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3月27日の笠松1Rより。
800m戦のこの一戦。昨年はSSSというシリーズがあり、超短距離戦という名目で各地で快速馬達がそのスピードを競った。短距離馬にとって、重賞で勝ち負けするのは難しい。地方競馬の重賞のほとんどが1600m以上あるからで、特に南関東以外では短距離の敷居は低いのである。その中で昨季から始まったの超がつく短距離戦。需要はあると思うので、今季以降も続けていって欲しいものだ。最終戦の習志野きらっとスプリントを勝ったのは笠松のラブミーチャン。対戦相手は違えどラブミーチャンばりの快速を発揮して初勝利を挙げたのが後述するスターリングセレブである。 このレース、推しも推されぬ本命となったスターリングセレブ。実戦は8月の門別以来となった前走の笠松転入初戦。2番手からの競馬で4コーナーでは先頭に並びかける。後ろから迫ってきて、結果的に勝ったキタサンビンゴとはクビ差。このレースに出走していた他馬とは全て2秒以上の差をつけているし、3歳ー7組はこの中では出走最上位級。上積みもかなりあるだろうし、何より前走で見せた脚質は800m向き。負ける要素が見つからず、スンナリ本命に推せた。 後は800m戦2連対中のスピリット、後は3歳ー8組で走ったホシノロマン、スカイマーシャル、フィオーレドゥーカ、カツゲキモンドがどういった競馬をするかという見解である。 レースはスタート後、抜群の出を見せたスターリングセレブが快足を飛ばしてハナを切る。他馬とは行き脚が違い、すぐさま2~3馬身の差ができる。2番手にはツキトスッポンがいるが、スピリットが交わしにかかり、懸命に尾島騎手が押して押してカツゲキモンドが3番手。痛恨の出遅れがホシノロマン。「この距離で行きそびれると・・・」と小森師が懸念していた通りになってしまった。 4コーナーでは完全にスターリングセレブが独走。筒井騎手は後ろを振り返る余裕ぶりだ。2番手のスピリットから3番手集団までも差が出来始める。3番手にはスタート後行かせた分だけのカツゲキモンドが後続へのリード。 直線に入ってもスターリングセレブの快足は衰えず、最後は余裕タップリにゴール。5馬身差の2着にスピリットが入り、3着には結局リードを守りきったカツゲキモンドが入った。ツキトスッポンは出たなりでなだれ込んだ感。出遅れから懸命に追走したものの、ホシノロマンは5着という結果になった。 スターリングセレブについては説明不要だろう。2着に入ったスピリット。やはり距離実績がモノを言ったか。1400m戦では結果が出せないが、こと800m戦となると話は違う馬。前々走が0秒4差の2着、前走が0秒2差の2着。そして今回・・・となる。前走は出遅れて7番手からの競馬だったが、そこからの末脚。間に合わせるだけの脚もあるし、元々先行力もある。このメンバーなら威張れる要素だと思う。その結果が3着との着差が大差であることであろう。 その3着だが、尾島騎手騎乗のカツゲキモンドが入った。前走ではこのレース出走馬、3頭に負けているが走る気さえあれば前々走のような2番手からの競馬で馬券に絡む、ということもある。勝負付け、ということから考えれば取捨が非常に難しくなってくるが、馬券に絡んだ要素としては外枠が挙げられるだろう。前述の3着に入った時は外枠10番、4着に入った時も外枠10番。今回が9番。柴田師曰く、前走は砂を被って頭が高い走法ということもあり、外枠が福と転じた模様だ。加えて尾島騎手の手腕。すぐさま前に取り付き、そのまま馬券圏内に残したのは素晴らしい。 対して出遅れが痛かったホシノロマンの大原騎手。4コーナーで前に取り付こうと上がっていったがそこで脚を使ってしまったか、最後は伸び脚が見られなかった。まともなら3着はあったかもしれない。兎にも角にも外枠一変カツゲキモンド、ダート短距離で外枠で変わってくる馬は多いので、今後も注意したいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年04月08日 23時22分13秒
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