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4月10日の金沢競馬より。
私の金沢競馬というと、買い始めたのは2年前と、実は地方競馬の中では一番遅い。というのも、私は高知競馬以外は地方競馬ネット新聞を購入して予想しているのだが、園田競馬、金沢競馬は売られてなかったからだ。当時、ほどなくして競馬キンキがネット新聞に加わり、園田競馬は買い始めた。だが、金沢競馬の対応は遅く、2年前に競馬カナザワが加わりようやく買い始めた格好となる。2年前のシーズンは回収率は悪く、また購入額自体も控えめだったが、昨シーズンは回収率が全競馬場中トップ、購入額も増えていき、私のお世話になっている競馬場の一員となった。今季も今のところ回収率は群を抜いている。現在最も相性が良い、そんな金沢競馬からの回顧録である。 このレース、全馬が2012年3走目となっている。3月18日に初戦、29日に2戦目を迎えており、近2走の見極めが最大の焦点となろう。 前走、単純にタイムが早かったのは勝ったジャイアントビートであった。C2-1組の1戦で、最後の直線で大接戦を差してみせた。復帰後、初勝利を見事飾ったわけだが、初戦は1番人気9着と人気を裏切っていたのである。これをどうみるかだが、ジャイアントビートは笠松で3戦した後の金沢復帰初戦の馬体重が573キロ。笠松へ行く前は559キロであるから+14キロである。いくら大型馬とはいえ、8歳馬。レース感覚は空いてなかったとはいえ、力を出し切れる状態でなかったとみてとれる。それが2戦目になり、変わってきた。馬体重は559キロでマイナス14キロ。笠松に行く前と全く同じ体重に戻っていたのである。レース内容も良く、更に上積みが見込める今回、というところであった。前走の内容について、管理する高橋調教師も「しっかり攻めもやって絞れていたのも結果に結びついた」と話しており、セオリー通りの”大型馬の2走目”となった。金沢全4勝の内、先行で3勝、差しで1勝と、一度も逃げて勝った事はあらず、且つこの距離の近走で逃げた事がないのでこの逃亡劇には驚いたが、道中で一時5馬身差をつけるなど好調さをスピードでアピール、最終的には後続に2馬身1/2をつける快勝であった。大敗後の変身した馬(しかも大型馬)の怖さを再認識したジャイアントビートの例であった。 2着には私が本命に推したエクストラナンバー。12歳である。金沢開幕後の2戦は共に逃げて2着、タイム差なしとコンマ2秒差と惜しい競馬。ここも逃げれるメンバーだし、枠が良い。加えて、初戦でタイム差なしで敗れたハッピーデュランダルという馬が2戦目ではこのレースの多くの出走馬に1秒以上の差をつけて連勝している。このことからも、大威張りできるメンバー構成だし、何せ近走成績に目を見張るものがある。金沢競馬で75回馬券に絡んでいる同馬、簡単に引導は渡せまい。・・・と思っていたら逃げたのは前述ジャイアントビート、エクストラナンバーも行こうとするが3番手まで。徐々に押し上げていったが、先頭との差は詰まらず。それでも人気のダイワロックには抜かせなかったし、今回も相手が悪かったと言わざるを得ないか。自分の競馬に徹せば自ずとチャンスは来るはずだ。 3着にダイワロック。ポン、と出ていった勝ち馬に対し、最初のポジション取りで後手を踏む。ポジションを押し上げていくが、なかなか前との差は詰まらず、3番手まで上げるのがやっと。直線でもエクストラナンバーを捉えきれず、すぐ後ろにはアンリミテッドが猛追していた。ダイワロックに関しては前走が過大評価されていた感がある。確かに2番手からの競馬で抜け出して勝っている強い競馬だったが、相手メンバーに強調できる馬はいないし(2着のチョウイケイケなど)、そこは相手付けの指標となる馬(ハッピーデュランダル)がいたエクストラナンバーにあるもので、この馬にないものだった。ダイワロックを買うなら人気がなかったスピードジャンボを買ってもいいわけだし、むしろ配当妙味から言えばスピードジャンボを買うべきだっただろう。どうも前走過大評価の人気馬という観点が拭いきれなかった。 このレースから学んだことは、金沢競馬や岩手競馬、ホッカイドウ競馬などの休止期間がある競馬を買い始めるのは開催初日から経って3週間ぐらいを目安に、ということである。休養から明けて2回走っていれば今回のジャイアントビートのような馬も見抜けることもできるし、指標となる材料もそれだけ多く入手できるからである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年05月17日 23時27分43秒
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