね、お願いするわ♪」[土軍長]杜 土俊(と どしゅん) 「かしこまりました。」 \ /ずぼっ和恵姉さん 「私が入ったら、この穴は埋めといてね~☆」[土軍長]杜 土俊(と どしゅん) 「はい。」 出来た穴から中に入る和恵、出口の淵に片足を立ててスクっと立ち上がり、腰に手を当てて辺 りを見渡す。和恵姉さん 「ん !? 締切状態だからか・・・湿度は高いは酸素は少ないは・・・・。 ひどい環境だこと。」 後ろではサクサクと穴が埋められていた。 視界の中では、ザウバー、ゾルダ、陽江(ようこう)達が立ち振る舞っている。和恵姉さん 「硬い皮膚で覆われ体力バッチリの体。Spec-03 の俊敏さと力を持つ・・・ それがこの数 か・・・。 ザウバー達3人でもあのペース、ドームが解放されたらやっかいね。 さぁ~ってと、お気楽抜きでやったるか。」 二匹の見えない進化型生物が和恵に近づいてきた。 そして和恵に向かって握り拳、もう一匹 は横蹴りをくらわした! ガスっ ズコっ 身構えることなく棒立ちの和恵。和恵姉さん 「言っても攻撃力はこんなもんなのね。 受け手に回るとどう?」 キツい目線で横の進化型生物を睨みつけたと思った瞬間っ! ズバンっ ズボンっ\|/ 突如、和恵の横に居た二匹の進化型生物の頭が吹き飛んだっ! と、既に歩を進め出している和恵。和恵姉さん 「Spec-01 はわざと大進軍をさせて注意を引かせておいて、この部隊はテレポートで移動。 つまりこっちはメイン、進軍の本体って事。 一匹たりとも残さないわよ。」 ズボンっ ズシャンっ ズバババババンっ ズボンっ ズシャンっ ズババババババンっ うじゃうじゃと進化型生物達の居る辺りにツカツカと歩を進める和恵の周辺で、次々と頭、体 が破裂し始めた。ゾルダ 「い、一撃で吹き飛ばしちめーやんの・・・。」峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「ペース配分、わたし 一撃では・・・無理アル・・・」ザウバー 「ったく、一発の質量が違うんだよ。 倒す量、オレ達3人で姉貴が倒す量越えなきゃ洒 落になんねーぞ! もう一段気合のギアを上げろやっ」~ ~ ~ -つづく-第4-509話 クラウスの記憶 -05 へ (こうなるよね) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ