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2016年09月10日
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平成5年1月31日の東京12R5歳以上900万下ダ1600mより。
題目に東京巧者、と書いたが、このレースでピックアップしたいストロングサルタンを上回る東京巧者がいた。勝ったファイブゴールドである。東京ダートでは(4-2-2-3)、特に1600mでは陣営も自信を持っていた。昨秋に現級を勝っており、ここのメンバーを見渡しても力は断然。前走負けは2100mのものであったし、それでも0秒5差。ここでは岡部騎手の騎乗も相伴って貫禄の勝利となった。これで東京ダは5勝目。これぞ巧者、であろう。馬が巧者なら、騎手も巧者だ。この週の岡部騎手はマチカネタンホイザでのダイヤモンドS勝ち、スタビライザーでの準オープン勝ちなど好騎乗が目立っていた。人と馬が噛み合っての最終勝利であった。
そしてもう1頭、東京巧者の馬が馬券に絡んだ。8番人気のストロングサルタンだ。明け5歳でまだキャリアも浅く、ダートでは(2-1-1-2)、芝で着外2度。下級クラスだったといえ、ダートでは6割超で馬券に絡んでいるし、特筆すべきは東京ダの成績が(2-1-1-1)。加え明け5歳と、まだまだ成長する余地もあるとすれば、このクラスでも十分に通用するものはあったであろう。3走前の500万下の勝利時が脚抜きの良い馬場だったことを考慮しても1.37.4の勝ち時計。時計的にも通用するものは持っていたといえる。これだけ買える要素が揃っていて、且つ、近2走が全く求める適正の異なる舞台での15、14着で嫌われているのなら、絶好の狙い目と相成っていた。2走前の中山ダ1800mは1ハロン長いし、前走に至っては芝。3走前の競馬ができるこの舞台なら巧者ぶりを遺憾なく発揮できたと推測される。ただ、管理する元石師は「長くいい脚を使えないので、このクラスでは余程恵まれないと厳しい」とコメントしている。ここをどう捉えるかだが、まず状態については言及していないので、力は出せる状態と判断。長くいい脚を使えない、というのは、私はこの2走に限ってのことであると思う。500万勝ちした3走前は、ハイペースの中、流れに乗って徐々にポジションを上げていった。東京だからこそできた業で、これもストロングサルタンが持つ、東京での「巧者の成せる業」であると考える。実際のレースではメンバー中上がり最速の37秒0を使って猛然と追い込んできた。師の思惑とは裏腹にしっかりと長くいい脚を使ってきている。舞台が変われば、馬も変わるということ。東京でストロングサルタンは水を得た魚のように素晴らしい伸びを見せてくれた。
時は経ち、2005年小倉。メイショウカイドウが古馬小倉重賞3レースを全て制し、小倉3冠馬となった。まさに、これぞ「巧者」。いつの時代にも、大得意とする競馬場を持っている馬は存在する。ちょうど干支が一回りする12年前の東京競馬場でストロングサルタンは前を行くファイブゴールドと”それ”を見せてくれた。左回り、右回り、中央、ローカル、距離…次はどんな巧者が生まれてくるのだろうかー。





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最終更新日  2016年09月17日 13時54分38秒
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