感動だぜ!!うろこの向上レポート洗剤ギフト詰め合わせセットを梱包する作業を紹介してもらい、出かけました。 特有のニオイが充満するプレハブ工場群。 うぃ~気が滅入る~。 そこが現場でした。 (男性一人は、だれかの息子らしい) ブンブンとびかうフォークリフトの運転手も、もちろん女性。 (工場長は男性のようですが、いらっしゃいませんでした) 続いて、工場内の掃除・・ 出るわ出るわ、工業地帯特有の、黒くて重たくて毒々しい砂ぼこり。 どの機械もメンテが行き届いていて、大切に使われているようでした。 責任者らしき人が、プレスの機械を大切そうに磨いていました。 太いメインベルトコンベアーがありました。 そこに支流が流れ込むように、サブベルトコンベアーが配置されています。 メインベルトコンベアーは電動、 サブは、下り坂になっているだけで、レイアウト変更は自由自在のようでした。 サブベルトから流れてくる単品商品を、メインベルトに流れていく化粧箱に、 規定数ずつ、詰め込んでいく作業でした。 サブに流れてくる単品商品をサっとつかんでググっと(メインに流れる化粧箱に)詰める、 サっとつかんでググっと詰める、 サっとつかんでググっと詰める、 サっとつかんでググっと詰める、 この作業でした。 ・・カンタンでしょ。 様子をみながら商品の流れの速さを変え、詰め合わせ内容をチェックします。 様子をみながら単品を流しこんでいます。 だれかがイイカゲンに詰めれば、 次の人が入れる商品のスペースがなくなります。 本流のベルトコンベアーは止まりません。 後ろのみんながパニックになります。 ペースを取り戻すまで目にも留まらぬ早業でフォローをしてくれます。 (ほんとに早い!) これまた目にも留まらぬ素早さで、不完全のハコをはじき、 足りないもの追加し、商品として仕上げて行きます。 ベテラン社員が作り出しているというワケで、 彼女たちには、カラダにしみこんだノウハウと、 よりよい商品をお届けする、という心意気が詰まっているのです。 フォローしてしまうのです。 ダレでもできる仕事ではありません。 目の前のことに集中して サっとつかんでググっと詰める、 サっとつかんでググっと詰める、 サっとつかんでググっと詰める、 サっとつかんでググっと詰める、 大型扇風機がガ~ガ~音を立てているだけです。 時々、大ベテランさんが回ってきて、 いい調子、その調子、とゲンキをわけてくれるのに 笑顔をむけるのが精一杯!やべ、柳、トシ食った☆体力が・・ お昼の時間がやってまいりました。 食事はまかない付き、でした。 お皿に、一膳分のゴハンと、シャケが半分ついてました。 おかずがたりない分の白飯は、ナニゴトもないように、塩をかけていただきます。 食事が終わると、なにも言わず、みんな外へ出て行きました。(タバコかな) バイトさんたちは、ケイタイメールに夢中です。(みんな若いもんなァ) サっとつかんでググっと詰める、 サっとつかんでググっと詰める、 またコレをはじめたわけですが、ようやくヨユウが出てきて、 ペースを取り戻すために多めに作業をしてあげたり、 自分がダメそうな時は放棄したり、で、 アウンの呼吸ができています。 自分の誇りにかけて仕事をしているので、 バイト生も感化されていったようです。 なんのマニュアルもないのに、 予期せぬ出来事にも自発的に対処できていくのです。 若い人は素直だから、 顔つきまで変わってくるのが、手に取るようにわかって楽しい。 商品がどんどんできあがっていきます。 効率が、瞬く間に上がります。 ベルトコンベアーの流れ作業に、 これほどまでにスキルとチームワークが必要だとは思いませんでした。 「おつかれさん!あがってちょうだい!」と声をかけてくれました。 辛かったけど、楽しかった! こんな勉強ができて、日給までいただけるなんて!(8時間で5960円。安いけど。) 貴い、賎しい(いやしい)があるとすれば、 それは働く者のココロのうちに存在するもの、 あらためて実感しました。 ダレも声高には言いませんが(職人気質の人は、往々にして言葉が少ない。) 自分の誇りにかけて仕事をされていますから、 一緒に仕事をしていて、ビリビリしました。 小さな会社とそこに働く労働者が、懸命にたちあげた国だ・・」NHKのプロジェクトXプロデューサの言葉を思い出しました。 |