2020/09/09(水)16:51
第4-503話 ゆうすけの知能 -09 (ボクちゃんじゃ頭こんがらがって無理だ)
.
ゾルダ
「嘘だろぉ・・・・なんだコイツ!」
!? ドスっ★
ゾルダも蹴り込まれるもすぐさまパンチで反撃っ! が、またも空を切る・・・。
『遅いからよ。』
[近衛軍長]チーラン
「カズエっ!」
パシっ パシっ
突然現れた和恵にもパンチと思わる攻撃があったようだが、和恵は手の平でそれを受け止めて
いた。
和恵姉さん
「ふぅ~ん。 すぐに無くなるわこれ。 攻撃の時は空気の塊となり、終わると大気に戻っ
てる。」
[近衛軍長 補佐]スウラン
「空気? どういう事ある?」
パシっ パシパシっ
和恵姉さん
「なんか、オン・オフしてるって感じ。」
[近衛軍長]チーラン
「オン・オフ・・・・?」
和恵姉さん
「そ、この感じだと、攻撃してくる時は空気を圧縮して打ってくる。終わると解放してまた
空気に戻る・・・みたいな。」
ゾルダ
「なんだそりゃ???」
パシっ パシっ パシパシっ
和恵姉さん
「私、これ受け止めて掴んでいるんだけど、、、、握ると空気になっちゃうの。
陽江(ようこう)、代わりにあっちお願い。」
峨眉拳 棲 陽江(す ようこう)
「分かったアル。」
V ズバっ☆ V
[近衛軍長 補佐]スウラン
「そっか、だから受けた後の攻撃はみんな空振り。 火炎も同じあるね。」
[近衛軍長]チーラン
「じゃ、空気が相手か?」
和恵姉さん
「そうね。 ここに誰かが居るというよりは、攻撃だけを発生させているって感じ。
空気じゃ埒が明かないわね。 でも、動かしいる元を叩けば。。。
ゾルダ、ミカールの所に移動できる?」
ゾルダ
「さっき見たからな。 いってくらぁ。」
V ズバっ☆ V
[近衛軍長 補佐]スウラン
「なんかややこしい・・・。」
[近衛軍長]チーラン
「カズエこなかったら、ここに居た全員サイドバッグだった・・・。」
和恵姉さん
「少なくてもあなた達はね・・・。
さ、ここは凌紀(りょうき)と水軍長にまかせて、あなた達は利江ちゃんのところに。
私はゾルダの手伝いにいくわ。」
サッ☆
[近衛軍長]チーラン
「・・・・ 我らだけでは守れなかった・・・・。」
[近衛軍長 補佐]スウラン
「でも今は守れてる、それでいいある。 さっ、行くあるよ。」
[近衛軍長]チーラン
「あぁ。」
~
~
~
[竹林総元帥]チュウラン
「本当にクラウスとやらはここに現れるのか?」
ゆうすけ
「あぁ。 ここ も 可能性はある。 なんせ自らの手で欠けた石碑の一部を持ち出
している以上、一度行った場所、並びに会った人の元へは移動できるからね。」
シュナイケル
「その通りだよー。」
V ズバっ☆ V
峨眉拳 棲 陽江(す ようこう)
「バトンタッチしたアル。」
ゆうすけ
「お疲れさん。
だから、この地に隈なく月光軍を配置させている。どこに現れるかは限定出来ないから。」
[神霊巫女]利江
「そこまで先読みして見抜くなんて。」
ゆうすけ
「突いたら、逃げ道や抜け穴を1っだけ残して置くのさ。つまり、次に行動する事をこちら
から誘導し、その選択が1っならば策は練りやすい。 後はその連続って事。
それにその配置が出来る人員と軍がここには居るからね。」
シュナイケル
「ボクちゃんじゃ頭こんがらがって無理だ。」
[竹林総元帥]チュウラン
「お前とゆうすけを一緒にするな!。」
シュナイケル
「おー怖い怖い・・・。」
[神霊巫女]利江
「陽江(ようこう)さん、状況は如何ですか?」
峨眉拳 棲 陽江(す ようこう)
「西艶(さいえん)殿と水軍長殿のお蔭で、見えないヤツらは止まったアル。」
[竹林総元帥]チュウラン
「うむ、まだ予定通りのようだ。」
ゆうすけ
「読めないのはスナーグの動き。 まだクラウスと合流していないみたいだからね・・・。」
空軍兵
「Ryuichi が思いのほかムキになっている様子でした。」
ゆうすけ
「とうとう打ち明けたか。うっぷんが溜まってたんだんだろう。 よくずっと我慢できてい
たと感心しちゃうくらいに。」
[神霊巫女]利江
「でも全拳武道団の情報源が無くなっちゃう。」
ゆうすけ
「たぶん、もう必要ないだろうな。そこは大丈夫さ。」
そこへ、
[近衛軍長 補佐]スウラン
「戻ったある~。」
ゆうすけ
「スウランもお疲れさん。」
タロ
『CUuuu』。。。 ( 利江の横で伏せてる姿で )
[近衛軍長 補佐]スウラン
「ゆうすけ凄い~♪」 ( ゆうすけに抱き着くスウラン )
[近衛軍長]チーラン
「喜ぶのはまだ早い・・・。」
[近衛軍長 補佐]スウラン
「気持ち伝えた。。。 それにご褒美も必要あるよ。」
シュナイケル
「しかしよぉ、なんでこんなに瞬間移動出来るやつが多い訳~?
そんなに安売りした覚えはないのに・・・。」
ゆうすけ
「本来は[北]、その一派の専売特許みたいなものだからな。」
シュナイケル
「なんとか君、きみはほんと良く知ってるねぇ。。。」
ゆうすけ
「大方予想は出来ているよシュナイケル、お前も もう素性明かしたらどうなんだ?」
シュナイケル
「自己紹介ってか? 待ってました~♪ ボクちゃんは、[サイキック]の持ち主。
ドイシュに住み・・・」
ゆうすけ
「そうじゃねぇよ。 方位、[風向き]の話さ。」
シュナイケル
「けっ、折角自己紹介のお時間がやってきたと思ったのに・・・。 まじの方かよ。
こんなところで暴露するとは思ってもみなかったが、頃合いか。
(ちょっぴり真剣な顔つきになり、)
おれは陳北家、北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都 ってぇのが正式ネームだ。
おわかり?」
[神霊巫女]利江
「陳北家の・・・北流・・・。」 ( タロの頭を撫でてた手が止まった )
[竹林総元帥]チュウラン
「そぅ、北の北。」
[近衛軍長 補佐]スウラン
「北の陳家・・・ 」
[近衛軍長]チーラン
「 ・・・ 北流伝承者 ・・・・。」
ゆうすけ
「つまりこういちと一緒さ。彼は 陳北家 の北流、[北]の筆頭者ってこと。」
陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと)
「そういう事。。。
なんとか君は何でもお見通しってか。まさか誘導されて明かすハメになるとは思いもしな
かったぜ。
だがよ、なんでこの娘も他の連れも瞬間移動が出来る? 瞬間移動ってのは北・北の特権。
それでも全員とはいかないくらいの代物なんだぜ。」
ゆうすけ
「瞬間移動が出来るってのは、陳北家 の中でも 北流 だけなのか?」
陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと)
「そだよ~。
その上、その娘は炎も扱えるんだろ? なんとか君は物知りだから教えてあげるけど、ボ
クちゃんも出せるんだな、( 人差し指を上に向けて指先に炎を出現させる )ぼっ
ただ アイツの炎はこっちの使える程度、、、、なんてのと次元の異なる火力。 別の [風]
モノだぜ。」
ゆうすけ
「ふぅ~ん。。。」
-つづく-
第4-504話 ゆうすけの知能 -10 へ
(一つ聞く いいアルか?)
※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。
また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。
● 第一章 1 話 へ
● 第二章 TOP へ
● 第三章 TOP へ
● 第四章 TOP へ